12・7・23
スズキメソッド 才能
毎朝、呼吸操練、統一式運動法、積極体操と一人マッサージを
繰り返すことで身体が丈夫になった、そして本来丈夫なんだ、と考えるようになった。
普段動かさない身体の各部位を積極的に動かす。そして毎朝繰り返す。
俳句が詠めた、短歌も詠めた。絵も描き詩も書けた。
偶々とか偶然そうなった部分が大きい。
偶々とか偶然を呼び込んだ伏しがあったような気がする。
このブログでも度々話題にしている、水原秋桜子の俳句小歳時記を、
はがきを書くネタ本として活用していた。
人が書いたものをちょっと借りる、
盗人って云えるほどの罪の意識はありませんでしたが、
フェアーじゃない、後ろめたさが常にありました。
養護老人施設に入居するお年寄り宛のはがきだから
許されるだろう、と思っていた。
幼児音楽教育に スズキメッソドがある。
キラキラ星変奏曲を繰り返し、繰り返し練習する。
時には百人二百、一斉にキラキラ星変奏曲を奏でる。
楽器の演奏の仕方を覚えるだけではなくキラキラ星変奏曲を通じて
音楽のすべてに関する一切合切を
指だけではなく、耳だけではなく体全体で受容する。
はがき文と云えども思ったこと、考えたことを書くべきであって
人の文章を勝手に真似するなんて……常に引っかかるものがあった。
引っかかっても手軽に7,8通りのはがき文は書ける。
手本があるから一定のレベルに達している文章は書ける。
楽器演奏の指使いのように
書く作業をする手指の方から文章を書く勘所と云うか
そうした空気を吸収している。
歳時記の季語の説明文から三,四カ所フレーズを取り出して
一文にまとめる作業を通じてある種の想像力が培われている。
千羽鶴を折り続けた結果、無意識のうちに得た効果を
血液検査が表現するように、
身体の各部位を通じて総合的に想像力を獲得している。