それではここから福田美術館へ向かいます。
駅の向こうの山に見えているのは虚空蔵法輪寺。
十三参りで有名ですね。
七五三ほど有名ではないかもしれません。
十三参りとしては京都嵐山の虚空蔵法輪寺・大阪の太平寺・奈良の弘仁寺が有名です。
中ノ島へ向かう途中にスーパー銭湯「風風の湯」。
余裕があったら帰りに入りたいな。
中ノ島へは中ノ島橋を渡ります。
まだ紅葉が残っていました。
中ノ島から渡月橋。
渡月橋の奥のこんもりした山が小倉山。
多くの和歌が詠まれていますが、中でも有名なのは百人一首にもある藤原忠平の和歌
「小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば 今ひとたびの みゆき待たなむ」
で有名ですね。
そのすぐ右の山が愛宕山。
そう、朝の連続テレビ小説「ちりとてちん」の上方落語の「愛宕山」です。
「芸者、舞妓、お茶屋の女将さんから仲居さん、一八、繁八の両人もお供をいたしまして、
祇園町から西へ西へ、鴨川を渡ります。
御所、二条のお城、こいつも尻目にころしまして、どんどん西へ出てまいります。
野辺へ出て参りますと、春先のことで
空にはひばりがピーチクパーチクさえずっていようか、
下にはレンゲ、タンポポの花盛り、陽炎がこう燃え立ちまして
遠山にはパーっとかすみの帯をひいたよう、
麦が青々とのびて菜種の花がいろどっていようかという本陽気、
やかましゅうゆうてやってまいります、
その道中の陽気なこと」
このドラマで桂吉弥さんを見て、ファンになったんだっけなぁ。
今になって初めて見る愛宕山。
いや見ていても愛宕山とは知らなんだのかもしれない。
大学時代6年も過ごしていたのに・・・
人出、少ないですね。
橋の下の川には白い鳥がたくさん。
渡月橋がかかるのは大堰川です。
向こうに見えているのは比叡山系でしょうか?
川の向こうに鵜が何羽もとまっています。
橋を渡って川沿いに左へ折れると福田美術館への案内看板。
それに沿ってゆくと謡曲「小督」の五輪塔。
はい、到着です。