(古民家を改修した食事処「灯里(あかり)」)
上の写真の「丹波山村役場」で貰ったたくさんの資料を抱えて、今晩の宿「民宿・たちばな」に向かいます。
(「民宿・たちばな」、素泊まり:3,700円)
「民宿・たちばな」の女将は、丹波山村を深く愛するとても良い人でした。
但し、現在は、高齢で神経痛の痛みが酷く、食事も作れないので、素泊まりのみにしているとのこと。
その代わりといって、朝食用に、おにぎりを無料で用意してくれました。
宿の女将にお薦めの食堂を聞いて、夕食に出掛けます。
宿の女将に勧められた写真の食事処「灯里(あかり)」に入ります。
この辺りの外食店はこの灯里のみで、しかも5時までしか営業してないとのことでした。
写真の「灯里(あかり)」は、古民家を改修した食事処でなかなか雰囲気があります。
釜戸で炊いたご飯を使用しています。
注文した写真の「日替わり田舎弁当」(600円)は、旬の地産地消の食材を使用しています。
食事処「灯里」を出て、「民宿・たちばな」の部屋に戻ります。
丹波山村役場で貰った色々な資料を広げて、明日の最終の歩行工程について検討したところ、下記の問題点が明らかになりました。
①ここから先は、路線バスもタクシーも無いこと。
従って、これまでの様に、ゴールまで歩いて帰りは路線バス、といった方法はとれず、往復を自力で歩くしかありません。
②ここから山道を歩いて、ゴールの「笠取山の水干(みずひ)」まで20キロ(往復40キロ)もあります。
従って、股関節炎を抱える私ににとっては無理な距離です。
万一、途中で股関節炎が再発したら身動きがとれなくなります。
③これから先は熊が出没する地域みたいです。
宿の女将に「この辺りで熊を見ますか?」、と聞いたら、「時々、この辺りを親子で散歩していますよ。」
最近、全国で熊に襲われ殺傷される事件が頻発しているので、必要以上に恐れる必要はないものの慎重に見極める必要があります。
ここから先には、携帯の圏外の場所もあるみたいで、熊に襲われても救助要請が出来ないかもしれません・・・
④インターネットのブログで色々調べましたが、ここから先を、「笠取山の水干」まで歩いて往復した人がいません・・・
中央本線の「JR塩山駅」から「作場平口」へ、タクシーで1時間かけて行き笠取山に登った人は大勢いました。
但し、この場合は、丹波山村役場と作場平口の間の歩きが抜けるので、厳密には、多摩川河口から源流までの”完全”踏破にはなりません。
どうやら、現時点ではここまでで、これから先の歩きのルートはギブアップです!
気候のよい秋になったら、タクシー利用も含めて検討して、「笠取山の水干」のゴールを目指したいと思いますが・・・
多摩川を歩く・丹波山村(山梨県)
ps.
ここまでの「多摩川を歩く」と「五街道踏破」については、「中山道を歩く 」の中程の一覧表と、冒頭の一覧表の見たい項目をクリックしてね。