先日、バス運転士の面接は、応募者に対して採用する割合が2割程度と記事に書きました。
もちろん、現在は「世代交代問題」と「2024年問題による人材不足」が重なり、昔よりは採用確率は上がっています。
しかし、本来の面接から採用に至る確率は、5人に1人にが昔から云われています。
今から15年程前は、貸切バスは40歳以上の妻帯者でないと採用しないという不文律が存在した会社もありました。
この様に聞くと、バス運転士になることは、非常にハードルの高い難儀なことに感じる方も居るかと思いますが、実際はそうではありません。
バス運転士希望の転職希望者は、大方2から3社の面接、実技試験で合格しています。
そのため、社会常識と一般的な運転スキルがあり、大型二種免許を持っていれば55歳までは、ほぼ全員採用されています。
養成運転士として、採用後に免許取得を希望する場合でも、40歳までは上記に同じです。
ただし、採用後に研修に耐えられるかは、本人次第になります。
さて、先に触れた社会常識と一般的な運転スキルが有るか否かの判断は、どのようにされるのでしょうか?
社会常識については、面接によりされますが、特に自分を「俺」や「うち」等の地元の中学生、高校生の話す言葉が抜けていない人は、注意が必要と思います。
また、面接時にジーンズで来るような方は、採用はまず無いと思ってよいと思います。
基本的に20年程前の就職面接が今も生きる業界のため、黒か紺のスーツに白のワイシャツが無難と感じます。
受け答えも、ハキハキ元気よく対応することが望ましく、特に凝った対策は必要ありません。
次に、一般的な運転スキルについてですが、要するにペーパードライバーでなければ、あまり気にすることはないと感じます。
ゆっくりで良いので、普通に白線の中を走ることができて、右左折時、バック時の安全確認作業を怠らなければ、問題ないです。
ここまで聞くと、2割程度しか合格できない試験が、この程度でなんとかなるとは思えないと感じる方も居るかと推察します。
しかし、現実的には上記の「社会常識」の面で落とされる方が大半です。
ドライバー系の面接には、「社会常識」を疑いたくなるような応募者が少なくないです。
特に、「輩(ヤカラ)」の様な態度や仕草が少しでも見えると落とされる確率は格段に上がります。
バス運転士は公共交通サービスの担い手であるため、「社会常識」の面で疑問を感じられるような対応には厳しいです。
逆に云えば、「社会常識」さえ備わっていればバス運転士の採用面接は、さほど深刻に感じる必要はありません。
会社によっては、採用面接時に筆記試験を行う会社もあります。
しかし、筆記試験の結果が合否に関係したと云う話しは、私は聞いたことがありません。
その事からも筆記試験の目的は、応募の段階で、「社会常識」に疑問がある人間を事前にふるいに掛ける意味があると感じます。
バス運転士の採用は、「社会常識」一択といってよいほど重視されます。
この記事を読んで、「なんだ!思っていたより難しくないな…」と、感じていただいた方は、是非とも、ふるってご応募ください!
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