しん健堂

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貧血は鉄分不足だじゃない

2023-12-07 09:51:00 | ラクトファイバーB
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《貧血に関わるビタミンB群》



葉酸はビタミンB 12とともに、造血を助けて貧血を防ぎます。またDNAの合成に重要なビタミンで、細胞が新しく作り出されるときに必要です。例えば、腸の粘膜などは細胞の入れ替わりが激しいため、葉酸が不足すると潰瘍になることがあります。

妊娠中の女性は、細胞分裂が活発な胎児を子宮に抱えているので、通常の倍の葉酸が必要になります。他にもホルモンの解毒、ドーパミンの代謝にも関わります。飲酒や喫煙は葉酸の欠乏をひき起こす要因になります。

葉酸は、ほうれん草、小松菜、パセリなどの濃い緑色をした葉もの野菜に多く含まれています。その他、マッシュルーム、レバーにも豊富です。

ビタミンB12(コバラミン)は、潜在性ビタミン欠乏性貧血の予防に有効なビタミンです。潜在性ビタミン欠乏性貧血とは、鉄分不足ではなく、ビタミンB12と葉酸の不足で、赤血球の形成や再生がうまくいかないことによって起こります。

潜在性ビタミン欠乏性貧血は、全身のだるさやめまい、動悸、息切れが特徴です。無理なダイエットやアルコールの飲み過ぎ、胃酸を抑える薬や抗がん剤の使用で起きやすくなります。

ビタミンB12はDNAの合成に不可欠で、タンパク質を合成、修復したり、神経伝達物質の生産にも関わっています。不足すると神経が過敏になったり、憂鬱になるなど、神経や精神に関わる症状も起こってきます。

ビタミンB12が不足すると、コルチゾールの分泌レベルが上昇したり、女性ホルモンの低下という症状も引き起こします。ビタミンB12はシジミ、アサリなどの貝類に豊富です。野菜にはほとんど含まれていませんが、魚や肉にはまんべんなく含まれています。




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