朝起きて今日はなにをするかなと考えて、そうだトイレの窓を直そうとなった。
火事の際、割られて半分はベニアで塞いでいた。
解体した家から貰ったガラスに同じものがあった。
でも1枚では間に合わない。
ベニア板部分を交換しようと作業開始。
今はこんな状態だ。
貰った戸に付いていたのがこのガラス。
サイズは少し大きいがカットしてベニア部分に入れよう。
ガラスは上手く切れた。
折角だから枠に塗装をする。
窓を入れる部分も枠をきっちり付けて塗装した。
ガラス窓を取り付けて完成した。
お昼ご飯を食べて、天気も良いので、自転車で郊外に行こうとなった。
用意して出発したら前のホイールの回転がおかしい。
回転が円でない。
すぐ戻って四国旅で使ったホイールに交換。
これは大丈夫だった。
恵山方向に向かう。
久しぶりの自転車なので、足に掛かる負担は大きい。
おまけに向かい風だ。
鉄山から蛾眉野に向かう。
走っていると不思議な光景が目に入った。
立派な鳥居が見える。
しかしその奥に有るのは古民家風の建物だ。
所謂神社の建築ではない。
行ってみる事にする。
途中に犬が2匹居た。
1匹は繋がれているが1匹は放し飼いだ。
嫌な予感がする。
白いのでシロと呼んだら尻尾を振ってきた。
吠えられる事もなく神社の鳥居に着いた。
神社の様な感じもするが少し違う。
竜神と書いてある。
竜神は海の守り神だが。
仏像もある。
竜神と仏像。
どんな関係なんだろう。
これは何だろう。
男根?
そこにおじいちゃんがやって来た。
下の方の家に住んでいるそうだ。
こんちはと挨拶して話が始まる。
どちらから来たのと言うので函館からと答えたが、ここも函館だ。
函館の市街地です、で分かってくれた。
この竜神は個人の物だそうだ。
最初に家を建てた人が完成する前に亡くなったそうだ。
その半完成の家を買った人が、何故か竜神を祭った。
家の中も竜神一色だそうだ。
どんな人かと聞いたら、道産子の保存をしている支部の方だそうだ。
それで思い出した。
道産子を連れて日本縦断をした方が居た。
その方の家だそうだ。
本業は馬の売買でそれで相当儲けたそうだ。
でもここには殆ど来ていないそうだ。
勿体ないな。
来てくれたおじいちゃんも道産子を5頭飼っている。
絶滅になりそうな道産子を何とか残したいそうだ。
馬を見せてくれることになった。
先程の犬もおじいちゃんの飼い犬。
2匹の親子の秋田犬。
こちらが子供。
こちらが親。
馬小屋に行く。
一頭は外に居た。
飼い葉を与える入れ物が丸太1本をくり貫いている。
良い感じだ。
直ぐに寄ってきて近すぎ写真に入らない。
大人しい馬で鼻を撫でてやるとじっといつまでもいる。
後の馬は親子。
昨年生まれた子供。
こちらは今年生まれた子供。
話は延々に続く。
私が土方歳三の道を踏破するとき、道産子を提供する話があった。
確かに土方は馬での移動なので興味はあったが、報道発表したときは1週間前だった。
間に合わなく、実現しなかった。
その時の人はどうしているか聞いたら、既に亡くなっていた。
もう13年も前の話だからね。
この辺は薪ストーブだ。
薪はどうするのって聞いたら、山に幾らでもある。
要るなら持っていって良いと言う。
町と田舎では随分違う。
話の中で、ここの向かいの山中に自転車できて、掘っ立て小屋を建てて生活していた若者がいたそうだ。
この奥に居たそうだ。
たまに食料を差し入れしていたが、山菜でも採って売ったら良いよと教えてあげた。
でも自転車で町まで出て売っても1000円しかならなかった。
結局仕事を世話してあげたそうだ。
今は湯川に居るそうだ。
春になったら山菜採りに来てと言われた。
この辺りは十分知り尽くしているそうだ。
また来よう。