2024年入社の大学新卒社員の退職がインターネット上で話題にあがっています。
折角大学を卒業して入社した会社なのに、1ヶ月足らずで退職してしまうそうです。
ただ、この記事を読んだとき感じた感想は、我々の頃と今の大学新卒者は大して変わらないというのとです。
本人がよほど就職に成功したと思える大企業、公務員、老舗企業、中堅企業でない限り、期間の長短はあれ3年以内でやめるのが若い人の平均値で、別に驚きません。
基本的には「MARCHレベル以上の大学卒」か「日東駒専大東亜帝国レベルの大学卒+資格(簿記2級や宅建レベル)」でないと学生がイメージする就職の形には出会えないと思います。
学生がイメージする就職の形とは、大学生から無理なく想定できるテレビドラマのような就職の形です。
もしも、私が大学生に戻れるならば、宅建を取得して、大手不動産会社か準大手建設会社に就職します。
大学は、基本的に人生で4年間の自由を手に入れただけで、勉強する場所ではありません。
そのため卒業後就職すると、余りの環境の違いに面食らって、退職を考えるというのが大方の予想だと思います。
学生時代からバイトをすればいいかといえばそうではなく、バイトと正規採用の社員は余りにも責任が違いすぎます。
考え方も根本から直す必要があり、「売ってナンボ!」の結果主義の世界の方が説明としては適切だと思います。
大手企業になればなる程、最初は「売ってナンボ」という球にクッションが付き、且つ、厚くなっていきます。
幼い子供にいきなり、固いものを食べさせようとしても無理があるのは当然です。
大卒新卒者の就職は、大手企業ほど大学生活との違和感を感じづらく、継続勤務が比較的容易になると私は考えます。
新卒者で直ぐにやめた人は、第二新卒者というリベンジのチャンスがあります。
大学や職安などの新卒専門のキャリアアドバイザーの話を聞いて、再度間違いのない就職にチャレンジしてください。
どうして、見つからない場合は第二種電気工事士の資格を先ず取って、一人親方からゆくゆくは会社を起業する道を考えてはいかがかと思います。
先に説明しましたが、「売ってナンボ!」の世界が世の中の本質の一つにあります。社長になって売上をあげれば、全てOKかもしれません。
変な回り道をするよりは、真っ当であると思います。
就職に厳しくなると、おかしな営業会社に捕まることがあります。
我々の時もありましたが、今は少し勝手が違います。変なことをすると、直ぐにインターネットに書き込まれる可能性もあます。
また、特殊詐欺に関する事をすれば、いくら会社の従業員といえども逮捕され裁かれます。
このような時代背景も考えると、堅実な就職がいかに大切か分かると思います。
もう安易な転職を繰り返すには、リスクが高過ぎる時代かもしれません。
もしも、バス会社も候補にいれていただけると光栄ですが、まだ選択肢が多数あるため若干もったいないようにも感じます。
ただ、若ければバス会社の大手企業への就職は比較的簡単ですし、本人の意欲があれば出世し所長や支店長、総合職になったり、関係会社への移籍もスムーズに通ります。
若い人には若干塩気が足りないかも知れませんが、サラリーマンとしての安定を手に入れたい場合や親をはやく安心させたい場合は、一番簡単で堅実であると考えます。
まだ人生長いので深刻にはならなくていいですが、我々世代に比べ年々厳しい世の中になってきています。
若い人には酷ですが、安定堅実の道も頭の片隅にいれておいて欲しいと思います。