祥一郎・・・・・
4月28日、四度目の月命日だ・・・・・・・・・
東京は冷たい雨だよ。
自分で勝手に思ってる。おっちゃんの涙雨だと。
この四カ月・・・・長い長い四ヶ月だった。
人間歳をとると月日は早く過ぎるというけれど、この四ヶ月はまるでぬかるみに足を取られて歩いているような、粘るゼリーの中でもがくような、そんな日々だった。
お前が急激に体調を悪くして、そしてそのまま天に召されて行き、その後の地獄のようなおっちゃんの時間、それらはまだ連綿と続いている。あの時からのお前の死とそれに関連した出来ごとの真っただ中にまだ居るんだ。
本当はお前の霊前で、一日ゆっくり過ごしたいけれど、きょうは仕事だからごめんね。
そのかわり明日は休みだから、新しい花を供えて、お前の好きだったものを買って一緒に食べよう。なに、いつもそうしているけど、ちょっと明日は豪華にね・・・・
一日お前の為に過ごすんだ。お前の為だけに・・・・・
そして・・・・・・・
きょうはおっちゃんの誕生日でもある。なにか皮肉だね。
28という数字になにか因縁でもあるんだろうか・・・・・・・
お前が初めて誕生日にくれた手袋・・・ありがとうね。バイクで通勤していたあの頃、寒くないようにってくれたんだよね。
それからも、毎年ささやかに祝ってくれてありがとう。
お金が無い時も、小さなケーキや、煙草を買ってくれたり、お前がその時できる精一杯のことをやってくれた・・・・・・・・・
もうおっちゃんの誕生日を祝ってくれる人は居ない・・・・・
こんな歳だから今更どうでもいいんだけど、お前が傍に居ないことで、何より悲しい誕生日になってしまった。
毎年こんな思いをするんだろうか・・・・・きっとそうなんだろうね。
今強く思うのは、おっちゃんの寿命がまだあるのなら、それをお前に分けてやりたかった。
そして、天に召されるのなら、できるだけ時間差が無いようにしたかった。置き去りにされる月日が短くなるようにね。
祥一郎・・・・・・・
お前は今何処に居るんだい?
お前を感じたい・・・・お前の気配を、温もりを、息づかいを、存在を・・・・・・
きょう明日は、お前が来てくれることを祈ります・・・・・・・・・・・・・
雨が強くなってきたよ・・・おっちゃんの悲しみの深さを表すように・・・・・・
お誕生日おめでとうございます。
毎日読ませていただいてます。
私も彼を突然亡くしました。
先日彼が居なくなって2回目の誕生日でした。
泣きながら独りご飯を食べました。
逢いたいですね。
けいさんのお誕生日、きっとお傍にいらしてると思います。
コメント有り難うございます。
そう、ひとり御飯が一番辛いかもしれませんね。
一緒に食べる・・・それが人間の本質に触れる行為なのかもしれません。
まゆさんはなにかブログを書いてらっしゃいますか?
どんな彼でしたか?
よければ教えてくださいね。同じ悲しみを共有しましょう。
お返事ありがとうございます。
私の彼は細かくて理屈っぽくて自由な人です。
でもワガママで何にも出来ない私を時には優しく、時にはカミナリオヤジのように厳しく支えてくれました。
私もブログを書いてます。
「ありがとう、あなたに出会えてよかった」というブログです。文才がないので読みにくいかと思いますが、お時間ありましたら是非U+2757
彼の事を聞いてくださってありがとうございます。
時間が経つにつれ周りはなかった事のように思っているのか話しにくいのです。
ありがとうございましたU+263A