炎症⑥

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《オメガ３オイルに潜む問題点》

マグロやアザラシなどの大型の海洋生物には確かに炎症を抑えるために最適なオメガ３脂肪酸が蓄積されています。しかし、近年ダイオキシンや重金属などの海洋汚染によって有害物質も一緒に蓄積されてしまうことが指摘されていて、その対策は欠かせません。

オメガ３脂肪酸にはDHAやEPAをはじめいくつか種類があります。DHAやEPAは主に海洋の動物に含まれています。それに対して陸上でも海洋でも植物性のものにはαリノレン酸という形で含まれています。エゴマや亜麻などのオメガ３脂肪酸がそのαリノレン酸に当たります。どちらもとても酸化しやすい油です。

体の中ではDHAやEPAの形で使われます。えごま油や亜麻仁油に含まれるαリノレン酸は体内で酵素などの働きによりDHAやEPAに変換されてから使われます。一手間を要する訳です。直接DHAやEPAを接種できる海洋生物の方が効率はいいです。

海洋汚染の心配の全くいらない海洋生物からとれるオメガ３脂肪酸（DHA・EPA）があれば理想的ですが、そんな都合のいいオメガ３脂肪酸があるのか？という話になりますが…。そんな都合のいい理想的なオメガ３脂肪酸があります。

海洋汚染の心配が全くいらない、世界で最も美しい水質を誇る南極海に生息する南極オキアミからとれるオメガ３脂肪酸です。オキアミは極めて小型の海洋生物でもあるため、食物連鎖の面から見ても海洋汚染の心配がありません。

南極オキアミはクリルと呼ばれています。南極オキアミからとれるオメガ３脂肪酸はクリルオイルといいます。細胞膜に直接取り込まれるリン脂質型なので、吸収力がとても優れていて、高い炎症抑制力があります。

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