女ひとり、歳をとる。

お金なしの60代、犬2匹と同居中。

寂しい女。

2018-02-24 22:04:49 | 日記

去年働いていた所で夫や子供の事を聞かれて、

「わたし、独身ですから」

と言うと、

「あら、ごめんなさい。変なこと聞いちゃって」

と言われました。

変なことは聞かれてはいません。

もう独身が珍しい時代ではないのです。


今の職場でもわたしが独身だと知って、

「それじゃ、寂しいね」

と言われ、

「ええ、でも犬が2匹いますから」

と、さりげなく、寂しくないよ!アピール。

 

わたしが今まで暮らしてきた環境や職場では、

 独身の女性はたくさんいましたし、

20代から付き合っている友人たちにも独身がいます。


寂しい時期もありました。

でも、無いものねだりするのは、

もっと寂しくなりそうなのでやめました。


父が亡くなったときも寂しくはなかったです。

少しの不便は感じたけれど、

とても辛かった介護生活から解放された、

喜びのほうが大きかったです。


それなのに、独りぼっちになったわたしを気遣い、

父方の従兄弟たちが旅行に誘ってくれました。

母方の従兄弟夫妻も旅行に誘ってくれました。

ありがとう、ありがとう、

でも、わたしは、とっても、とっても大丈夫!!


先月伯母のお見舞いに行った時、その母方の従兄弟のお嫁さんが、

お肉やら卵やら野菜をくれて、わたしに言いました。

「わたしにはまだ母がいて甘えられる。

娘にはわたしがいて甘えてくる。

でも、〇〇子さんには甘えられる人がいないでしょ。

だからわたしが〇〇子さんを甘えさせてあげたいの」

その言葉を聞いた時、わたしは自分が寂しかったのだとわかりました。

クシャクシャした心のひだが、ふわっ~と広がっていきました


一つ年上のお嫁さんは20歳で従兄弟と結婚しました。

祖母と伯母と伯母(義理の母)のいる家での同居。

わたしには考えられません。

たいへんなことがたくさんあったと思います。

でも、会う時もいつもわたしの話を聞いてくれる。

こんな人になりたいです。


今日のお昼は、

メカジキとズッキーニとタマネギのトマトソーススパゲッティ。

寂しさはいつもあるわけじゃない、

女ひとりのランチは美味しくいただきました。

でもイマイチこくが足りなかった・・・。

味付けは少し寂しかったようです。