森出じゅんのハワイ生活

ハワイ在住のライターが、日々のあれこれをつづります。

「天の池」からの豪雨

2025年02月01日 | 日記


いやあ、昨日はすさまじい豪雨でした。洪水警報も鳴りっぱなし、道路も大混雑。雷もピカピカ、ゴロゴロで、参りました~。

そんななか、イオラニ宮殿でのご奉仕でした。雨のなかはるばる来ていただいたお客さま、有難うございました! そして築142年のイオラニ宮殿も水漏れなし、停電なしで素晴らしかった! さすが…19世紀の昔、建築家を3人変えて強靭な建物を建てただけありますね。

さて。昨日のような土砂降り、日本では「バケツをひっくり返したような雨」と言ったりしますが、ハワイの古い表現では「クラニハーコイの水でびしょ濡れになる」なんて言ったりします(神話好きの場合)。クラニハーコイとは、天にあるとされる神話上の池。「クラニハーコイの水が漏れる」とも言います。

日本や中国では天に川が流れる(天の川)と信じられていますが、ハワイでは、天に池があるのですね。それが氾濫すると、大雨になるのだそうです。

これが英語なら、土砂降りを「It rains cats and dogs猫と犬が降る雨」なんて言いますし…。

雨1つとってもお国柄というかさまざまな言い回しがあり、勉強になりますね~。

それにしても、大雨が上がってヨカッタ!
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「ウィキッド」と半神カマプアア

2025年01月31日 | 日記


少し前になりますが、話題の映画「ウィキッド ふたりの魔女」を観てきました! こちらでも最高に評判になっていまして、噂にたがわず素晴らしかったです!

よい魔女役のアリアナ・グランデももちろんよかったですが、悪い魔女役のシンシア・エリヴォがもう~、圧巻でした! 特にクライマックスの歌のシーン。2人ともアカデミー賞にノミネートされてはいますが、人気の歌姫アリアナ・グランデもすっかりシンシア・エリヴォの陰にかすんでしまった感じ。ぜひ皆さんにも観ていただきたい、大スケールの映画でした。

あ、勝手に映画の感想から始まってスミマセン! 少し筋書を紹介すると、この映画は、往年の名作「オズの魔法使い」前を描いた物語。「オズの魔法使い」に出てくるよい魔女と、悪い魔女の若き日を描いています。

映画の冒頭、悪い魔女(シンシア・エリヴォ)は緑の肌を持って生まれてきたため、生まれた直後から父親に嫌われ遠ざけられることに。まず、なぜそんな姿で生まれたのか。映画では母親が浮気している設定なのですが、もしかしたらその因果なのか。はたまた、愛人に渡された妙なドリンクのせいなのか。そのあたりはぼかされ、定かではありません。

ただ私は緑の赤ちゃんが生まれた最初の部分から、ずっと半神カマプアアのことを考えていました。半神カマプアアは野ブタの化身で乱暴者。ブタの姿で生まれてきたため、人間の酋長である父親に疎まれ、母方の祖母に育てられることになりました。ブタの姿で生まれた理由には諸説があり、一つは「父親と娘との間に生まれた禁断の子供だったため、卑しいブタの姿で生まれた」というもの。

そんなことから…「ウィキッド」を観ながら、ついカマプアアのことを思い出してしまったのですよね(ちょっと変?)。

ちなみに今回公開された映画は前半で、後半は今秋公開とか。そんなこともあってここであまり多くは語れませんが、一つ強調したいのは、映画にはけっこう泣かされてしまったことです。悪い魔女の身の上とその後の受難が悲しくて…。(後の)悪い魔女も本来は思いやり溢れるふつうの人間で、かつ、ものすごい優等生だったのですよね。

…もしもカマプアアも父親に愛され、両親のもとで健やかに成長していたら。あんな悪役にはならなかったのかもしれません。

ついついそんなことを考えてしまった、「ウィキッド」鑑賞でした。
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ハワイ王国崩壊から132年!

2025年01月24日 | 日記


もう1週間前の話になりますが、先週金曜日(1月17日)はハワイ亡国の日。白人勢力により国が倒れたこの日、毎年、王家の霊廟からイオラニ宮殿まで大がかりな行進が行われ、両スポットにて様々な式典が開かれます。

通常はイオラニ宮殿に赴く私ですが、今年は初めて王家の霊廟へ。朝8時半に到着すると、霊廟ではすでに式典の真っ最中。リリウオカラニ女王やカラカウア王の眠る墓所の前で、各団体がフラや詠唱を捧げていました。



王家の霊廟は、50人以上の王族が眠る大変な聖地ですが、亡国の日に霊廟で行われる式典は…広場で、というより、まさにリリウオカラニの亡骸に向かって行われる感覚なのですね(下の写真のヤシに囲まれてリリウオカラニの地下墓所があり、そちらに向かってフラや詠唱が捧げられます)。



イオラニ宮殿の庭での式典は公けな印象ですが、霊廟での集まりはもっとグッとプライベート。なかなか生々しいものを感じました。

さてこの日、あちこちで目についたのは古式ゆかしい装いの人たち。たとえば下の写真の男性は、ティーリーフで作った袈裟、昔の戦士のヘアを模したイエイエの蔓のヘルメットをかぶり、槍と鮫の歯の武器を持ってカメハメハ王族の墓所の前に立っていました。



なんだか写真を撮るのが畏れ多くて…でも「あなたがここでAliiを守っているのは承知なのですが、写真を撮ってもいいですか?」と聞くと、快くOKしてくださいました(Alii=王族)。逆に、もしかして「なに大袈裟なことを言っているんだろ」と思われたかも。この方はその後、ふつうに人々と談笑してましたからね(笑)。

式典後は、いよいよ宮殿までの大行進です。9時45分から宮殿に向かうというスケジュールは発表になっていましたが、その通りに行くかどうか…と思っていたら。時間ピッタリに出発。なぜなら…それは警察からの要請だったからです(式典の責任者風の人がトランシーバーで「警察から出発せよとのお達しなので、もう出るよ」と言っていました)。





まだまだ墓碑前でフラの奉納などは続いていましたが、なにせ行進のルートは警察が出動して車線が封鎖されていましたからねえ。ハワイアンタイムで物事を進めることはできなかったようです。

私は行進とともにダウンタウンの自宅に戻りましたが、数千人の参加者はそのままイオラニ宮殿へ。夕方4時頃に宮殿を通りかかると式典はまだ続いていて、この日がハワイアンにとっていかに大切な日か、改めて思い知らされることになりました。ハワイ王国が倒れてから、今年で132年。亡国の悼みは、まだまだ続いています…。
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やっと顔出し中です

2025年01月22日 | 日記


すっかり時間が空いてしまいました~。やっとブログに入れたので、急ぎご挨拶&四方山話です(と言っても時間がなくて、今日はほぼ写真のみでゴメンナサイ…)。

ちなみに上&下の写真は、週末歩いたアラモアナビーチパークのハウの木です。駐車場の際に立つこの木が、なんだかとても好きなのですよ。素敵な姿の木だと思いますし、花も好き。



黄色の花をいくつも付けていますが、以前お話しした通り、ハウの花は黄→オレンジ→赤と1日のうちで色を変えます。その木の下には、赤い花がたくさん落ちていました。



もし何も知らない人が見たら、「どうして黄色の花が咲く木の下に、赤い花が落ちてるの?」な~んて不思議に思うかもしれませんネ。

ではまた、チャンスを伺って帰ってきますね!
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ブログの不具合、継続中

2025年01月14日 | 日記


ふう…。やっとブログが開けました! 実は先週、ブログを更新して以来、またまたブログを見ることができなかったのです。どうも…本来はサービスが復旧しているはずが、私のPCとの兼ね合いもあって、おかしなことが続いているようなのです。

その間も覗いてくださった方々、有難うございます! コメントを読むのも遅くなってゴメンナサイ。

これからしばらくこんな状態が続いてしまうかもしれませんが(更新ができなくなってしまうかもですが)、もうしばらくご辛抱くださいませ。それにしても…Goo事務局に連絡することもできないので(事務局のサイトが開けない)、ちと困りました…。もう少しお時間くださいね。これから事務局のサイト、トライしてみます!

…と、大変簡単な内容となりましたが、取り急ぎ、ご連絡まで…。

(冒頭の写真は、昨日、久々に出かけたライエ岬です。強風吹きすさび、相変わらずのド迫力でした)
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