仕事にプライドを持つためには、会社側が指定する基本動作は最低限身に付ける努力は必要です。
バス運転士の場合は、研修期間にその基本動作について厳しく指導されますが、独車した後は運転士の裁量に依るところが大きいです。
もちろん、会社側も定期的なチェックはドラレコや指導員同車、覆面指導員乗車などで行っています。
しかし昨今の人材不足から、定期的なチェックにより指摘された箇所に対して、反省文を書けば切り抜けられるという反省心の乏しい運転士側の姿勢が問題になっています。
バス運転士は、プロドライバーと云われますが、それはレーサーの様な高度の運転技術を有するという意味ではなく、事故を起こさない運転技術を有するプロと云う意味です。
その為、一般ドライバーが起こしがちな、漫然とした運転による事故やヒヤリハットのクレームには、会社側は厳しく対処します。
事故を起こさない高度な運転技術の多くは、一般ドライバーが陥りがちな漫然運転や先急ぎ運転、だろう運転などから自分を律する高度な心の技術と云っても過言ではございません。
実際の事故が発生した場合、一般ドライバーに比べ真っ先に悪質性を疑われるのにも納得がいくと思います。
バス運転士の仕事にプライドを持って行うためには、先ず会社側の指摘事項や決められた基本動作を体に叩き込む努力は大切です。
そうでないと、一般ドライバーと変わらないアルバイトドライバーと社会的に云われても返答のしようがありません。
入社から3年で、基本動作は完全に身に付けられるように努力することは大切です。
そうすれば、自然と仕事に対するプライドも身に付いてきます。