平成21年も終わろうとしています。大変な一年でしたね。世界金融危機のなか、日本では政権交代という大事件もありました。経済はデフレの波にもまれ依然苦境を脱することができません。景気の二番底が来るとささやかれる中で、新政権は戦後最大規模の予算を組んで、GDP3%成長をめざしています。人間重視の政策が効を奏すれば、効率重視の旧来の手法を脱して、必ずや成果があがるものと確信しています。
COP15がとりあえずコペンハ-ゲン合意に留意するという決着となった。よかった。地球温暖化が京都議定書以来まったく進展しない最悪の事態は避けられた。それに、いままで消極的であったアメリカ、中国の参加があり、オバマの主導によった点は大きかった。これだけでも画期的であった。鳩山首相の25%CO2削減の国連宣言は何らかの波及効果があったのだと思いたい。この合意は地球が一つという共感を各国が共有できる共通のテ-マとして評価したい。
苦渋の決断だったという。いまの兵員では敗北が決定的だという。そこまで追い詰められている。すでに23兆円もの支出があるうえさらに3兆円の追加支出となる。ブッシュが始めた戦争を止められない。第二のベトナムとなる懸念がある。すでにアメリカは自国のことに窮している。すでに世界の宗主国の地位は揺らいでいる。何のための戦争で、何が敵なのか、和解はないのか。アフガン国民は自立できないか。しかし、膨大な資金も底を付くとき、あのロ-マ帝国のような運命をたどるのであろうか。