学習用アプリの全体的な流れを考える際は、今までプレイしたことがあるゲームのあらすじも参考にしています。そのゲームの一つとして、スーパーファミコンの「スーパーマリオワールド」があります。
こちらの画像は、スーパーマリオワールドのステージマップです。(久しぶりにプレイしました。)
黄色や赤色の丸,お化け屋敷,城は、1つのステージを表しています。あるステージをクリアするとマップ上のルートが開通し、その次のステージに進めるようになります。ステージをクリアしないと、その先に進むことができません。言い換えると、クリアしているステージが多いほど、より多くのステージに挑戦することができます。赤丸ステージは、もう一つのゴールがあることを意味します。この「もう一つのゴール」は通常のゴールよりも見つけづらいところにあり、このゴールよりステージをクリアすると、規定ルートとは別の分岐ルートが開通します。
学習用アプリの話に戻りますが、例えば、「このおうぎ形の面積を求めなさい。」(円周率を3.14とする)という問題があるとします。
解き方の一例は下記の通りです。
この問題を解くためには、下記の単元などを全て習熟しておく必要があります。
(1) 整数×整数を計算(筆算)する。
(2) 整数÷整数を計算(筆算)する。
(3) 整数×小数を計算(筆算)する。
(4) 小数÷整数を計算(筆算)する。
(5) 角度や図形の性質を理解している。
(6) 円の面積を求める。
(7) おうぎ形の面積を求める。
(A)の箇所は(5)の知識が必要です。(B)の箇所は(3)と(6)の知識が必要になり、(3)を行うためには(1)の知識が必要です。(C)の箇所は(4)と(7)の知識が必要になり、(4)を行うためには(2)の知識が必要です。基礎となる単元(1)(2)…(6)(7)を全て習熟することで、この問題を解けるようになります。どれか一つでも欠けていると、解くことができません。他の教科についても、習熟している内容が多ければ解ける問題の幅が広くなりますが、そうでなければあまり問題を解けません。
この構図は、「ステージをクリアするとその次に進むことができるが、クリアしていないと進むことができない。」,「クリアしているステージが多いほど、より多くのステージに挑戦できる。」というスーパーマリオワールドのマップに似ています。
このように、基礎の定着を大事にしながら、ある単元の習熟後に次の単元に進める構成とした学習用アプリを作りたいと考えております。「もう一つのゴール」のような隠し要素(例えば、高得点を取ると何かイベントが発生する。など。)があると、「ここをクリアすると何があるのだろう?」と探し出す(高得点を目指す)ために、積極的に勉強する可能性を秘めていると思います。学校での授業や宿題,家庭学習を、より意欲的に取り組むことに期待したいです。
勉強が億劫だと感じる人でも取り組みやすい学習用アプリを作成して参ります。
(前回記事)あゆむアプリ 進捗2
(次回記事)あゆむアプリ 進捗4
<お問い合わせ>
このブログの管理者へのお問い合わせは、こちらからお願い致します。
こちらの画像は、スーパーマリオワールドのステージマップです。(久しぶりにプレイしました。)
黄色や赤色の丸,お化け屋敷,城は、1つのステージを表しています。あるステージをクリアするとマップ上のルートが開通し、その次のステージに進めるようになります。ステージをクリアしないと、その先に進むことができません。言い換えると、クリアしているステージが多いほど、より多くのステージに挑戦することができます。赤丸ステージは、もう一つのゴールがあることを意味します。この「もう一つのゴール」は通常のゴールよりも見つけづらいところにあり、このゴールよりステージをクリアすると、規定ルートとは別の分岐ルートが開通します。
学習用アプリの話に戻りますが、例えば、「このおうぎ形の面積を求めなさい。」(円周率を3.14とする)という問題があるとします。
解き方の一例は下記の通りです。
この問題を解くためには、下記の単元などを全て習熟しておく必要があります。
(1) 整数×整数を計算(筆算)する。
(2) 整数÷整数を計算(筆算)する。
(3) 整数×小数を計算(筆算)する。
(4) 小数÷整数を計算(筆算)する。
(5) 角度や図形の性質を理解している。
(6) 円の面積を求める。
(7) おうぎ形の面積を求める。
(A)の箇所は(5)の知識が必要です。(B)の箇所は(3)と(6)の知識が必要になり、(3)を行うためには(1)の知識が必要です。(C)の箇所は(4)と(7)の知識が必要になり、(4)を行うためには(2)の知識が必要です。基礎となる単元(1)(2)…(6)(7)を全て習熟することで、この問題を解けるようになります。どれか一つでも欠けていると、解くことができません。他の教科についても、習熟している内容が多ければ解ける問題の幅が広くなりますが、そうでなければあまり問題を解けません。
この構図は、「ステージをクリアするとその次に進むことができるが、クリアしていないと進むことができない。」,「クリアしているステージが多いほど、より多くのステージに挑戦できる。」というスーパーマリオワールドのマップに似ています。
このように、基礎の定着を大事にしながら、ある単元の習熟後に次の単元に進める構成とした学習用アプリを作りたいと考えております。「もう一つのゴール」のような隠し要素(例えば、高得点を取ると何かイベントが発生する。など。)があると、「ここをクリアすると何があるのだろう?」と探し出す(高得点を目指す)ために、積極的に勉強する可能性を秘めていると思います。学校での授業や宿題,家庭学習を、より意欲的に取り組むことに期待したいです。
勉強が億劫だと感じる人でも取り組みやすい学習用アプリを作成して参ります。
(前回記事)あゆむアプリ 進捗2
(次回記事)あゆむアプリ 進捗4
<お問い合わせ>
このブログの管理者へのお問い合わせは、こちらからお願い致します。