もりんの日々是迷い人

もりん。50代主婦。
×あり。子あり。
良い職場と幸せを探し求める日々。

たったひとりでもいいと思う。

2024-03-18 12:00:00 | 日記

那須の相田みつをギャラリーで。
↑↑この詩を見た時。  
本当にそうだなぁ…って思った。

今日。 
せっかく出掛けようと思っていたのに、風が冷たくて強くて断念。 
でも。primeで凄く素敵なアニメに出会いました。

『事情を知らない転校生がグイグイくる。』です。

見た目から皆にいじめられていた女の子が、天真爛漫な転校生に好かれて、幸せな気持ちになっていく話。

前回の記事でも言ったけど。
他人って、本当に見た目で判断ばかりしたがる。

でも。
たったひとりでも、自分を分かってくれて。「好き」って言ってくれるだけで…男女関係なくね…回りの世界すら変わった景色になることもありますよね。私の実体験でもあります。

私も小学生の頃。 
周りから『気持ち悪い』『近寄るな』『汚い』とか、散々言われて来ました。 
でも。小学4年生のクラス替えで、ある男の子と同じクラスになって。

運動神経抜群で。明るくて皆から好かれてる…そんな男の子が、何故か私に話し掛けてくれるようになって。
そのうち…周りの人たちも、なんだか私と仲良くしてくれて…
学年の中で一番、明るくて仲の良いクラスになった。
そんなことがありました。

たったひとりの男の子のお陰で。
私の小学校生活後半は、とても幸せに過ごせました。

なのに…。
小学校卒業と同時に、その男の子は転校。
と、同時に、私はまた元のいじめられっこに戻ってしまった。

『気持ち悪い』『汚い』
何故そんなことを言われるのか、私には全然わからなかったのだけれど…
周りが言うには、私は性格が暗くて、見た目が気持ち悪いのだそうだ。

中学、高校、社会人になってからも。私の日常はそんな感じ。
思えば生まれた時から、そんな感じだったのかもしれない。

兄と弟とは差別されて。
親戚の叔父さんに、「お前は来なくて良い」なんて言われたり。
いとこに仲間はずれにされて迷子になったことや、友達に置き去りにされて、誘拐問題になったことも。
今思うと、ちょっと笑えてもくるくらい、沢山酷いこと言われたしやられたと思う。

そんな辛かったことを思い出しても、少し可笑しく思えるのは。
きっと私が、今は『幸せ』なのだから…かもしれない。


ご主人とは、まさしく『運命の出会い』だったと思う。
前の旦那さんの事故がなかったら…私があんな仕事しなかったら…あの仕事を他の人がしていたら…
幾つも『偶然』が重なって出会った。

ご主人が、私の何が良かったのかは全然わからない。 
初めて会った時から、私と会えて良かったとすら言った。

今も。
「私の何が良かったの?何が良くて一緒にいるの?」と聞いても。
なんだろうね?って(笑)
理由なんかわからなくても、私が好きで、一緒にいたい…らしい。


ある男の子のお陰で、小学校の後半を幸せに思えた様に。
私は今、ご主人に『人生の後半の幸せ』をもらっていると思う。

世の中には、本当に酷いこと言ったりしたりする人間がいる。
自分を良く見せるために嘘を吐いたり、他人の物を奪うためには命すら軽く見る人間も。

その陰で苦しんでる人も沢山いる。

いじめやハラスメントで自ら命を絶つ人がいて。
私もかつては何度も消えたいと思った。
今だって、いじめや嫌がらせがない訳じゃないし、消えたいと思うことはあるけれど、自分から命を捨てようとは思わない。

私が死にたいと思うのは、「生きる時間が自分にある」のがわかるからで、死が近い人はきっと『生きたい』と思うと思うから。

運命の出会いが、いつ誰にあるかなんてわからないけど。
自分を理解して大切にしてくれる人は、誰にでもきっといるはず。
大勢に嫌われようがいじめられようが、その人にはその人の
たったひとりさえいれば良いんだと思う。

今日出会ったアニメに
そんなことを思い出させてもらいました。