月岡芳年が女性のしぐさを ~~そう と描いた美人画
「風俗三十二相」より
十五 『めがさめさう 』
弘化年間(1844~1847) むすめの風俗
明治廿一年三月廿二日印刷
寝起きの乱れ髪で歯を磨く美しい女性。
歯磨きが庶民に広がったのは江戸時代中期
歯磨き粉と房楊枝(ふさようじ)が商品になったのがきっかけで
顔を洗うのとセットで行っていたようです。
それよりも浴衣の鮮やかなブルーに目が覚めますね。
十六 『 かゆさう 』
嘉永年間(1848~1853) かこゐものの風ぞく
明治廿一年九月十六日印刷
かゆい時は恰好なんかかまっちゃいられませんね。
現在では暖房のおかげで冬でも蚊が出てきてしまいます。ポリポリ
お妾さんと囲い者、どっちも同じだろうと考えますが
明治時代まではきっちり区別がされていたようです。
囲い者は、パトロンから月々の手当をもらって
一軒をかまえて生活している素人の女のこと。
妾は、そういうことを仕事の一部としている色街の女
(例えば芸者など)をいい、江戸末期には「安囲い」という
3~4人の男から囲われるシステムまであったとか。
ま、どっちも縁のないことですがそれは嫌だな。