彼は現在92歳でアメリカのオレゴン州に一人住んでいる。30代後半から画家として生きているが、いまだに世界中に散らばるペンパルに絵手紙を描いて送り続けている。小生もそれをたくさん頂戴した。拙作『アメリカからの手紙』はそれを題材にしたものだ。彼は92になっても少しもボケないで絵を描いたり料理を愉しんだりして自活している。週2回の食料品買い出しだけを娘さんに助けてもらっているが、基本身の回りことは自分でやっている。その年まで自分ですべてやれるという見本を見せてもらえること位、この僕にとって勇気づけられることはないのである。自分には買い出しを手伝ってくれる娘がいないから将来は生協の宅配便を利用しようと思っている。それで充分彼の年齢に達しても独居を続けられそうだという確信が持てることは大変にうれしい。孤独死はもう必要不可欠な条件になってきたのでその覚悟はできているが、腐乱死体になってほかの人に迷惑を及ぼしたくはないので、死後早期発見してもらえるよう対策を講じたいと考えている。現在ご夫婦でお暮しの人もやがてはどちらかがおひとり様の臨終を迎えることになるのだから、この課題は他人事ではないだろうと思う。
彼の天使で二人して若い天使をたくさん設けた。
彼の可愛いお孫さん、今では成長してヤングレディになっている。
上は彼の母上。若いころよくピアノに向かって「月光ソナタ」をひいていたそうだ。
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