巷で景気回復の実感がわかないのに、いくらマスコミが書きたてても、無理である。それを庶民の実感に代えることはできない。見渡せば世界はリ-マンショックの2番底が来て、どこも不況である。日本だけ好況を呈するとはグロ-バル経済のもといかないのが当然である。どうやって商売するか。信頼・愛情・心配り、そうした地道な基礎の上にたって、積み重ねていかなければならない原点がそこに見える。まやかしや、バブル志向では、期待してもよき返事も展望も見えてはこないことに早く気づかなければならない。モノづくりの日本において新しい産業をおこす知識・ひらめき・先見性こそ求められるのだが、デフレで病んだ経営陣がたちなおるのが30年はかかるといわれるのが実に気がかりである。