先日、中高年の転職ブームに関する記事で、過去よりも中高年の選択肢が国策等によって拡大されている現状に言及しました。
特に、アラフィフ、アラフォー世代は、この様な状況の中で、若い頃の選択の誤りを反省して、出来れば技術職を希望する方が多いかと感じます。
技術職は、景気の良し悪しに対し、他の職種よりも影響を受けづらい側面があり、中でも生活インフラに関するものには安定した需要が見込めると思います。
若い頃と異なり、生物学的なエネルギーが減少し、兎に角生きることを最優先に考える中高年以降には、懸命な選択の一つと考えます。
しかし、総じて技術職は若い頃から続けている方が有利なのは云うまでもなく、中高年から技術職を目指す場合は、過去に経験が有るものか、中高年でも勤務が現実的に可能なものを狭い選択肢から選ぶしかありません。
建設業の工事に関する分野等では、安全管理上の理由から例え人手不足であっても、中高年の未経験者は現実的に敬遠されることが当然と感じます。
必然的に中高年から「現実的に食える」技術職のキャリアを新たに構築する場合は、工事や「ものつくり」の分野より、既存のインフラの点検や保守業務等が主な仕事となりそうです。
変に転職ブームに踊らされて、キラキラした業務に転職して、「失敗して身を持ち崩す」と云うトラップに嵌まるよりは、無理の無い冷静な判断が中高年の場合は重要になると思います。
特に中高年のバス運転士やトラックドライバーからの技術職への転職は、私は今の時代は「危険物や毒劇物の管理」が現実的と感じます。
石油貯蔵施設や毒劇物の倉庫業、ガソリンスタンド等では、ドライバーあがりの方が多いと聞きます。
特にタンクローリーの経験者の方は、その経験が活かし易く、この選択を行う方が多いかと思います。
人間は歳を重ねると若い頃と違い、職場への順応性も考慮に入れる必要があると感じます。
当然、歳を重ねるごとに、新しい環境への順応性も落ちます。
特に中高年の場合、完全に畑違いの業種等は、本人も雇い入れ側も順応することに苦労が予想され、転職者は渋い対応を受け続ける覚悟が必要になります。
そのため、異業種に転職する場合でも、お互いのために、ある程度の前職や経験職種との親和性が重要になると感じます。
私の正直な感想ですが、中高年はバス会社が給与や待遇の面からも一番適した職場と感じます。
※ 本日もご訪問頂き、有り難うございます。よろしければ、にほんブログ村のリンクをクリック頂けると、大変励みになります。
※ 人気ブログランキングのリンクもクリック頂けると、大変嬉しく思います。