月岡芳年 月百姿
稲村ヶ崎のあけぼのの月
新田義貞
明治十九年作
新田義貞は 鎌倉時代後期から南北朝時代にかけての御家人・武将
正式な名は 源義貞(みなもとのよしさだ)
元弘三年(1333年)鎌倉幕府軍との間で
激しい攻防戦を繰り広げていた新田義貞の軍勢は
5月21日 干潮を利用して稲村ヶ崎を突破し
翌22日鎌倉幕府を壊滅させました。
国立国会図書館デジタルコレクション 021
稲村ヶ崎を通るとき、義貞が刀を海に放り込み
竜神に祈ったことで潮が引いたという逸話の図
おそらく 鎧の胸元に描かれている青龍に祈ったってことだな
そうしてみると 家臣の胸にある絵柄は玄武(亀)になるのか?