中高年の方で、バス・タクシー業界に骨を埋めると決めた方には、趣味や自己啓発で以下の資格を取得してみることは有意義かと思います。
(1) 運行管理者(旅客)
(2) 危険物取扱者乙種4類
(3) 国内旅行業務取扱管理者
これらの資格は、「バス・タクシー会社3資格」と云われ、評価の高い資格です。
しかし、バス・タクシー業界の勤務経験もなく資格だけ取得してみたいと云う方には、ハッキリ言ってお勧めできません。
何故なら、上記の3資格を揃えることはバス・タクシー業界以外には、あまり意味の無い資格だからです。
中でも国内旅行業務取扱管理者の資格は、若い人を除いて中高年の場合、就職先へのアピールとしては現実問題バス・タクシー業界以外無いと思われます。
若い人ならば、旅行会社への就職も無いとはいえませんが、中高年の場合は旅行会社の経験が無い場合は、旅行会社へのアピールポイントとしてほぼ役に立たないと考えてよいと思います。
この上位資格の総合旅行業務取扱管理者も同じで、中高年の場合はバス・タクシー業界以外は上記と同じです。
多くの中高年が、何度も受けてでもほしいと思える資格ではないと思う事には、深い意味があると思います。
対して、危険物取扱者乙種4類の場合は、バス・タクシー業界以外にも、トラック業界やビルメン業界、ガソリンスタンドなどへのアピールポイントは年齢に関係なくあると思います。
もしも、未経験でぼんやりバス・タクシー業界への転職をお考えの方がいるのであれば、危険物取扱者乙種4類をお勧めします。
基本的にバス・タクシー業界に転職して、きちんと勤まるかは就職して業務を行ってみないと分かりません。
就職したけど、自分には合わないなんて事はよくあることです。
安易に資格ブームに乗り、先に資格だけとろうとすると、時間の無駄や徒労に終わることもあるので注意が必要です。
とりあえず、バス・タクシー業界に興味があるならば、説明会や職場体験ツアーなどに積極的に参加することをお勧めします。
バス・タクシー業界に転職して、1年後から資格を考えても遅くはありません。