Mr.Busーstop(バス運転士の日記)

大手バス会社勤務の路線バス運転士です。バス運転士の日常をお届けしたいと思います。

アラフィフ、アラフォー世代の底流にある考え方。

2024-03-21 13:08:17 | 日記
1975年から1985年頃の10年間に出生した世代を一般的に団塊ジュニア世代といいます。

また、1995年から2005年位に就職を迎える年代で、就職することに苦労したことから就職氷河期世代、ロストジェネレーションとも云われています。

特に、1995年から2005年位は既存産業の縮小に伴う過当競争から、今で云うyoutubeの煽り合いのようなことが頻繁に実社会で行われていました。

ブレイキングダウンの原型であるガチンコファイトクラブ、令和の虎の原型のマネーの虎などもこの時期に流行った現象です。

この時期は、今と異なり戦後はじめての経済縮小期であったため、前世代の助言も当てにならず、あらゆることが手探りで進められていました。

そのため、今で云うフリーランス、フリーター、非正規雇用のような不安定な生活環境に身をおく同世代が増えた時期でした。

結果的にこの時期に、比較的安定した地位を得られた職業は、公務員、大企業、地方の中堅企業、大手企業の1次下請けで真面目に勤務を続けた人でした。

あれだけ、「寄らば大樹の陰で大手企業や公務員などの安定した職場を求める事は、今後危険になる。」と喧伝しておきながら結果はこうです。

原因の多くは、デフレ経済により現金の価値が高まることから、リスクを取るより堅実に貯金をした方が賢いとの当然の結果に収まりました。

しかし、この時期に新しい競争力のある商品、サービスが生まれていないことにも注目は必要です。

さて、世の中の過当競争により血眼になることは私は自然の流れで、そこから得られる経験も人生に大いに役に立つと考えます。

問題は、世の中の過当競争による人心の荒廃を治める手段として行われた全体的プロパガンダに、私は問題を感じています。

2005年から2009年頃まで日本では、スピリチュアルブームという強烈な精神洗脳が全体的に行われました。

ゴールデンタイムに、霊能者や女性占い師などの冠番組が行われ、特に我々アラフィフ、アラフォー世代が餌食にされました。

高額なクッズやセミナー、神社、仏閣などのパワースポット巡りなどで散財し人生を狂わせた方も多くいます。特に女性にその傾向が、顕著でした。

他の世代が我々世代を観たときに感じる不可解さやおかしさの底流には、これが原因の一つとして大きいと私は感じています。

人生に空白期間を作り、その後の挽回に苦労している同世代は沢山います。

確かに「ばれなければ、何でもOKだ!」や「やったもの勝ちだ!」の社会的文化については見直す必要はありますが、宗教的洗脳を行う事は、死ぬか生きるか分からない劇薬を処方しているのに等しいと考えます。

日本はこういった危険な荒療治を定期的に行う、恐ろしく投げ槍な側面があります。

私自身も未だにその後遺症に苦しんでいる部分があり、今でも氏神様と先祖の仏壇を拝むことは続けています。

扱いが難しい人間がいたからと云って、強引な宗教的洗脳による恐怖支配を行う事は非常に危険が伴うと感じます。

何故私がこのようなことを云うのかというと、現在の状況がスピリチュアルブーム再来の前夜に見えてしょうがないからです。

今まで精神世界と無縁の人が、「お払いだ!前世だ!オーラだ!」なんて言い出したら時は近いかもしれません。

現在のyoutubeの煽り合いなどの過当競争を観ていると、我々の頃なんか比でないスピリチュアル洗脳が行われるのではと危惧しています。

スピリチュアルブームにはまる人の特徴と、はまらないようにするにはどのようにするべきかについて、詳しく解説している動画がありますので、是非ご覧ください。



本編は、前半部分と後半部分に分かれています。

私はクリスチャンではありませんので、前半部分がためになりました。

後半のキリスト教的な部分は分かりませんが、全体的にスピリチュアルブームの特徴を詳細に語っていますのでためになります。


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