祥一郎………
今帰ったよ。
きょうは職場でつい涙が出てしまったよ。
誰も居ない喫煙所だけどね。
見つからないようにティッシュで涙をぬぐって、休憩をおわりにしたよ。
相変らず同僚や上司が、腫れものに触るように接してくるよ。でも、申し訳ないけどそれに笑顔で返すことはまだできないよ。
祥一郎………
道行く赤の他人を見て、「なんでこの人が生きているのに、祥一郎は死ななければならなかったの?なんでお前じゃなくて、あそこを歩いているあの人が死ななかったの?」
なんて思ってしまう。
私は段々、あまりの悲しみに邪悪に壊れていくんじゃないかな。
職場でも、そりの合わない職員を見ては、「なんでコイツが生きてるのに、祥一郎は……」
なんて思ってる。
怖いね。
巨大な悲しみは、人を悪魔にするんだろうか。
祥一郎。
きょうの夕食は、二人でときおり買って食べた、西友の安くて不味い弁当だよ。
相変らず不味い。
でも、お前が居たら少しは美味しかったのかもしれないね。
祥一郎………
明日は休みだけど、雑用で終わりそうだよ。
洗濯、支払い、掃除、ちょっとした買い物で終わるだろうね。
ひとりでそれをやることになるんだね。
休みの度のお前との晩さんのメニューを、もう考えることもない………
祥一郎………寂しいよ……孤独感に殺されそうだよ。
いっそ殺されたいよ………
今帰ったよ。
きょうは職場でつい涙が出てしまったよ。
誰も居ない喫煙所だけどね。
見つからないようにティッシュで涙をぬぐって、休憩をおわりにしたよ。
相変らず同僚や上司が、腫れものに触るように接してくるよ。でも、申し訳ないけどそれに笑顔で返すことはまだできないよ。
祥一郎………
道行く赤の他人を見て、「なんでこの人が生きているのに、祥一郎は死ななければならなかったの?なんでお前じゃなくて、あそこを歩いているあの人が死ななかったの?」
なんて思ってしまう。
私は段々、あまりの悲しみに邪悪に壊れていくんじゃないかな。
職場でも、そりの合わない職員を見ては、「なんでコイツが生きてるのに、祥一郎は……」
なんて思ってる。
怖いね。
巨大な悲しみは、人を悪魔にするんだろうか。
祥一郎。
きょうの夕食は、二人でときおり買って食べた、西友の安くて不味い弁当だよ。
相変らず不味い。
でも、お前が居たら少しは美味しかったのかもしれないね。
祥一郎………
明日は休みだけど、雑用で終わりそうだよ。
洗濯、支払い、掃除、ちょっとした買い物で終わるだろうね。
ひとりでそれをやることになるんだね。
休みの度のお前との晩さんのメニューを、もう考えることもない………
祥一郎………寂しいよ……孤独感に殺されそうだよ。
いっそ殺されたいよ………