会社は株主利益の追求のためにある、などとは最近は言わない。会社は顧客のためにあるというのはよく言われるが、いっそ、会社は社員の幸せのためにあると言い切っている。これは、本質を言い当てているのだ。社員のしあわせを考えない、いい加減な会社(経営者)は社員に見放され、そうして、顧客にも見放され、滅び行くものなのである。商業界第37回中四国地方ゼミナ-ル高知大会はこのテ-マが語られ多くの参加者の賛同を得た。
政権交代があって、インド洋での給油活動の期限切れとなる。単純延長は行なわれない。アフガニスタンには日本の民政支援が百有余年にわたって行なわれ、信頼関係が築かれているのである。給油により日本が船で攻めてくるとタリバンが語ったとされていることから、日本をこれに引き込みたいとする流れから、大した金額でないにもかかわらずこれほどまでに洋上給油が求められているのが本当の理由といえるのだろう。
なんとか、補正予算の執行停止で無駄な金を節約しようとしているのはわかるが、やはり、限界がみえる。公約実現の予算を張ってはいるが、膨大な国家財政赤字の解消の見通しすら立っていない。現代の山田方谷が今必要である。
ノ-ベル平和賞がバラク・オバマに決まった。その意味は、過去の実績よりも未来の成果に期待した先行投資のようなものか。国内経済政策は針の穴にらくだを通すほど困難なのもの。社会保障についても、安全保障についても、箔(はく)をつけてがんばって欲しい。
東京オリンピック招致三連敗とか。ま、南米初のリオの方が開催の価値が高いということか。第一回東京オリンピックは戦後の日本の復興を背景に、戦争により幻の不開催に終わった東京オリンピックがあったからだ。国民の復興に対するプレゼントという意味があったかもしれない。
今度東京オリンピックを開くとしたら、世界に先駆け地球温暖化防止の先鞭をつけ、国内財政の再建・復興を果たし、平和・経済・文化において世界にアッピ-ルすることができたときであろう。国民アンケ-トを見ても生活破綻でオリンピックどころではないというのが正直なところか。
今度東京オリンピックを開くとしたら、世界に先駆け地球温暖化防止の先鞭をつけ、国内財政の再建・復興を果たし、平和・経済・文化において世界にアッピ-ルすることができたときであろう。国民アンケ-トを見ても生活破綻でオリンピックどころではないというのが正直なところか。