大谷石は凝灰岩
こちらも違う地点の大谷石の石塀ですが、同じ症状が観察できます。
緻密な安山岩や花崗岩より軽くて、加工しやすく、鉄道輸送の発達とあわせ大量商品された宇都宮の一大産業でした。
でも、劣化は緻密な石と比べ、どうしても早い💦
大谷石だけでなく、房州石、高畑石、伊豆石など凝灰岩の宿命です💧
例えば、上の写真。
例えば、上の写真。
三段積んで笠石を載せてますが、一番下の石。上段より少し劣化が進んでいる模様。
雨が跳ねたり、水分が多い地面に近かったり、雪が残ったり。
いずれ、水分と冬場の凍結が一番大きな原因となり、表面からポロポロ剥がれ劣化が進むようです。
また、劣化の対策の一環で、凝灰岩石塀には最上段に笠石(屋根)をおくのでしょう。
こちらも違う地点の大谷石の石塀ですが、同じ症状が観察できます。
ちなみに、房州石では石が「とける」と表現します。
私の家も大谷石の石塀でしたが、道路に近い部分はボロボロに痩せていました。
同じ凝灰岩でもより緻密な石材が採石できるなど、採石地域内でも品質差があり、等級と価格に反映されていることもあるのはそんな事情があるからかもしれません。
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