モジリア

74歳のブロガー。ギネスを目指す!(^^)!
おじさんが読む「赤毛のアン」

室生犀星の詩

2012年03月22日 | 心が動くと身体が動く

落ち椿です

一輪挿しのバラをフッと見た、きれいだな、と思った。
長男を亡くして腑抜け状態から立ち直るきっかけでした。
何かが動き出したのでしょう、
室生犀星の詩「靴下」を読んでいるのです、

  靴下  室生犀星

毛糸にて編める靴下をもはかせ
好めるおもちゃもをも入れ
あみがさ わらぢのたぐいをもおさめ
石をもてひつぎを打ち
かくて野に出で行かしめぬ

おのれ父たるゆゑに
野辺の送りをすべきにあらずと
われひとり留まり
庭などをながめるほどに
耐えがたくない
煙草を噛みしめにけり

辛くなるとこの詩を読みます、何回読んだことでしょう。

童謡「しゃぼん玉」の詩、作者野口雨情も夭逝の児を詠んでいる。

しゃぼん玉飛んだ
屋根まで飛んだ
屋根まで飛んで
壊れて消えた
風風吹くな
しゃぼん玉飛ばそ

水元公園にカモが泳いでいました。


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