先日、過去を修正するため資格取得を考えていたことを、記事にしたと思います。
日本社会は、私が若い頃と相も変わらず資格社会であることは、違いはないと感じます。
学歴もある種の資格検定であり、世の中が一定のクオリティーを保つためには重要なことと感じます。
世間を見渡せば、自称専門家や付焼刃な知識で世の中を混乱させる輩も多くいます。
では、「信頼できる専門家や確かな知識とは何か?」と云われると客観的にどのような物差しで判断すればいいのか、ある程度の基準がないとまた混乱の原因になります。
その混乱を回避する手段として、以前より資格制度が運用されてきたと思います。
もちろん、資格取得が即専門家や確かな知識の証とは云えませんが、そのための登竜門を通過した証にはなると思います。
資格取得を過大評価する必要はありませんが、少なくとも社会の必要最低限度のクオリティーを保つ配慮ができる人材と判断することは可能と考えます。
さて、youtubeで人気の配信者の方が、リスナーから資格取得についての相談を受けた際の回答が面白かったです。
「世の中が停滞、下降局面にある時、何ら自分の中にセーフティーネットがない人間は、どこまでも世の中で落ちていく心配があります。まずは、これ以上落ちないというセーフティーネット作りから優先的に考えるべきではないか?」と、仰っていました。
バス運転士の仕事は、世の中の停滞、下降局面に対しては比較的安定した仕事と感じます。
できれば、転職活動に悩む中高年の方や若い方、女性などは、今のうちに選択肢の一つに加えてほしいものです。
しかし、昨今の情勢を鑑みるに、バス運転士といえども絶対安泰とは云えなくなると思います。
突然のリストラや不本意な系列会社への移籍や配置えなどは、あるかもしれません。
そのような中で考えられる資格取得努力の優先事項は、今いる会社で必要とされる資格取得努力ができるかと感じます。
「難関資格=評価」ではなく、会社で必要な必置資格が最優先と考えます。
もう、自己満足の資格取得を行っている時期ではないのかもしれません。
「会社での信頼関係構築は、資格取得に限らない!」との声もあると思います。
しかし、現実的にこれぐらいしか出来ない環境なら、思いきって資格取得に向けて努力すべきと思います。
尚、上記の配信者の方も、90年代から00年代の社会の停滞、下降局面を肌で体験した世代の方でした。