野生のコゴミ

2016年04月06日 | 山菜
 何年か前にアップしたコゴミは、この川の上流で採取したものでした。

 

そこは砂地でしたが、ここは石の河原。群落を形成しています。

水際に生えているこの株は、ちょうど食べごろ。コゴミの味は淡泊でクセがありません。



こちらも食べごろですね、ただ気のせいか小さいのです。やわらかい部分を折り取ってみると10cmほどしかありません。何か尺度になるものをもってくれば良かったのですが。



この群落は食べごろをやや過ぎているようですね。それにしても小さいなー



コゴミ=クサソテツ。 




ひな祭りの花とくれば

2016年04月05日 | 
 やはり桃の花ですね。

本来の『桃色』のものだけではなくて、最近では1本の木に赤花と白花が混在して咲くものもありまして、それらが沢山植わっている所はまるで『桃源郷』です。

でもひな祭りは3月3日のはず。 どうして今の4月に花開くのでしょう?

 

まだこの時期、早朝の空気は凛としていて寒さが漂っています。  そこに浮かび上がる桃の花の綺麗な色合い。 女の子の節句ということで4月3日頃が選ばれたのではないでしょうか。

   

 つまり、もともとはひな祭りはこの月の初め頃のものであって、それがだんだんと旧暦から新暦への切り替わりとか男の子の節句の5月5日に合わせて、語呂合わせ的に前倒しになっていったのかも知れません。

  

  ともかくも、真冬の厳寒期には草一本生えておらずまるでモノトーンの世界。人々は春の訪れを心待ちにして、染粉で色をつけた餅を飾り冬の生活に色どりを添えたりしていたのです。 

  

桃の花が開けばもう間違いありません。


  

 春の訪れです。木の枝に通していたカチカチになってしまった花餅は、揚げてアラレに



先祖伝来のお雛様には立派な『菱餅』をお供えして、皆で命が踊る春の訪れを祝う。



なんとも心楽しい昔からの行事であったことでしょう。

 

  ちなみに、この地方では、『からすみ』という米粉のお菓子を作って近所にふるまったりする風習がありました。なぜだかそれの形は、菱餅のようなものではなくて「富士山金太郎飴みたいな形をしています。


ホトケノザ七変化

2016年04月04日 | 
 あれっ、こんなところに綺麗な花が。

ホームセンターなんかにはない色だな。この系統の色は、早朝や夕方にとても目を引くのです。そのせいか、なんだかとても新鮮に思いました。

 

冬枯れした植物の茎の残骸から延びてきているようです。



ほら、そこかしこから。でも、すぐに正体が分かりました。



春の七草のひとつの、『ホトケノザ』だったんですね





  ↑ こちらの方もホトケノザと思ってましたが、別種です。『ヒメオドリコソウ』といって、畑に大量にはびこる草です。花の形と色は、ホトケノザとそっくりです。 

これは手で抜くと臭いので、「春の七草というが、どうしてこんな臭いものを食すのだろう」と不思議に思っていましたが、ホトケノザさん、濡れ衣だったようですね。

ミズキの一種らしい

2016年04月03日 | 

 よく見ますと、若い木の樹皮は緑色をしてます。

私たちのイメージでは早春につける花は黄色い房状。 春の花はなぜか黄色が多い、草花ではないから、キンポウゲ科でもなさそうだ。

ではこの黄色は?



 ここはググるしかありません。
 
四国に分布する落葉性の低木だからこの名がついた、とのこと。高知(土佐)の蛇紋岩地に野生のものが多く見られるため、この名前がついたようです。ミズキ科ではなく、マンサク科の植物
です。

これは葉の形がミズキ科の樹木と似てところにちなみます。早春から明るい黄色の花
を咲かせ、レンギョウやマンサクと同様、江戸時代から庭木や盆栽、切り花として親しまれてきました。




地際から太い枝を出して茂ります。葉はまるっこいタマゴ型で、裏面は粉をふったように白っぽくなります。主な開花期は3月下旬~4月、葉が出る前に枝からぶら下がるように黄色い花を咲かせます。花穂は長く伸びて7輪前後の花を付けます。雄しべの先端の葯(やく)が暗い紅紫色をしています。
海外へは19世紀、シーボルトにより紹介され、属名のコリロプシスはコリルス(ハシバミ属)とオプシス(似ている)からなり、葉の形がハシバミに似ているところに由来します。

マンサク科トサミズキ属は東アジアからヒマラヤに数10種が知れています。日本にはトサミズキ以外に、ヒュウガミズキ〔C. pauciflora〕、キリシマミズキ〔C. glabrescens〕、コウヤミズキ〔C. gotoana〕などが自生しています。姿や大きさなど若干異なりますが、基本的に花は黄色です。トサミズキ同様、自生地が比較的限られているものが多いです。ヒュウガミズキ庭木としても親しまれています。----

wikiからの引用ですが、こんな様に書いてありました。


 




染井 吉野とは?

2016年04月02日 | 田園
 
 文句なしの『ソメイヨシノ』。



この頃が一番、美しい。二分から三分咲きかな。なんせ桜にとっての時間の流れは、人間の感じるそれと全く違いますから。
花びらの開いているものは『満開』ですが、他のはまだ蕾です。全体的に見て、○分咲きとか満開とか言っているんでしょうね。



こちら側はいっぱいに開いていても、すぐ向こう側は蕾の状態が様々に異なっています。

私たちを惹きつけるのは、やはりこの頃のサクラが一番ですね。  



ソメイヨシノの美しさは、何といってもその色合い。花だけが最初に萌え出るのも、このサクラは自らそれを意図してるかのようです。

さぁーっ、咲きますよっ