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日本から帰国後、早や3週間が経ちました…。「トンカツ美味しかったね!」「100円ショップ、また行きたいね!」など、日々、家族で言い合っています。春の日本、これから行楽日和が続きますね!
さて、今日はちょっと辛口なのですが、愛する日本で不思議に思ったことを一つシェアさせてください。
ハワイもアロハスピリットの溢れた地であり、人々が優しいですが、日本も然り。ホテルの廊下などですれ違ったりエレベーターから降りる時など、知らない者同士でもペコリとお辞儀し合う習慣、とても美しいですよね。
アメリカではニコッと笑いあったり声を掛け合うことはあっても、お辞儀をする習慣がないので、日本に行くと特にお辞儀の動作を、ものすご~く丁寧で礼儀正しく感じるんですよね! 東洋人の美しい習慣だと思います。
なのですが…。ある日、娘が言いました。「ねえお母さん、日本の人って身体がぶつかっても何も言わないのね」。それを聞いて私は、ハッとしました! 「そ、そうか! そうだったのか」と。
なぜかと言いますと…。今回の日本で、私もよく人にドンとぶつかられ、でもその人がそのまま行ってしまうという経験を、たびたびしていたからなんです。
で、そのたびに私が思ったことは、「ああ、私ってのろまで周りの人がイライラしていたのね」とか。「私ったら通路の真ん中に突っ立っていたんだわ」とか。自分がボヤッとしていたから、周りの人がむかついているのだと思っていたのです。
でも娘にそう言われて、初めて納得。それって自分だけじゃないんだ! と。それと同時に思い出したことがありました。昔々日本にいる頃、よくガイドブックに「外国人は身体の接触を大変嫌う。少しでも身体が触れたらエクスキューズミーと言うのを忘れずに」なんて書かれていたのを…。
その時は気づかなかったのですが、これは逆を言えばつまり、日本では身体が接触しても何ともないというか(満員電車の文化なのでしょうか?)、何も言わないでOKというか。そういう現実があるからこそ、身体が触れ合ったら…という注意事項が、わざわざ海外用のガイドブックに書かれていたわけです。
ちなみに外国人が接触を極度に嫌うかどうかは別として、身体が少しでもぶつかったら、必ずエクスキューズミー、を言うのは確かです。もしも言わなかったら、大変無礼な印象になりますから…。
それにしても。あんなに礼儀正しい日本人が、なぜ人にぶつかって何も言わないのでしょうか。そこだけ礼儀に適っていないのはいったい、どうしてなんでしょう? どうしても不思議で、今日はついこんなことを書いてしまいました(だってホントに不思議なんですもの…)。
もし「それはなぜかというと…」というご意見、感想があったら、ぜひお聞かせ下さいねー。よろしくお願いします(ペコリ)。
Have a nice day!