モジリア

74歳のブロガー。ギネスを目指す!(^^)!
おじさんが読む「赤毛のアン」

東葛の文化と文学 書き写す -6-

2013年04月04日 | 生に目覚める頃
13・4・4
「栽培植物と農耕の起源」(岩波新書)で
中尾佐助は
「文化と云うと美術、文学、学術を思い浮かべる。
農業や農作物は文化の圏外に追いやられている。

英語でカルチャーは本来耕す、地を耕し作物を育てること、
それが文化の原義である」と述べている。

千羽鶴を折り続けたこと、丸ごと書き写すことも
耕すことに通じるような気がした。

今ある麦、米は先祖が原種から数千年かけて
品種改良を重ねてきたものである。
重要文化財に値するものである。

現代技術を駆使しても
原種から今の状態に作り変えるのは
2,30年かけてもできない…

受精卵が胎児となり誕生するまでに
進化の経過をたどるように、

折り続ける、書き写す作業も進化の経過をたどる、
なぞることに通じるような気がする。

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