12・9・30
熱が下がった
検査入院して4日後だった
夕方看護婦さんが薬を持ってきた。
副腎皮質ホルモンです。
難しい薬ですから先生の指示に絶対従ってください、と云う。
難しい薬?先生の指示?
やっぱり膠原病ですか…
そうです!と思い切ったように云った。
この病院では2例目です!
そのことを告げる前置きとして
難しい薬?先生の指示?を云ったらしい。
何のことはない
指示通りに忘れずに飲んでください、と云っているだけ。
病名が分かり治療法を開始するのだと思った。
指示された通り副腎皮質ホルモン剤を7錠のんだ。
20分ほど経つと熱が下がり始めた。
解熱剤以外の薬で熱が下がった。
いよいよ治療が開始されたのだな、と思ったら嬉しくなった。
毎食後30分副腎皮質ホルモン剤を7錠飲んだ。
ぶり返すこともなく36℃前後の状態を保った。
間もなく退院できるな、と思うと嬉しくなってきた。
6人部屋の誰もが私が一番早く退院するだろう、と思っていた。
まさか
最後の最後さらに最後の6月初めまで退院できないのは不思議だった。