オオカミになりたい(遺言)

ずっとそばにいるよ

月百姿 稲むらか崎の明ほのゝ月

2017-03-23 | 月百姿

月岡芳年 月百姿

稲村ヶ崎のあけぼのの月

新田義貞

明治十九年作

 

新田義貞は 鎌倉時代後期から南北朝時代にかけての御家人・武将

正式な名は 源義貞(みなもとのよしさだ)

 

元弘三年(1333年)鎌倉幕府軍との間で

激しい攻防戦を繰り広げていた新田義貞の軍勢は

5月21日 干潮を利用して稲村ヶ崎を突破し

 翌22日鎌倉幕府を壊滅させました。

 

国立国会図書館デジタルコレクション 021

稲村ヶ崎を通るとき、義貞が刀を海に放り込み

竜神に祈ったことで潮が引いたという逸話の図

 

 

おそらく 鎧の胸元に描かれている青龍に祈ったってことだな

そうしてみると 家臣の胸にある絵柄は玄武(亀)になるのか?