モジリア

74歳のブロガー。ギネスを目指す!(^^)!
おじさんが読む「赤毛のアン」

目を向けた!見た1

2012年11月01日 | 豆本

12・11・1 

目を向けた!見た!

 

家内は机の上の一輪挿しにバラを活けてくれた。

フッと見た。

「きれいな花だな・・・」と思った。

 

ささやかな感動があったのです。

心が動いたのです。

停止した生命活動が始動したのです。つまり、

腑抜けから立ち直るキッカケだったのです。

 

パープーの松ちゃんを真似て始めた落描きです。

落描きの地図を描く、売り物件を落描きで記録する。

 

落描き絵地図も落描きスケッチも見て描きます。

そんな意識はありませんでしたが、

観察する初歩の初歩、今迄より、ほんの少し、ほんの少しですが、

自ら目を向けて、獲得した情報を、

この上なくお粗末な絵に描き込んだのです。

 

絵に描き込むことで対象物に意識を向け、

ほんの少しですが今までより注意深く視る。

 

視て描く、手を動かす動作を通じて

全体の印象、雰囲気までも無意識に

心に留めているのです。

 

描くことで獲得した情報は

潜在意識に働きかけ、新たな何かを発生させます。

 

新たな商売の手法を編み出し、

間もなく、経済的に立ち直れたのです。やがて、

 

宇野千代著「天風先生座談」に出会うことで

中村天風師創建の心身統一法に巡り合ったのです。

心身統一法の眼鏡を借りて振り返ると、

一輪挿しのバラの花のこと、落描き絵地図、落描きスケッチも

人生後半の転換点だった、と見えてきました。

 


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