今年も待ちに待った東北遠征に6月25日の深夜栃木を出発しました。
最初は昨年の秋に入渓した渓に入りました。昨年より更に上流を目指します。
渓は噂通り渇水状態。少し厳しいかなと考えていると、先行している相方N氏のロッドが弧を描いているではないですか。こちらを見てニッコリ。
先を譲ってもらいますが、良さそうな場所からは音沙汰がありません。
焦る気持ちを抑えながら叩き上がりますが、走られるは合わせ切れはするわでなかなかネットに入りません。
やっと顔を見せてくれたのは小ぶりのイワナちゃん。保険の写真を撮り、ボを回避したことでホットしましたです。
この位から反応が良くなり、ある落ち込みにフライを落とすとイワナちゃんが飛び出てくれました。
まだ居るだろうとフライを流れに漂わせていると白泡の切れる辺りから良いサイズが出でくれましたです。
結構引きが強く底に入ろうとしますが、なんとかしのいで無事にネットインする事が出来ました。
上れないと思っていた場所には何日か前に踏み入れたと思われる痕跡があり、その跡をたどるとへつりますがなんなく上流に出る事が出来ました。
昨年は、下流から見て無理と決め付けてしまいましたので・・・・・・見切りが早すぎたようです。
上流は反応も型も良く22~23cm位のが結構出てくれました。
ふと空を見ると、黒い雲がもくもくと広がり始めて居ます。ここで一気に降られるとヤバイかも。退渓地点はなんとなく聞いていましたが、不安な為ポイントを飛ばしながら上流へ。
案の定判りません!!
途中、伐採の為人的に縛り付けたワイヤーがあったので、もしかするとあの辺りだったかな~と迷っていると、ボツリと当たりました。
斜面と地図を見比べ、ここなら何とか上がれると踏んで直登開始。
寝ずに飛ばしてきた身体と年齢から来る体力の衰えに悲鳴を上げながら何とか林道に辿り着けました。
暫し二人とも言葉が無く、ただゼイゼイと枯れた声が響くだけでした。
そして帰りの林道がとてもとても長く感じたことは言うまでもありません。
帰りに退渓点を確認できたのは大収穫でした。
まだ、時間は早いのですが気力が付いて行かづ、初日はこれにて終わりとなりました。
車で走り出すと間も無く局地的な雨が振りはじめ少し肝を冷やした次第です。あまり長くは降らなかったようですが。
で、気力・体力の回復と明日への英気を養うのには、我々にはこれしか有りません。
何時もの店【しぶや】にて栄養ドリンク三種類。
写真右側が砂肝をやわらかく煮込んだもので、酒の肴としては最高の一品です。
横になり目を閉じれば朝でした。