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タブレットアプリ 飽和水蒸気量の表示 作成

2019-08-01 19:50:00 | 活動内容(アプリ作成)
前回の記事で、中学理科に湿度のグラフを用いた問題が登場することを紹介致しました。湿度のグラフの見方を学ぶための教材アプリを作成しましたので、画像や動画で紹介致します。





変化を動的に見ることにより、下記の事柄について分かりやすく学べる効果が期待できます。

・その1
気温が変化すると、その気温での飽和水蒸気量が変わりますが、これに伴い、まだ空気中に含むことができる水蒸気量や、空気中の水蒸気が水滴となって現れる量が変化する様子が分かります。


・その2
湿度が100%に満たない空気が冷えると、ある気温に達したときに水蒸気が凝結し始めますが、その気温(露点)は空気中に含まれている水蒸気量により決まる様子が分かります。


・その3
湿度を計算する際に、どの値を用いればよいか分かります。


・その4
中学理科では、水溶液についても学習します。100gの水に溶かすことができる溶質(水に溶かす物質のこと。食塩やミョウバンなど。)の最大量は、水温によって異なる性質があります。溶質の量がこの最大量以下ならば全て溶かすことができますが、最大量を超えるとその超過分は溶け残ります。これらの性質は、空気中の水蒸気と凝結した水滴の関係に似ています。性質が似ているということは、水溶液と湿度の単元のうちどちらか一方を理解していれば、他方も同じ理屈で習得できることを、このアプリを通して実感できます。


お湯にミョウバンを溶かし、徐々に冷やしていくと、このようなミョウバンの結晶ができます。学校の自由研究などで作った方もいらっしゃるかと思います。お湯が冷えると、溶けていたミョウバンが結晶となって現れるのは、この性質によるものです。


このアプリは、学習指導する際の補助ツールとして使用する予定です。