もりんの日々是迷い人

もりん。50代主婦。
×あり。子あり。
良い職場と幸せを探し求める日々。

心配しないで早く生まれ変わってね。

2024-08-17 16:53:00 | 家族
心配していた台風7号も。
こちらはそう酷いことにはならず。
南海トラフも…とりあえずは大丈夫なのかな?
という今年のお盆。

ご先祖様たちは、無事に帰られたかな。
今年の4月に亡くなった、私の前の夫である『あの人』も…
子供たちのもとに帰って来ていたのでしょうか。

霊感も何にもないから、わからないけれど。
初日にお墓参りに行って。
「帰る場所は住んでた家じゃないよ」
「子供たちは今、別の所に住んでるよ」って、教えて来ました。

あの人が亡くなってから、早くも4ヶ月。
思い出さない日はありません。

子供たちは。
子供と言っても、もう成人しているので、自由に暮らしています。

子供たちが今住んでるのは、今の夫である『ご主人』の実家で。
1階にはご主人のお母さんがいて。
2階には私の子供たち。
おかしな住まいですが、あの子たちが自由にやってる様なので、大丈夫そうです。
 
あの人は見たかな?
子供たち。ちゃんとやってる。
生活してる。
いつも喧嘩してるけど、休みに出掛ける時はいつも一緒で(笑)
結局は仲良し。

長男は。
生まれながらに若干の障害があるので。 
人の話を本当に理解してるのか微妙だし、そもそも『人の気持ち』なるものをどう感じるのか不思議で。

それでも。
野菜嫌いの妹のために、野菜で味噌汁作ってあげてるらしい。

この間私が
「たま(娘の愛称)が結婚することだってあるかもしれないよ」と言ったら。本気で寂しそうな顔してた。
私は、全くの冗談で言った訳でもない。
なんだかんだ兄の面倒をみてくれてる娘だけれど、彼女には彼女の家庭を持ったり、幸せになって欲しいと思ってる。


娘は。
あの人が亡くなってから、車の運転を頻繁にするようになった。

あの人が亡くなる前日。
あの人の運転で病院へ行き、医師から「これが最期の入院になる」と告げられた娘。
あの日の夜。娘は泣きながら電話をかけてきた。

乗って行った車。
あの人は入院になったから……
娘が運転して帰ったらしい。
免許を取ってから、暫く乗っていなかったので、1年半ぶりの運転だったらしい。

最期の入院と言われたショックの中で。
1年半も乗っていなかった車を、1人で運転して帰った娘。
そして。あの人が亡くなって以降。
あの人の代わりとなって、運転してくれている。

その姿を見て。
『あぁ、あの人の娘なんだなぁ』と思った。

運転が好きだったあの人。
病気で弱っても
「運転出来なくなったら終わりだ」とか言って、亡くなる前日まで運転してた。

私との離婚のきっかけになった、事故を起こした時も。
私は事故のショックで運転出来なくなるんじゃないかと心配したけれど、全然大丈夫だった。

その度胸と運転好きは、娘に受け継がれているらしい。

まぁ…病院から以降、娘は1人では車に乗らないけどね(笑)
なんだかんだ道とか心配で、車で出掛ける時はいつも息子が一緒。
息子は道を覚える能力には長けてるから。

2人一緒だと、きっと2人ともが安心なんだと思う。


あの人がお盆に来ていたかはわからない。 
けど。
「大丈夫。あの子達のことは心配いらないよ。私が近くにいる」
そうあの人に伝えた。

私は…
出来ればあの人に、早めに生まれ変わって欲しいと思っています。

あの人は私と結婚してた時も、子供たちと暮らしてた時も、どこまで幸せだったかわからないから。
次に生まれて来たら…
もっと幸せになって欲しいと願っているので。





私の『平和』はあの日から変わった。

2024-08-10 11:05:00 | 家族
もうすぐ『あの人』の初盆です。
あの人。
私の前の旦那さんです。
23年。一緒に暮らした人です。
2人の子供を授かった人です。
今年の4月に胆管癌で亡くなりました。67歳でした。

お盆にはご先祖が帰って来るって言いますよね。
前の夫って、私にとってご先祖?
違う気がする。 

亡くなったあの人を見て、私が最期に思ったのは……
『ちゃんと話がしたかった』です。
病気でも、もう少し生きていると
思ってました。
でも。そんなのは私のただの願望で。
あの人はあっさりと逝ってしまった。

子供たちと言っても、もう成人だし。あの人と何か話し合うことなんて、ないのかもしれない。
実際目の前にいたとしても、何も話さないのかもしれない。

それでも……
会いたい。話したい。そう思う。

実際、幽霊にでもなって出られたら怖いと思う。
私に霊感があったら、あの人の言葉を聞いてあげられたかもしれない。
そんなことを考える。

子供たちは大丈夫。ちゃんとやってる。
生きてる時に私言ったよね。
「何かあればなんとかする」って。
ご主人(今の旦那さん)もいっぱい協力してくれた。

ご主人のことは。
亡くなる半年くらい前に初めて紹介した。
何かあればきっとお世話になると思ったから。
あの人は、優しく受け入れてくれた。

お盆になったら、あの人は帰って来る?
でも、もうあの人が住んでいた家は他人の物。家に帰っても、誰もいない。
子供たちのとこに来る?

私のとこには………
来ないかもしれないね。
『他人』なんだもん。


昨日のニュースで。
被爆者の人が言ってました。
『平和とは。普通の日常がおくれること』だと。
本当にそうだと思いました。

ある日突然。
戦争で家族や友達が亡くなる。
病気で家族がなくなる。
そんなことを普段考えないのは、今が『平和』だったから。

誰かを…何かを失うと言うことは…
『平和』を『日常』を失うことになるのだと思う。

悲しい、寂しいだけじゃない。
自分の中で、何かを失う。

世界がいつも『平和』であって欲しいのに。
いつもどこかで争いが起きて。
災害が起きて。
病気や事故…または天命だとしても、人は命を失って行く。


もうすぐお盆。
どれだけの人が、大切な人の元に戻ってくるんでしょうか。
あの人には会えるかな?








思い出は勝手に綺麗になる。

2024-07-26 11:35:00 | 家族
人の死から立ち直るには、平均4年半かかるという研究結果があるそうです。
人や関係性によって、大きく幅は有るみたいてすが…。

私はいつ頃になったら、今年亡くなった元夫を、毎日思い出さなくなるなるんだろう?と思います。

離婚した夫でさえ引きずるんですから、これが現在の夫だったり子供だったりなんて、考えたくもないです。

どんな人にも嫌な所はあって。
元夫とだって、嫌なことがあったからこそ離婚に至っているのに。
それでも毎日毎日思い出して。
それも、嫌だったことより、楽しかった事や嬉しかった事ばかりなのだからたちが悪い。
余計悲しくなる。

現在の夫は、私が元夫の話をするのは嫌がるので
ただひたすら私の頭でループを始める『元夫の思い出』は結構しんどい。

現在の夫のほうが、元夫よりはかなり良いはずなんですが(笑)

現在の夫の『ご主人』は。
元夫の葬儀や手続きとかを、いっぱい頑張ったねって温泉にも連れて行ってくれた。

それでも…
あぁ最期に『あの人』(元夫)を、温泉に連れて行ってあげたかったなぁ。
お風呂好きだったよなぁ。
なんて思い出してしまう始末。


離婚してから。
年に一度だけ。元夫と子供たちとの旅行が許されていました。
コロナ前は毎年海に行っていたけれど、コロナで行けなくなって…今年から永遠に行けなくなってしまった。

年に一度の海が好きだった。
元夫も子供たちも、旅行に関しては何にも相談にのってくれなかったし、行っても楽しそうな感じじゃなかったけど、それでも毎年私は楽しみだった。

どの旅行も楽しかった。
…訳じゃないと思うけど。
どれも今は思い出の中だけで。
『どれもとても幸せな旅行だった』
になったみたいです。







満月の夜に『あの人』を思う。

2024-07-21 21:23:00 | 家族
今日(7月21日)は満月です。
『バックムーン』だそうです。

満月には不思議な力があるそうだけど…
何故か今日は、亡くなった『あの人』のことを強く思い出します。

『あの人』私の前の夫。
今年の4月に亡くなりました。

あの日から、思い出さない日はないけれど、今日は特に強く思い出す気がします。
満月のせいなのか。
昨日、あの人の家の売却が済んだからなのか…。


あの人が亡くなった日。
娘から連絡を受けて病院へ行った時、あの人は既に亡くなっていました。

あの日からずっと後悔していることがあります。

あの人と…
最期にちゃんと話したかった。

もともと口数の多い人ではないし、離婚してから会っても、会話らしい会話をしたことがなかった。
私にはあの人が、いつも不機嫌にすら見えていました。

なのに…。
あの人の昔の写真は、みんな笑っていて。
幸せそうに見えて。

そういえば。
生きているあの人を最後に見た日も、あの人は笑ってた。
久しぶりに見た、あの人の笑顔だった。

「ガンになんて、なるもんじゃないよ」
そう言ってニヤっと笑った。
あの言葉。
今覚えばあれはあの人の、精一杯の「生きたい」だったのだと思う。

あの人が病気になってからも。
私はあの人が死ぬなんて考えてなかった。
きっと大丈夫って、勝手に思い込んでた。

あの人と最期に話したかった。 
今までのこと。
子供たちのこと。

結局何も話せないまま。
それでも。あの人の声が、今も私の耳に残ってる。
いつも面倒くさそうな返事をする声。

もっと早く、ちゃんと話せば良かった。
もうそれは永遠に出来ない。 
それが悔やまれてならない。


明日は当たり前に来る。
家族は当たり前にいる。
そういうものじゃない。
伝えたいことは、ちゃんと伝えないといけない。
いつかじゃなくて『今』に。


あの人はドラマや映画が好きだった。
亡くなる前には、娘とよく映画を観に行っていたそう。
『ミステリと言う勿れ』『ゴジラ―1.0』とか。昔からゴジラが大好きだった。
『ブラックペアン2』も見たいって言ってたらしい。
ガルパンの映画もまだ完結してないし、月々パーツが送られてくる戦車も完成してない。

あの人には、まだまだ見たいものもやりたいこともあったのに。
そう思うとやりきれない。

満月には浄化作用があるそうです。
この気持ちが癒える日は来るのでしょうか。

どうかあの人が、天国で幸せにしています様に。

私がいつか行ったら会えるのかな?会って話をしてくれるのかな?

後悔のない人生なんて無理かもしれないけれど。
どうか…誰もが生きている『今』を大切にしてくれたらと願います。




悲しいのも寂しいのも仕方ないこと。

2024-07-19 16:10:00 | 家族
運命って。
誰が考えて誰が決めるんてしょうね。

前の夫が亡くなって早3ヶ月。
幾つもの『偶然』?が重なって。
気持ち悪いくらいです。


前の夫が亡くなって。
子供たちの引っ越しを考えた時に
出て来る問題と言えば…
家はどうする?
引っ越しはどうする?です。
 
1枚のチラシが入って来ました。

便利屋さんのチラシです。
引っ越し、家屋買取、解体、遺品整理…なんでもありの便利屋さんです。

チラシって、ちょっと怪しいですよね。
でも。引っ越しと遺品整理は頼めるのではと連絡。

チラシの会社は小さそうでしたが、グループ企業らしく、色々な部門があって大元は大きい会社らしい。

それでも、不動産は不安だけれど…

ご主人は、去年から宅建の勉強をしていました。
これも、偶然なのか?
ご主人が前の夫が亡くなった後のことを考えて勉強してくれていたのだと私は思ったけれど(前の夫が癌で長くないことを知ってから勉強を始めたので)
ご主人本人は「将来、定年したあとの仕事のため」なんて言ってましたが。

ご主人が宅建の勉強をしてくれていたのが、どれだけ心強かったか。
万が一相手が不利なことを言ったり、嘘を言ってきたら分かるかもしれませんから。

偶然だったのは、便利屋さんのチラシと、ご主人の宅建の勉強だけじゃありませんでした。

前の夫の癌が分かった頃……
ご主人の実家の隣に『司法書士事務所』が出来ました。

家を売る前に、まず、前の夫になっている家の権利を、息子に移さなければなりません。
前の夫の家→息子の家→売却。なので。
その書類手続きを行ってくれるのが、司法書士さんです。

亡くなった前の夫は、別の司法書士を考えていたようですが…
そっちの司法書士は、前の夫の母親が亡くなって家を相続する時に不備があったのを、こちらの司法書士さんが初回の無料相談の段階で発見してくれたので、こちらにお願いすることに決めました。

近くて連絡は取りやすいし、書類の受け渡しも直に出来る…そんな司法書士事務所が近くに出来るなんて…
偶然なのか?運命なのか?
はたまた亡くなった前の夫の導きなのか?
ちょっと怖いくらいです。


司法書士さんの書類も終わって。
いよいよ家屋の売却手続きです。
近々あの家は他人の物になります。

私が初めて結婚して住んだ家で
子供たちが生まれ育った家で
前の夫が亡くなる寸前まで過ごした家で…
とにかく私にはたくさんの思い出がある家です。

悲しくもあり。寂しくもあり。
でも、どうしようもなくもあり……

ただ今は。
時の過ぎるままに
運命の流れるままに
過ごしている感じです。