今日の目的は
特集展示「新発見!蕪村の「奥の細道図巻」。
新聞の「与謝蕪村の『奥の細道図巻』みつかる」と言う記事をみたからです。
あ、丁度今、逸翁美術館で「蕪村 時を旅する」展が開催されていますね。
松尾芭蕉を深く敬愛していた与謝蕪村(1716~83)は、芭蕉の俳諧紀行『おくのほそ道』を主題とした作品を数多く制作しています。なかでも、『おくのほそ道』の全文を書写し、関連する絵を添えた作品は、これまで4件の現存が知られていましたが、このたび新たに5件目となる作品が発見されました。
この作品は、史料のみから知られるものも含め、諸本中もっとも早い時期に制作された作品であり、それらの起点となる重要作と位置付けられます。奇しくも、『おくのほそ道』が刊行されてから320年となる節目の年に発見された蕪村の図巻を、関連する当館所蔵品とともに初公開いたします。
蕪村の絵が所々に描かれていますね。
旅立ち 芭蕉と曾良。
「行春や鳥啼き魚の目は泪」
須賀川(栃木県) 当地の俳諧指導者である等窮宅。二人はここで逗留。
片隅には大きな栗の木。
「世の人の見付けぬ花や軒の栗」
佐藤庄司旧跡(福島市飯坂町)
源義経に従った佐藤忠信の父佐藤庄司の館跡を訪れた。
「笈も太刀も五月にかざれ帋幟」
市振(新潟県糸魚川市) 遊女が身の上を嘆いている声が聞こえてきた。
「一家に遊女も寝たり萩と月」
今回発見された図巻の絵。
京都国立博物館の所有していた図巻から
蕪村の画風を学んだ浄土宗の僧横井金谷が描いた、蕪村筆奥の細道図巻模本から
すばらしい展示でした。
他の作品も同時展示してくれればいいなぁ。
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