無謀海酔人muboudiverの日記 ~ダイビングと水族館~

シャチをこよなく愛する泳げない私が無謀な野望を胸にダイビングに挑戦!
(文章/写真の無断転載等は固くお断り致します)

DiveNo.75~78 2011/12/09~2011/12/10 和歌山県 串本

2012-12-24 23:15:48 | FunDiving
ほぼ1年前(2011/12月中旬)に和歌山県串本で潜ってきました

木曜日の夜に夜行バスで出発、金曜日の朝に現地到着。その日に1本、翌日に3本潜って再び夜行バスで帰る(日曜の朝着)という強行日程 『和歌山なら飛行機あるじゃん』と思われる方もいらっしゃると思いますが、カラダに入る窒素量の関係で潜った後すぐに飛行機に乗ることはできないため現地滞在時間(潜れる本数も)を考えると夜行バスが一番時間を無駄なく動ける…と考えたのです

夜行バスは思ったより快適でよく眠れ、少々道に迷いながらも電車も予定のにちゃんと間に合い、本州最南端の駅“串本駅”を楽しむ余裕もあり、疲れた感じは一切ありませんでした。

事前に言われていた通りタクシーでDSまで行き、スタッフの方から施設案内やDSのルールなど説明を受け、お昼ご飯後、いざ初串本ダイビングのポイントへ向けて出発!

…の段階でポイントへ着く前に結構な船酔い 酔い止めも飲んでいたし、船も大して揺れていなかったので酔ったことに自分で驚きました。でも今までの経験から少々の酔いならば潜ると返ってスッキリするパターンもあったので『きっと大丈夫!』と潜行。

串本は…噂通り青かった~

この通り本当にキレイな青でした。うまく言えませんが今まで見た数少ない海の中でも青さが見事 深い深い濃い青も、水面近くの青も、どの青も本当にきれい 目がおかしくなったかと思うくらいの青です
→画像が荒いんじゃなくて…
→魚の集団です

…っと海のキレイさは写真が無くともしっかり覚えているのですが、本人が感じていたより眠れていなかったらしいことや、10ヶ月ぶり+知らない場所で潜ることに対して無意識に起きていた緊張からか酔いはちっとも治まらず、ただでもエアが速いのになお速い みんなに申し訳ないなーと思いつつ「エアの残りが少ない」「具合悪い」をスタッフさんにジェスチャーで伝えると、私だけを先に船へあげてくれました。これは私にとってはとても助かるし、嬉しい指示でした みんながエアいっぱい残っているのに一番最初にエアが無くなった人に合わせて全員が上がるという(今まで潜っていたショップの方針)のは、エアが速い人間にとっては結構気持ちがつらいのです。(少なくとも私は“ルールだ”と割り切り難く申し訳なさが残ってしまう

そんなんで先にあげてもらったはいいものの待ってる間に船上から海へ向かってリバース…(さ湯を出してくれた船長さんありがとう) おかげでスッキリしましたけどね みんなが戻ってくるまでに船上で一眠り(とはいえ短時間)できたし。後から上がってきたベテランのみなさんは私の体調を気遣ってくれるだけでなく、私のエア消費量の速さもちっとも本心から気にしてない様子。ほっ ちなみに同じグループの人達はダイブ本数が3桁・4桁の人達ばかりで2桁の私は当然一番のピヨピヨダイバー。『これが噂に聞いていた「串本はアマがプロレベル、普通に1時間とか潜ってる」の実態か~』と陸上・水中での動き方に感心してしまいました。

その後は帰ってきたら後は寝ればいいだけの状態にしてみんなで夕飯を食べに行き、私は朝一のダイビングのために早めの就寝 他の方々は結構な酒豪のようで遅~くまで飲んでいました。

そして翌日

朝の景色。この後の晴れを予感させる絶妙な色合いの空

あっ、誰ががちょうど海に飛び込んだところですね しぶきが少ないのでうまい人です。

生物もいろいろ見ましたよ~。
→貝…系…  →フリソデエビ
→ピカチュウ(ウデフリツノザヤウミウシ)
→(写真ボケてるけど高級魚の)クエ

↑ツバメウオの幼魚(幼魚なのに顔も動きもかわいくない…

↑クマノミとかミツボシクロススズメダイの幼魚とか

↑偶然に誰かのライトが良い感じに入ったラッキー写真。魚がこっちを見ています。この写真にタイトル付けるなら「逆光になっちゃわない?」かな?

そしてこの方

凄いのです ベルーガやイルカでないのにバブルリングを作り出せるんです(そっち系の雑誌やTVに出たことあるとか) 前日に先にあげてもらう際にも減圧停止中に見せてくれ私の気持ちを船酔いからそらしてくれたこの凄技 そしてその後にも何度か見せてもらったのに、何~度も見惚れてしまうバブルリングの上がっていく光景

スーっとスルスルーっとシュルーっと溶けて消えていく感じ…。

地上じゃなかなか形に見えない空気も水中だとハッキリ目にできますね

その凄い方はこんな愉しみも叶えてくれました


午前2本、午後1本、無事に3本を潜り終え、ゆっくり片づけをしつつ帰りは串本駅まで送って頂きました。


帰りの車中泊となる2011/12/10はちょうど皆既月食の日で、偶然にも後ろの座席には誰もいなく…。おかげでバーン!と背もたれをMAXに倒して“横になった”状態で観察することができました。多少、バスの右左折や建物の障害物のジャマもありましたが、ぼけーっとただ眺めるには暖かな中で横になれて贅沢な観察環境 もちろん、カーテンを開けて眺めるわけにはいかないのでカーテンはかぶって車内に車外の光が入らないようには注意しましたよ

しかし…、長距離移動の車中泊1+お布団泊1+長距離移動の車中泊1のダイビング4本はなかなか厳しかった! 次回はダイビング本数減らしても電車か飛行機…かな?

あの青さ、キレイさ、あまり写真撮れなかったけど生物の多さ、また潜りたいポイントのひとつです。ただ、自分のスキルを上げないと、やっぱりちょっと周りの人に申し訳ないかなぁ 今回は超ベテランさんばかりと一緒に潜ってたから良かったようなものだものね。

それでは最後に しょーーもない写真を1枚。
自分の二酸化炭素とバブルリングのツーショットです(笑)

あぁぁぁぁ~ 次に見せてもらうときには動画で撮らせてもらおう


気温:?℃(程度)
         潜水時間 最大深度  水温  残圧(bar) 透明度
初 日<1本目> 43min  19.3m    20℃  180→ 0   10-12m程度
2日目<1本目> 34min  23.3m    21℃  180→ 0   15-20m程度
   <2本目> 44min  27.3m    21℃  180→ ?   15m程度
   <3本目> 44min  19.9m    21℃  170→ 20   10-12m程度




DiveNo.75~76 2011/2/12 沖縄 大度海岸 アウトリーフ

2011-05-03 22:30:48 | FunDiving
さて沖縄ダイビング2日目。前日に比べれば幾分晴れ間がチラつくもののやはりあまり恵まれてはいない残念な天気 でもダイビング専用船で出発できました。他のダイバーと相乗りで40人は乗ってたんじゃないかなぁ。そんな中、ドライスーツだったのは私とTちゃんだけ。みんなカタカタ震えながらウェットスーツでした。シンジラレン…


ガイドさんは前日と同じくTAKAさん。前日と比べて海の中は明るくて透視度も上がりキレイで『沖縄の海♪』と想像するのに近づいた感じ。

潜るとすぐサンゴが広がっていました

ちょっと沖縄っぽい?…いや、普通の海の中か(笑)


オラウータンクラブ

本当にけむくじゃらでオランウータンみたい。
2cmくらいかな、小さかった。

クマノミとイソギンチャク


別の場所に居た活発なクマノミ達
 
大きめだったけど人に慣れてるのか
威嚇してくる気配もないけど隠れようとする気配もなく

エキジット直前ではまたサンゴ畑が広がっていて…
 
 
圧倒されました。


1本目を上がって少し船で移動。そして2本目。
こちらは地形がとてもダイナミックなポイントで潜っていてワクワクするし、ダイナミックさにスカーッとするポイントでした。

こんな隙間にワクワクしつつ…

ぐんぐん進んだり…

海底からぐっと立っている大きな岩に沿って進んだり。

写真にはうまく撮れなかったのですが白い砂地が広がっている景色も見られました。
サンゴの上を泳ぐ魚たち。エキジット前。

2日目はキレイな青が見られて良かったなぁ

地形のおもしろさに夢中であまり写真を撮っていなかったのですが、本当にダイナミックで楽しいポイントでした。

船に上がってシャワーで頭についたお塩を流してからお昼ご飯
この日は“もずく尽くし”

もずく酢、生もずく、もずくご飯、もずくそば、もずくゼリー。生もずくはおそばに入れて食べます。このお店ではお替り自由。生もずくおいしいですよ~ いくらでも入っちゃいそうです


2日間、天気には恵まれなかったし、ケラマにも行けなかったけど沖縄固有の魚を見られたし、最後の最後にはキレイな青い海を見られたしとりあえずは満足 …んが、やっぱり“沖縄の海”と聞いて想像するような景色を見たいのでまた行かなくちゃ と決心を新たにするダイビングでもありました


気温:?℃
      潜水時間 最大深度  水温  残圧(bar) 透明度
<1本目> 35min  19.4m    21℃  180→ 20   20m
<2本目> 33min  21.0m    21℃  170→ 10   20m


DiveNo.73~74 2011/2/11 沖縄 中部 レッドビーチ

2011-05-01 22:08:22 | FunDiving
もう3ヶ月程前になってしまいますが、2月の3連休に1日プラスして3泊4日で沖縄へ行ってきました 半年ぶりのダイビング。

潜ったのは滞在期間の中2日間。全部ボートダイビングの予定だったのですが初日は残念なことに海況が悪くて船を出せずビーチダイビングに変更=ケラマへは行けず… しかも『せめて雲がとれてくれたらなー』という願いも空しく天候は曇り+雨。濡れるのはどちにしろ同じなので雨でもいいんだけど曇りだと水中も暗くなるのでちょっと寂しいんですよ…

まー、そんなことは『晴れ+海況よろしいときにばかり当たってる人達が潜ったことのないポイントに潜れるってことじゃん』と思考をちょっと切り替えれば大した問題ではなく

そんな感じで生憎の雨模様の中、小1時間車が走って着いた先はポイント名“レッドビーチ” 現地ショップのTAKAさん曰くマニアなポイントだとか(このポイントは私達が潜った3~4日後には潜水禁止区域となりました。潜れてラッキー♪) そしてさすがは沖縄、到着するまでの間にも米軍基地が普通に視界に入ってきます。しかも 着いた先には米軍兵の姿がいっぱい。なんだかそのまま戦地へ運ばれて行きそうな車輌、鋼鉄?や防弾ガラスでできてそうなガッシリした車輌などがいっぱい。そしてみんな無愛想(笑) 「何かの訓練の準備をしてる…はず」とTAKAさんは言っていたけど潜って上がってきた後も何も変化なかったような…

話がそれましたが『初沖縄ダイビング(実は沖縄上陸も初)なのに雨っぽいし、曇ってるし…ちぇーーーっ』と思いつつも器材を背負ってエントリー口まで行くと…やっぱり伊豆とは違います エントリー口でもキレイなのがよくわかる。色が違う、透明さが違う 何よりも波うち際にほとんどゴミが無い。

海のその様子にコロッと気分が変わって『おぉぉぉぉぉ?』と潜降予定ポイントまで水面移動を開始。早く潜りた~い …が、半年間座ってばかり+無運動だった生活がたたり目的の潜降ポイントまで行くのにまず一苦労。その時点で足が悲鳴をあげそうでした。いや、悲鳴あげてたのかもなゴメンネ、my足…

それでもなんとか潜降ポイントまでたどりついていよいよダイビング開始。やっぱり海の中は少々暗め。一般的に『沖縄の海♪』と想像するような風景でもなく、ちょっと触るだけですぐにシルトが巻き上がって視界が無くなるポイントで魚もサンゴもあまり見えない…。視界があまりよくなくて中層や海面を見上げても楽しみが少ないそんなときに見ると楽しいのはマクロな生物

1本目に見た生物は…
これでもズームしてるんですが見つけられますか?

ほら、コレです

動いてるでしょ?

じゃーん。マクロズームで撮ってもこれが限界でした。
(私のダイビングスキルのせいであまり近づけない)

ウミウシ(名前忘れた)です。5mmくらいに見えましたが、水中では物体が33%大きく見えると言われていますから実際はもっと小さいんです。そんな生物をすいーっと泳ぎながら見つけられるガイドさんは本当に凄い。それにしても大きな海でこんな小さな生物が必死に生きてるんですね~。

次はこの子。この子は…1.5cmくらい。幅は5mm無いくらい。


こちらにも2匹。


こんな子たちも。大きくて…私の好みじゃない…ウミウシは小さければカワイイんだけどなぁ…


この子は大きめだったけどぷっくりしていてまぁまぁ。


ウミウシ以外にも一応生物は見ました。
クマノミ達。イソギンチャクの家が混み合っているみたいです。右の2匹がかなり大きかったな


こっちはエントリ後わりとすぐに見たクマノミ


通りすがりで遠巻きに撮影したチョウチョウウオ


一瞬差し込んできた光。


1本目はこんな感じでした。ほぼウミウシパラダイス。天候もさえなかったし、カメラの秘密兵器も忘れたし…残念だけど仕方無い。んーーー、でも最初に紹介したウミウシはかっこよくて気に入ったな~


2本目に見た生物は…
ホシダカラガイ

貝の外に見えるうみょーんとしたのをめくってどける(中にいる貝の一部だから貝の中に引っ込む)と…

つるつるピカピカのキレイな貝殻が現れます。傷つかないように普段は膜を張っているらしい。

ツノダシ


ヨスジフエダイ


ムチヤギの上に乗ってたカニダマシ


トウアカクマノミ(沖縄固有種)
 
こういう泥地に突然あるイソギンチャクの中に住むのを好むんだそう。

ナンヨウハコフグ? ミナミハコフグ?
 
TAKAさんはそういうんだけど、ミナミハコフグはここまで大きくならないはずだしな。でも写真に写っているよりは黄色がハッキリしててきれいだったし、ちまちま動いていました。ん~?

伊豆でもお馴染みのソフトコーラル


DSが無いポイントなので2本ぽんぽーんと潜って引き上げ。その帰り道に沖縄名物のタコライスを食べました。
お店の名前はキングタコス。略してキンタコというらしい。「キンタコ行こう」て言ってた。
タコライスチーズ野菜¥600→
なぜかどうしても何度取り直してもピントが合わなかった…
辛いソースを好みの量かけて食べます。凄い量が多かったけどおいしかったな。


ショップでザッと頭についた海水をシャワーで流してログ付けをしてホテルへ戻ったのは16:30頃だったかな。それからお風呂へ入って夕飯を食べに行きました。
実は偶然、同日程で沖縄に滞在していた知り合いの先輩ダイバーと前夜ホテルで遭遇し、向こうは1人だったこともあり一緒に夕飯を食べる約束をしていたんです。でも、これが大当たり その方はしょっちゅう沖縄へ来ているのでおいしいお店を知っている そしてその方おススメの一品がこれ、ソーキ炙り焼。

おいしかった~ お箸でつまむだけで無理なく骨からはがれるし、お肉は柔らかいし。わさびをちょっと載せて食べてもおいしい。もちろん何も足さずにそのまま食べてもおいしい ただし、時価(笑) これまた偶然同日程で沖縄入りしていた知り合いダイバーとこちら2人(私とダイバー仲間の女の子)の4人で食べても充分な大きさでした。沖縄行ったらまた食べよう

今日は何を見た、どこへ潜った、なんて話で盛り上がりつつ4人とも翌日もダイビングの予定だったのでお酒をほどほどにしてホテルへそれぞれ帰り0時には就寝

さぁ、翌日はケラマへ潜れたのでしょうか?



気温:14℃(くらい)
      潜水時間 最大深度  水温  残圧(bar) 透明度
<1本目> 54min  10.5m    20.7℃  190→ 30   10~15m
<2本目> 54min  12.6m    20.7℃  190→ 10   10~15m


DiveNo.68~69 2010/5/17 世界遺産の海 北海道 羅臼 ロウソク岩

2010-05-24 00:35:15 | FunDiving
『仕事見つかるまでは潜れない…

っと思っていたのですが、
『野シャチに会いたいな…』と思ったらどんどんどんどん会いたい気持ちが募って『無職で時間があるうちに♪』と勢いで北海道旅行を計画。いろいろ調べているうちに道東/知床半島の羅臼で潜れることが判明し、それならば…と旅行中に潜ってきてしまいました

…というワケで、今回のメンバーは現地ショップのカワハラさん、そして京都出身の女の子と私の女子のみダイビング お宿でピックアップしてもらいポイントへ移動 今までで1番…整備されてないポイントでした(笑)


先に見える大きな岩が“ロウソク岩”(高さ結構アリ。手前に写ってるのは漁師さん達)
     

岩の裏はこんな感じ。車の位置から下へ足元に気をつけて降ります
     

ちょうど写真中央辺りからズルズルエントリー
     
岩にはスジメという昆布に良く似ている海草が波に揺れていました。波が打ち寄せると足に乗ってきます。


気温はかなり恵まれて1本目に入る前は14℃くらいあったのかな。水温は事前に問い合わせたら「ギリギリ0℃以上だと思う」と言われていて結構覚悟していたのですが、予想をはるかに上回る3℃ カワハラさんに言わせると「春だ~! 天国だ~!」だそうです。夏だと16℃くらいになるとか。そうそう、春と言えば、15日に千歳空港へ降り立ったのですが飛行機内で札幌で本日ソメイヨシノが開花したそうですってアナウンスかかっていました。前日まで寒かったという話も現地の方から聞きました。北海道はこれから春なんですね~


あ、戻ります。
今回は寒冷地用のレギュレータと三つ指グローブ(しまった! 写真撮り忘れた)、リップガードを借りてのダイビング。他の器材はmy器材です。北海道⇔関東の港町の往復を黒い猫に運んでもらいました もちろんカメラも忘れず

器材をセッティングして慣れない三つ指グローブに『鶏“手”だ』と思いながら、いよいよ世界遺産の海・水温3℃の世界へエントリー
『お、思ったより冷たくな~い 凄い あの揺らめいてるのは羅臼昆布か うわぁ うわぁ うひゃひゃ


…な世界だったのですが1本目は羅臼の洗礼を受け、水深を下げたら寒暖差でレンズがより曇ってしまう事態となり結局1枚も写真を撮れず… 陸へ上がった後もまだ曇っていたので余程の差があったのだと思います

1本目は…
 ナメダンゴ、ホテイウオ(風船みたい)
 クロガシラガレイ、マガレイ
 アカボヤ
 エゾメバル
 オニカジカ、シモフリカジカ、ニジカジカ
 ミズダコ(吸盤ひとつが親指第一関節分はある。これで中の下サイズらしい)
 スジメ、オニコンブ(羅臼昆布)
 トガリテマリクラゲ
 アダラリア・プロキシマ(白くてモコモコのウミウシ)
  +卵(ウミウシの卵なんて初めて
 フラベリーナ・ベルルコサ(黄色い背中のきれいな北方系ウミウシ)
 カラフトシマモエビ、スナエビ、
など…見た私でさえ覚えてなかったり、書き出すのも読み上げるのも『うわ』となるくらいいっぱい見られたんですけどね…


ということで、いきなり2本目の写真を。

《カレイ》
     
クロガシラガレイかマガレイ…どちらかです(笑)
ここのカレイは隠れていません。普通にヒラヒラ泳いでいます(笑) そこらじゅうカレイだらけでした。
     
たまには隠れているのもいます。さぁ、どこにいるか見つけられますか? ちゃんと写っていますよ~。


《クマガイウオ》
     
羅臼限定で、しかもこの時期だけしか見られないお魚です。トンガリがあるので♀です。


《ウミウシ》
     
名前は判りません…。今、調べ中です。わかったら修正します。わかる方は教えて下さいm(_ _)m
色が無いけど、まさかフラベリーナ・ベルルコサだったり


《イトマキヒトデ》
     
…もしかすると伊豆にも普通にいるかも…。にしても大きかったし太ってたなぁ…。


《カジカ》
     
細かい種類はわかりません。1本目に見たカジカ類の中のどれか…。


《クサウオ(の仲間)の幼魚》
     
     
丸まった姿で…5mmくらい…かな。凄くキレイでカワイイ でも例によって成長すると可愛くない


《ヤギウオ》
     
     
ヨウジ系のように細長いお魚。
2枚目は失敗写真なんだけど…なんだかハート型の尻尾だけが写ってるのもおもしろく。


《ホタテ》
     
直径10cmくらいかな。ぱかっと開くととても肉厚な身が見えます 逃げようとジタバタしてるうちに、何とか姿を写真に残そうと構えられていた私のカメラにコツーンと激突。当たった音やホタテがビックリした感情?が伝わってきて顔(表情)は無くても可愛く感じました


《キツネメバル》
     
黒白だけど…愛着湧かない(笑)


《オホーツクホンヤドカリ》
     
     
カメラを構えて撮ると足の速さでブレた写真になるくらい本当に足が速くてビックリ。これも地域限定モノ。私の両手の握りこぶし合わせたくらいのサイズ。ハサミも大きくて重そう あ、後ろ向きに逃走してました。


《刺網》
     
斜めにスーッと入っている白い線が網です。カレイとかいろいろ網にかかっていました。薄い一枚網での漁。魚が逃げられないのが不思議です


《ナメダンゴ》
     
     
     
1.5cmくらい。尻尾の先まで入れても2cmくらいかな。小さくてカワイイ、アイドル的存在のお魚。おなかの吸盤で岩や海藻にしがみついています。親ナメダンゴは5cmくらいにはなるそうでこれから登場。それと入れ違いに成長したこの子達が深くて冷たい位置へ移動して、成長したら浅い水深に上がってくるのだそう。ってことは…羅臼ではほぼ通年ナメダンゴが見られるってことか


《カジカ》
     
種類違いそうなので別枠で。
しかも、カメラを向けたらポージングしてくれた(?)
     
うまく隠れています↓ どこにいるか判りますか?
     


そしてエキジット直前に見たものは…

《テカギイカ(の死骸)》
     
後ろに移っているダイバーは決して大柄ではありません。全長80cmくらいかな。このイカ、卵を浅場まで命がけで運んでくるそうなのですが、水面近くになると身体を真っ赤に変色させるため、その色が空を飛んでいるカモメ(羅臼ではゴメと呼ばれている)からはハッキリ見え、つつかれて食べられてしまうそうです。このテカギイカももう目や口あたりは無いし、ボコボコ・ボロボロ穴だらけです。産卵の時期で「運が良ければ卵抱えてる姿を見られるかも」と聞いていましたが、見られたのは…死骸でした でもこんな大きなイカを生で見るのは初めて
     
その後、沈んでいきました。

他にもテカギイカの赤ちゃん(5mmくらい?)やクリオネが唯一食べる生物ミジンウキマイマイ(5~7mmくらい?)もエキジット直前に見られましたが小さ過ぎて私の腕では写真に収められず…

いやぁ…いろいろ見たなぁ
1本目にレンズが曇ってしまって他にも見られた珍しい生物を撮れなかったのは本当に残念だけれど仕方無い…。次回、羅臼で潜るときのお楽しみってことで♪


ちなみに…
今回、私は野シャチに会うことはできませんでしたが観光船ではシャチ親子に遭遇したそうです。それがなんと、私が潜っていた時間帯
『潜らないで船乗れば会えたのに~』とも思うのですが、『野シャチが羅臼を泳いでる同じときに私も羅臼で泳いでた…ってことは野シャチに今までの人生で1番近づいた瞬間なんじゃん 数百mズレてシャチと並泳してたのかも

というワケで…
「シャチをこよなく愛する泳げない私が胸に秘めた無謀な野望」を果たす第一歩のダイビングだったかもしれません

しゃ~ち~



気温:13℃(程度)
      潜水時間 最大深度  水温  残圧(bar) 透明度
<1本目> 32min  15.7m    3℃  200→ 30   10m程度?
<2本目> 38min  21.0m    3℃  200→ 10   10m程度?


DiveNo.66~67 2010/4/17 獅子浜 シーマンズ裏

2010-04-22 18:13:04 | FunDiving
「長いこと凄く楽しみにしていた特別な1本」そしてあの「江の浦」で潜ってきました


っていう記事のはずだったのに…
今回はことごとく楽しみにしていたことが潰れました まず潰れた「楽しみにしていた特別な1本」は私のOW認定イントラYちゃんの初単独ツアー。実は私はYちゃんがOW認定をした初めてのダイバーで、なんとなく2人とも思い入れが強い間柄。『(派遣切りで無職だから)4月以降はダイビングに行けない…』と思っていたけど『Yちゃんのデビューとあれば行かないワケにはいかん 4月はまだお給料入るし』と思って申し込んだのに当日の朝お店に行ったらなぜか“いつもの”Tくんの姿が
衝撃を受けつつ話を聞いたらYちゃんの花粉症が酷く50cmも潜れない状態だとかで前日にシフトチェンジ。Tくんと代わったんだそうです。
そしてもうひとつ。
今回のYちゃんデビューツアーは初ということもあり予定ポイントはあの「江の浦」。私が申し込むとことごとく獅子浜へポイント変更になり、他店舗のツアーでやっと行けたあの「江の浦」。今回も見事に獅子浜に変更になりました。 所属する店舗+江の浦+muboudiver=獅子浜 はどうやら確立 Tくんも「ホントmuboudiverのときは見事に変更になるね~(笑)」って 海の中でYちゃんのデビュー祝をして手乗りシャチに会って不本意ながらのブランクにスッキリ入れると思ったのにな…

な感じで結果、いつも通りのTくんのツアーに行ってきました
メンバーはスマイリー、いたばん、たけちゃん、あいちゃん、りゅうちゃん、イントラTくん、私。ポイントは西伊豆の獅子浜。久しぶりの獅子浜だったので行きの車中からなんだかんだそれなりに楽しみに

家やお店を出るときはみぞれ(41年ぶりに4月の遅い降雪)でしたが途中のSAを出る頃からスッキリ晴れてきてくれ、雨でチリの無くなった空気でキレイな富士山がでで~んと見えてみんな感動 真っ白で太陽光がばーんと当たって本当にキレイでした 獅子浜に到着してからも基本的には晴れていて朝の悪天候が嘘のようなダイビング日和

さっそく器材をセッティングしてまずはサクラダイを目的にディープ・ダイビング。獅子浜は日本の固有種であるサクラダイと出逢える確率が高いんです(Wikiによるとパラオでも目撃情報アリ、遊びのダイビングで見られるのは日本だけらしい)


《サクラダイ》
     
ちゃんと会えましたよ~ オスの柄が赤い身体に桜の花びらが散っているように見えるキレイな魚です 『あ』て思って撮ったらフラッシュ届かずとっても見づらいですが白い輪の中にぼんやり写っているのがサクラダイ♂。この後振り返ったら群れていましたが、そっちは写真に撮れず 次はもっとキレイに撮ってちゃんとしたの載せたいなぁ。


《ガンガゼ》
     
     
大きな黒いウニです。1枚目は半分死にかけているため白い部分も。ガンガゼって今まで避けてたんですが近くに寄って見てみたらなんだか中が青くキラキラしてました


《ネンブツダイの群れ》
     
う~ん、やっぱり群れもイマイチうまく撮れない。このときは曇っていたのかあまり明るくはなかったけれど…でもなぁ…ストロボ欲しい


《ムラサキハナギンチャク》
     
いつ見てもキレイ 気持ち悪いイソギンチャクもいるけど、ムラサキハナギンチャクは本当にキレイ。濃い紫のもいますが、そちらも私は好き。


《イソギンチャク 2種類》
     
     


《アカクラゲ》
     
大きかった~。触手だけで2mくらいありそう。安全停止中だったから5m以浅に行くわけにはいかず近寄れたのはここが限界 でもあまり近寄るとクラゲはクラゲなので危険です 2本目にはもう少し小さいサイズのもいました。


《ボウシュウボラ》
     
貝です。肉食の貝。私の顔より大きかったから…長さ?30cm弱かな。


《ムラサキハナギンチャクとTくん》
         
色の濃~いムラサキハナギンチャクとTくん。なんか…Tくんの体勢ヘン(笑)


《ヒフキヨウジ》
     
棒です。冗談。ヒフキヨウジという魚です。でも…やっぱり棒に見える。近くに少し小柄なのがもう1匹。


《クモヒトデ》
     
Tくんに「これ何?」って聞いたら「うわっ、気持ち悪っ よくそんなの撮ったね」と言いながら「クモヒトデ」と教えてくれました。4本足のカニかと思ったんですけどね~(笑) ガンガゼとかも写っています。


《マダコ》
     
隠れてますが…吸盤で身体を固定しつつ、ちろ~んとこちらを見ています


《エキジット直前に撮った群れ》
     
     
ほとんど同じ場所で数秒の差しかないのですが、外が曇ったか陽射しが水中に届いたかの差でこの違いが出ます。日焼けはしたくないけどやっぱり晴れた日のが明るくていいな~


2本潜った後お昼ごはんを食べていたら「マンボウ出たってよ 鯵の群れに突っ込んでいったって」ってDSの人が小走りで登場 ほんの30分くらいの差なのに…
実は行きの車中で散々みんなで「Yちゃんツアーでなくなったんだからマンボウ見せてね、Tくん」なんてみんなで言ってたんですが、まさか本当に現れるとは
当然3本目どうしよう?って話になったのですが、時間がかなり遅くなりそうだったので今回はマンボウはあきらめ

そうそう、私とスマイリーだけ見てないのですが、アオリイカが20匹くらいいたそうです

せっかくのチャンスに見られなかったマンボウとアオリイカはとても残念だし『しばらく潜れないんだなぁ』なんて思いつつのダイビングでしたが、いろんな生物に会えたのでまぁ満足できました

早く次のダイビングに行けるよう頑張らなくちゃな



気温:16℃
      潜水時間 最大深度  水温  残圧(bar) 透明度
<1本目> 27min  28.4m    16℃  170→ 20   15m
<2本目> 40min  14.7m    16℃  180→ 0   15m

 

DiveNo.59~60 2010/3/7 大瀬 白崖(シラガケ) 4番・1番

2010-03-14 18:31:11 | FunDiving
3月最初の週末に潜りに行ってきました
メンバーはひかりちゃん、くみちゃん、みほすん、まさきさん、イントラSさん、私。今回の潜水地は三保というところで西伊豆の獅子浜から船で約1時間移動します お店初の企画、三保へ乗り込むスペシャルツアー


……だったはずなのに、船を1時間走らせるには海況よろしくなく(風がある+更に出てくると船長さんが天候を読んだ)大瀬の外海で2本潜ってきました。ポイント名は白崖No.4とNo.1。(以前潜った外海。外海4番ブイ=白崖No.4)
この日の天気予報はなんと雪 もしくは…雪に変わる可能性のある冷た~い雨が降ることは間違いない。ヒートテック上下+夏用インナー+冬用インナー+タイツ+ヒートテック靴下+もこもこ靴下+ホカロン貼るタイプ4~6個…(笑) そして船上で着るようにいつものボートコート+トレーナー、という感じで寒さ対策はバッチリしていきました

こういう悪天候の日はやっぱり海の中も暗いんです。1本目に撮った写真で載せられるのはこの1枚のみ…。(というか、ちょっと流れがあって余裕がもてず3~4枚しか撮影してない

             
             大きなウミウチワとムチカラマツ

暗いと景色が見えづらいせいか透明度が悪く感じるのですがこれでも透明度15mはあったんだとか。


2本目は白崖1番で潜降
4番と比べて明るく透明度も良い感じがしました やっぱりちょっと流れがあってあまり余裕は無かったです
     
     遠くのダイバーも見えるし、ウミウチワもスッキリ見えます

《イソカサゴ》
     
     小さめで可愛く見えた

《サラサエビ》
     
     赤が吸収されて青色に見えました

《キンギョハナダイの群れ》
     
     …もっといっぱい居たと思うんだけどな…


自然相手だから仕方ないけどせっかく潜るならやっぱり天気が良くて陽射しも届く晴れの日がベストだなぁ
う~ん、、、群れをうまく撮りたいな 実物はもっとキレイだしもっといっぱい見えるんだけれど、私が撮影するとどーも寂しい画になる…。お店のブログにUPされたみほすんが撮った群れは『おぉ これこれ これですよ』な写真になっていました 今度会ったらどうやって撮ったのか教えてもらお


そうそう、大瀬でお昼を済ませる予定が船を走らせられなかったため、珍しくお弁当ではなく外食をしました。地元で有名らしい「SHOFUKUラーメン」 (漢字表記はわからなかったのですが調べてみたところ「松福ラーメン」と書くようです)Yahoo!とTOKYO☆1週間とかいう雑誌(←失礼)のコラボ企画で2008~2009年の静岡一おいしいラーメンに選ばれているんだとか。残念なことに豚骨ラーメンだったので私はちゃんぽんにしたのですが、

厨房の店員さん 「ちゃんぽん出まーす☆」
ホール?のおばちゃん 「はいよ!」

の声に『あ、ちゃんぽん私だ』と目を向けた瞬間、目に入った山盛りの茶色いちゃんぽんに『ふあぁ!?』と声が出てしまいました(隣に座っていたみほすんやカウンター半周して一番遠くに座っていたSさんに言わせると悲鳴になってたとか
どこかのちゃんぽんで「本場のソース味なんだよ」とおばちゃんが笑顔で解説してくれましたが『本場どうこうの前に量多いし… 麺に辿り着けないし…』と早い段階で内心ギブアップ それでもほとんど減ってないちゃんぽんが申し訳なくお箸を進めていたのですが、それを察したSさんがちょうど空いた私の隣の席へ移動してきてヘルプしてくれました ほとんどSさんが食べたなぁ…(笑)
いやぁ…凄い量だった…。あのちゃんぽんのおかげで帰りの車内は珍しく海の話ではなくちゃんぽん(と私の悲鳴)の話になっていました


しっかし…今回はSさんに「大島で見たmuboudiverは俺の幻想だったのか?(笑)」と言われてしまうくらい余裕の無いヘナチョコ・ダイビング なんと2本とも残圧10…うち1本はSさんのエアーを頂き… う~ん…残念凹 経験がまだ3本目の外海だから? 単なるスキル不足? どちらにしても潜らないことには外海の雰囲気や潮?にも慣れないし。スキルもテクもUPさせるには頑張るしかない のんびりとね…

そんなまだまだヘナチョコ・ダイバーの私が今月末にはいよいよ…


気温:8℃
      潜水時間 最大深度  水温  残圧(bar) 透明度
<1本目> 30min  34.9m    13℃  180→ 10   20m
<2本目> 27min  21.9m    12℃  180→ 10   15m



DiveNo.57~58 2010/1/30 大瀬 外海4番ブイ、マンボウ前

2010-02-02 15:54:13 | FunDiving
日帰りで潜りに行ってきました
凄いんです。全店同時開催の上に有り得ない料金のお年玉ツアーです。今回ばかりは堂々とツアー料金を書けます(笑) なんと¥2,010-で1ビーチ+お昼+その他もろもろ含。2010年にかけているのは言うまでもなく。ま、ゲストからみても明らかにお店にとって赤字のこんな料金でツアーを設定してくれたからこそ大島であんなに遊んだのに月末また潜りに行けたのですが そしてようやく行かせてもらえる初めての“外海”。凄く楽しみでした

前泊チームも居たので日帰りでは一番早いパターンの6:30頃お店出発。車内メンバーはつやちゃん、かめちゃん、あいちゃん、こうちゃん、ジョニーさん、とイントラTくんと私 早朝+車内朝食+休憩なしで行ったので2時間程で西伊豆へ到着しました。

前泊組と現地で合流して「まずはボート♪♪♪」と盛り上がるみんなでしたが、実は前夜から胃痛でほとんど眠れず、起床(4:30)直前に痛みはぼんやり治まったものの気持ち悪さが抜けないまま参加したため私は既に『どうしよう…行く? やめとく?』とかなり迷って自問を繰り返していました ボート(外海)+ビーチ(マンボウ前)+ボート(外海)の3本予定だったので1本目は陸で休んでその後行くという道もあったのですが、朝一が一番海キレイだし、朝一のボートは深く行けるチャンスだし、外海に新しくできたポイントって言ってるし…と行くことにしました。二日酔いで潜った人がスッキリして戻ってきた事例もあるので、潜ったらスッキリ治るかもしれないとの期待もあり(本当は二日酔いで潜るのはNG) でも…セッティングを終えた段階で既にかなり弱気になっていて「最悪2本目以降潜らんでいい?」とTくんに予告を兼ねた事前確認をする始末

そんな感じでまずは1本目、初めての外海にして新しく作られたポイント4番ブイに潜りました。…が…記憶が無い…。キックしては『んー、気持ち悪いなぁ…』と思っていた覚えは…あります。
それでも気を散らそうと写真は撮っていたみたいで…

《ウツボ》
       
       …余裕無いのがよく伝わる写真になっちゃった…

《ウミウチワとダイバー》
       
       あの状況にしては比較的うまく撮れたかな

《?シダ(左)とニッポンウミシダ(右)》
       
       さすが外海、“(少しだけ)流れ”ているのがわかります


悲しいほど記憶がありません…。ボートに上がったら、みんな「魚凄かったね~ さすが外海だね~」って盛り上がっていたのに『魚? 居た…ような気はするけどそんな感動するくらいいたっけ?』って… さらに、気持ち悪くて動けず、座ってもいられず、かといって立ってもいられず頭の中は『気持ち悪い、横になりたい…』の一色。その姿にSさん&Tくんが器材をバラしてくれたりスーツを脱がせてくれたり…。前泊組の中にいたひかりちゃんが髪の毛をふいてくれたり…。
んが…、ボートが動き始めたのと同時に海中のお魚へ餌をまいてしまいました… (おかげで自身はだいぶスッキリ…


陸へ戻ると他店舗の人達も到着していて、つやちゃん&かめちゃん&私はそちらへ合流。(Sさん&Tくんは自店舗の新年会ツアー担当) 2本目も行くかどうか凄く迷ったのですが『ビーチだからそれほど深く潜らないし、深度変化もゆるやかだし大丈夫かな…?』と結局潜ることにしました。直前まで迷った上の自己判断です

他店舗チームにまぎれたAやんガイドの2本目は以前OW付添いのときに初めて潜ったポイント、マンボウ前。潜った直後の景色は覚えていますが…やはり体調のおかげであまり余裕が無く、気を散らそうと写真をパチパチ撮っていたみたいです

《人工的に作られた漁礁》
       

《近寄ってみると魚いっぱい》
       
       オオスジイシモチとキンギョハナダイ(♂)1匹

《大きなソフトコーラルの中に魚がいます》
       
       3種類写っていて、
       こっちを見ている魚は写真右半分にいます

《ヤリイカのタマゴ》
       
       外海のせいか大瀬の湾内で見たのよりも
       タマゴに水流が当たって揺れています

《イソギンチャク》
       

2本目もあまり記憶がありません…。上がってすぐ「今日はこれで終わり」と諦めがつきました(苦笑)
その後、お昼を食べていたらイントラKさんに声をかけられAWARE活動のBeachCleanups(要は陸上ゴミ拾い)に参加できることに Aやんチームにまぎれていたおかげでずっとやりたかった集団ゴミ拾いができてラッキーでした 水中でもゴミ拾いをしていた私を見たイントラAやんが『muboudiverはやりたいだろう』と同店舗のKさんに言ってくれたみたいです
       
       


みんなが3本目行ってる間、のんびり&しっかり器材を洗って干して、太陽を背に日向ぼっこしての~んびりお留守番 全員が上がってきた段階で総勢90名近くで記念の集合写真(もはや自分がどれかすらもハッキリわからない(笑))を撮って、それぞれ解散。SさんとTくんは泊まりツアーだったので私とつやちゃん、かめちゃんは他店舗の車に便乗してみんなに見送られて帰って来ました


う~ん、なんだか凄くいいかげんで楽しくない記事になってしまいましたがホントに一日中気持ち悪くて大変でした。原因は前日の夜…20時前に食べたかきもち… もう前日にかきもちは絶対食べない… (気づかない体調不良もあったんだろうけど…)あんなに心配&世話ばかりかけるのはもうイヤだーーーー


気温:13℃
      潜水時間 最大深度  水温  残圧(bar) 透明度
<1本目> 27min  28.7m    14℃  180→ 20   15m
<2本目> 32min  21.2m    14℃  180→ 40   10m


DiveNo.54~56 2010/1/3 大島 秋の浜 水深40mの世界 最終日

2010-01-23 23:25:17 | FunDiving
最終日。

ふふ…ふふふ…ふふふふふ…ふふふふふふ…顔がにまにましてしまう…

なんと…早朝から水深40mの世界へ行っちゃいましたっっっ
よんじゅ~めーーーとる ずっと行きたかった世界 今の私に行ける最深地点
「スクーターあるし、“アイツ”がいるらしいから行けたら早朝で40m行っちゃおうね」と前日からずっとSさんが言っていました。今まで行ったことの無い、しかも、“許可された最高深度”へ行くということでちょっと耳抜きが気にはなりましたが、行けるかもしれない可能性が凄く嬉しくてワクワク、きらんきらん 眠っている間も「40m…40m…」と「40」ばかりが頭の中にあった覚えがあります。(ん? それって熟睡できてなかったってことか?)

起床直後から「40」の数字にキラキラ 前日の午後から風向きが変わったのか陸も寒さが弱まっていて朝から快適。セッティングする間もみんなニコニコ頭の中は「40」の数字一色

スクーターを沈めてエントリー。自分で泳ぐよりも早いスクーターの速度も逸る心には遅く感じます。Sさんと2人乗りの私は片手乗りをして常に&こまめに耳抜き。(う~ん、やっぱり自分で操縦しながらの耳抜きは難しいかもなぁ ) 徐々に深度を下げていきます その間、ダイコンを小まめに見て深度を確認 水圧による締め付けがきつくなってくるのでドライにも空気をどんどん入れます。コバンザメ状態の私は周りの景色が変わっていくのをただただゆっくり観賞 背の高い大きな岩やいろんな魚が泳いでいる景色が、砂地に大きなソフトコーラルや背の低い岩の景色へ変わります。『まだ着かないのかな。結構かかるな。やっぱり40mてそれなりに深いんだな』なんて思い始めたら、SさんがスクーターのスイッチをOFFにして、私に離れるようハンド・シグナルを出しました。『おぉっ?』とダイコンに目をやると… 39.1m の表示、ついに水深40mの世界…… 今までの最深26.8mより12mも深い39.1m。


キレイで…  冷たくて…  シンと静かで…
………………なんとも言えない…………………


到着後、Sさんが“アイツ”を探します。あっちの岩…こっちの岩…そしてアラートのブブーという音に振り返ると手招きしています。Sさんの元へ行くと…居ました。岩の上にポチッとちょこんと

《クマドリカエルアンコウ》 1.5cmくらい(Sさん撮影)
       
この子はカエルアンコウの中でも見られる機会が少ないそうで見られただけでもラッキー それなのに初めてみるカエルアンコウがクマドリだなんて私ってば更にラッキー 今回はスクーターだったこともあって、ほんの少しだけ観察する時間があり『ご飯食べてる姿見たいな~。眺めてたら見られるかな~(40mにしてこの無謀な思考)』なんて眺めていたのですが、残念なことに40mの世界に居られる時間は極々短く、タッチ&ゴーのことが多いそうです。そんなわけですぐにアラートでSさんに呼び戻され40mの世界を後にしました 次はいつ行けるかなぁ… そうそう、今回の大島ツアーでクマドリに逢えたのは私達4人と別店舗の4人だけだったみたいです

クマドリに興味があったかないかは別として40mの世界に大満足してエキジット その後の朝ごはんのおいし~こと 会話は次をどう潜るかではなく40mの話ばかり。いつもいつも40mに潜れたらいいのにな あの静けさ好きだなぁ…

2本目はスマイリーがナショジオSPを受講する間、野放しタイムの私とひでまんは2人とも熱心にカメラの練習 そのとき撮った写真がこちら。
       
       ナショナルジオグラフィックSP/PPB中のスマイリー(右)

       
       岩にある穴の中に魚発見。キンギョハナダイかな。
       こっちを見ていました。


そして…クマノミあるところに手乗りシャチあり(笑)
       
       
       
       
       クマノミ城付近の別の岩に住んでいました。
       この子達もかなり警戒心が強くてなかなか撮らせてもらえず
       結構粘って結構パチパチ撮ってやっとこれくらい…

       
       帰り道中に撮ったもの。太陽光と波の感じがなかなか♪(?)


いよいよ、今ツアーで最後のダイビング、3本目はゆったり普通のFunDivingをしました。
ちょっとしたハプニングでカメラを持っていけなかったので頂いた写真を…

       
       今年の干支、《トラウツボ》
       目がキョロっとしていて何気に結構かわいいんですよ。

       
       《トゲトゲウミウシ》 1cmくらい
       これ、本当に粒々していて色も形もかわいいです。
       ウミウシっぽくない。動く姿は歩くハリネズミ…



早朝含めて3本潜って昼食・お風呂・器材洗いを終えて岡田港から帰って来ました。ダイビングや海に関係ある/ない話で盛り上がってあっという間。大桟橋へ着く放送がかかった頃にはSさんが「え!? もう!? 寝れなかったじゃん!」と驚くくらいでした。帰りは4時間くらいなので実際短いんですけどね。


ダイビング本数20本。経験本数も50本超。
フリー潜降できるようになった、浮いても自分で再潜降できるようにもなった、…というか浮かないように空気を抜くタイミングをつかめたとか、器材を1人でおろせるようになったとか、他にもいろいろスキルが上達した実感が凄くあります 4泊5日、ダイビングのことだけを考えればいい時間…
そうそう 満月の間だったのでキレイな月を毎夜見ていたのですが、最終日のナイトを潜った後だけはその満月がどこかへ隠れていて“満天の星空”を見ることができました あの星空だけでも『大島へ行った甲斐があるな~』と思う見事な星空。普通に生活してあの空が見られる(+毎週末潜れる(笑))なら大島へ住んじゃいたい 潜って潜って潜って…こんなに充実した年末年始は初めてで大大大大満足 (でも遊び過ぎ。節約生活頑張らなくっちゃ(苦笑))



…っと言いつつ、次は月末に日帰りで潜りに行く予定です



気温:?℃
      潜水時間 最大深度  水温  残圧(bar) 透明度
<1本目> 31min  39.1m    13℃  170→ 40    ?m
<2本目> 39min  17.4m    16℃  170→ 30    ?m
<3本目> 31min  15.4m    16℃  180→ 70    ?m



DiveNo.34~36 2009/12/6 伊豆山(沖根東、沖根南、大黒根)

2009-12-15 23:31:23 | FunDiving
2日目。
前日の指令通り6:30にはバッチリ起床で朝から「潜るぞ、潜るぞ」空気満載です。チェックダイブ調査から戻ってきたSさんとTくんに向けられる「伊豆山? 獅子浜?」というみんなの問いかけ視線に「ちょっと波あるので酔い止め必要な人は飲んでおいてね」の回答♪(波ある+酔い止め=船乗る=伊豆山OK!)

朝ご飯や支度を済ませて7:30前には出発
この日はTくん&Yちゃんチーム(のんびりDeepDiving)とSさんチーム(DPV暴走Diving)の2チーム構成。私が振り分けられた先は…やっぱりTくんチーム 前日の獅子浜でDPVSPをクリアしたものの、伊豆山はサンゴがそこここにあるのでサンゴ破壊防止…。破壊的暴走行為のおそれがあると判断されたんですね(笑) いや、仮に「Sさんチームでもいいよ」と言われても、サンゴ破壊する危険性があるのは自分でもわかるので間違いなくTくんチームを選びましたが… 人間にしてみれば“フィン先がちょっと触れただけ”の程度でも折れてしまうことがあります。成長に恐ろしく時間のかかるサンゴ、魚の家や逃げ場所になるサンゴ。景観をより素晴らしいものにしてくれるサンゴ。自分の楽しみのために壊すわけにはいきません。(Deep+DPVは耳抜きもちょっと心配だし) 魚は『うげっ 変なの(暴走中の私)が来る』って泳いで逃げられるけどサンゴは逃げられないからなぁ…

このプロ&アマチュア16名の企みを知ってか知らずか伊豆山の漁港の方はいつも通り暖かく迎えてくれました
1本目は沖根東、2本目は沖根南~東、3本目は大黒根~東。
今回も耳抜きはスムーズにできて(前日も潜ったから耳管が広がってたのかも)サクッと潜れました。バディはジョニーさん。

1本目はくっさん、まっきー、ジョニーさんがDeepSPをしていたため、DeepSP認定済みのゲストには「あっちでウミウシ探して待っててね」との指示。野放しタイムですニヤ~リ 『お~、ウミウシいるかもしれないんね♪』なんて思いつつ、あっちをフラフラ、こっちをフラフラ…してたら発見! 通りがかりに気になっていたお惣菜のトレイ(ゴミ(笑)) まだ新しいようで原型はしっかりあるし色もある。『これは…持って帰らなきゃ』とBCDのポケットにしまったら、突然私の頭を何かがゴシゴシ ビックリして振り返ったらYちゃんが私のあたまを撫でていました(笑) その後、また近くをフラフラしていたら見つけました 今度こそウミウシ
ウミウシ遭遇2度目にして自力で見つました。……ただし…結構遠くから見ても判るくらい凄い大きいやつ。全長7cmくらいはあったのかなぁ…。

《ハナオトメウミウシ》 これです↓
    
     Yちゃんが正面から撮影したもので全身は写っていません。
     ピカチュウのように「カワイイ☆」とは間違えても言えないサイズ。

『ウミウシだとしたら相当大きいなぁ』なんて思いつつYちゃんに「いたかも」の報告。Yちゃんがうなずきながら顔をしかめて「デカ過ぎてキモイ!」とクエストに書いていました。確かにね…遠くから見て発見できたもんね…。正直、『カラフルなナマコだったらどうしよう…』と報告するの迷った。そのくらい大きかった。んでも、やっぱり意識しないと見落としてしまう生物を見つけたことは嬉しいものです 1cm級ウミウシはこれから先きっと見つけられる。うんうん。今は観察眼を養うことが大事大事。チャンスはまだまだある!(と自分を励ます


……。
超順調に潜ったかのように書いてきたこの日のダイビング、実はハプニングが…。(記録だから書いておかないとね

まずは先程のゴミ拾ってたらYちゃんが突然登場して驚いたという話。
あれ、実は私がどうやらTくんの想定外の場所へにふらふらして行ってしまったらしく、Yちゃんが慌てて追いかけてきていたんだそうです…。透明度凄くイイからTくん達の姿見えるし♪なんて思っていたのですが、暴走していたらしい…

さらに、Deep講習が終わるのを待って「さぁ、移動しよう」となったとき、潜降前には170barあった残圧が既に90bar ビックリして「90だよ」というハンド・シグナルをTくんに送ったら、『90!?』と驚いた表情で確認され、「まーとりあえず行こう」と出発。伊豆山ならではの景観を楽しみつつ深度を徐々に上げていきました。その後、しばらくしてバディが浮いていってしまったのですが、それにYちゃんが対処する間、Tくんに「60だよ」のハンド・シグナルを送ると隣に来るように指示が
『これはまさか… もしや… まだ安全停止も残ってるしな… 』と思いつつTくんの隣へ行くと、案の定Tくんのオクトパスを向けられ「レギュ外してオクトくわえて」の指示… いやぁ…OW講習でやったことを実際にやることになるとは… 34本目にしてオクトで空気をもらってしまいました…。

陸に上がってから聞いたところ、
潜降の順番が最初の私と最後に同じ深度へ到着した人と時間差ができ過ぎてしまったことが大きな原因だそうです。というのも、深くに潜るにつれ気圧が高くなるため、空気の吸う量が陸上で吸うよりも多くなるのです。その結果、既に潜っている私とまだ水面近くにいる人で吸う量に圧倒的な差ができてしまったのです。今回はイントラ含めず7人のチーム。1人160cmとしても私の位置と最後に潜降する人の胸辺りは9m60cmも離れています。この気圧差はかなりのものです。それを忘れて私が『耳抜けてる♪』とサクサク潜降してしまったのが大きな原因。反省…



ま~そんなハプニングを起こしてしまってもさすがは伊豆山、凄かった~ 伊豆山に限らず毎度書いているようですが、今回は本当に今までで一番凄く魚影が濃かったです。

進行方向に魚群発見
    

追いかけて手を突っ込んでみる (もちろん逃げられた)
    

っとまぁこれは序の口で、6~7m?下を泳いでいるダイバーが魚で見えなくなっちゃうくらい凄かったんです。これはその直前の写真。下の方に写っているダイバー達みんな見えなくなりました。(よく見るとダブル・タンクの上級ダイバー達。左端は私)
    
    

そんなことが水中で何度も何度も。何千ではきかない…何万匹…、何十万匹の魚の群れがいくつもいくつも絶え間なく…。
私にとっては初めて“魚壁”を感じた瞬間でした。360度囲まれて『あ~』と思ってると別の魚の群れに変わってたり…。そんなのが何回も何度も目の前で繰り広げられます。サンゴも山(岩)も魚で見えない!ってくらい。
魚群が去って見上げたら山の景観も凄い 陸上から高い建物や山を見上げるのと同じように『うぁぁぁぁぁ…』と見上げていて気づいたら基本姿勢の流線型の間逆、仰向けになって泳いでいました(意識なければそんな器用なこともできるんだなぁ…
あのまんまプカプカして時間制限なく過ごせたらサイコー…… いいっ、いいなぁっ いつかは私もダブルタンク…(デュアルSPなんて何年後だ?)

ポンポーンと2本潜った後、お弁当を食べたのですが、いつも通りおいしいお味噌汁とイカ焼を提供してくれました。その横で今回はこんな珍しい景色?を発見

    
    タンクの上でイカが干されています(笑)

    
    それが目の前でドラム缶の上で焼かれ…
     (写ってる足は船長さん)

熱々で柔らかくっておいし~の
さらに今回は3ダイブ終えたらなんと…

    
    イカ大根を提供してくださいました。
    これもまた、おいしくって
    味も暖かさもありがたさも染みる染みる。



こんな感じで16人全員が“伊豆山で3本”という企みを無事に果たして2日間で6本満足して帰ってきました。お店に帰ってからはゲスト13人という人数のためゆっくりログ付けログ回し、なんてところではなくみんな好き勝手にログ回しだけはして、ログ付けは各自で。なんて状態でした(笑)
ん~、楽しかったなぁ



気温:15℃
      潜水時間 最大深度  水温  残圧(bar) 透明度
<1本目> 29min  22.2m    20℃  170→ 30    15m
<2本目> 35min  20.9m    19℃  180→ 40    12m
<3本目> 32min  18.3m    20℃  180→ 30      8m


DiveNo.26~28 2009/11/20 大瀬湾内 OW付添い

2009-11-29 20:57:16 | FunDiving
2月に行ったきりの大瀬へ潜りに行ってきました

今回は「オープン・ウォーター講習(以下OW講習)の付き添い」というカタチでの参加。OW講習とはダイバーになるための基礎を習得するとても重要な講習です。もちろん、この講習で学科を含めたスキルをクリアできないと認定を受けられません。(ダイビングは「資格」ではなく「認定」制)

その講習に既にダイバー認定を受けている私が付き添いで参加とは???
はーい、私のダメダイバーぶりが認められたことになります っというのは半分冗談で(半分は本当?
・コツをつかんだとはいえ耳抜きにまだ不安がある
・浅場でのPPB練習を希望した
のがあり、イントラTくんが「もしよければOW付き添い行く?」と声をかけてくれたのでした

通常のツアーも楽しくて良いのですが、「ガンガン潜るぞ~!」という空気満載で自分のスキル不足が気になるところを自分で観察?したり試してみたりするような時間(隙)を見つけるのがとても難しく、『たまには、のんび~り潜りたいな~ のんび~り過ごしたいな~』と思っていた私には「OW講習の付き添い」は非常に超大変魅力的なお話 という経緯があっての参加で、も~~~~~~楽しみで楽しみで

今回のメンバーはダイバー認定を目指す2名、パパの古さんと人見知り無口なスマイリー。そして私とイントラTくんの4人。バディは一応、Tくん。
Tくんは講習をするため私はほぼ野放し状態になるので「一応のバディ」です。(野放し…ニヤッ

自分のOW講習のときそうだったように金曜日の夜に出発しての2泊3日。
初日はスッキリ晴れていて富士山もとってもきれいに見えた上、明け方ビュンビュン聞こえていた風もおさまっていて、海はベタ凪の最高のダイビング日和。しかも連休初日なのにダイバーも少なめで、OW講習なんてサラッと終わっちゃうんじゃないかってくらいの状態でした。

こーんな感じ↓
       
       

フィンを履くときから足元にはクサフグや他の魚がいっぱい 水面移動時も7m下の水底がスッキリ&ハッキリ見える透明度の高い状態で魚も魚群もあっちこちに確認でき私は大興奮 ブイに到着後も水中を覗き目の前の世界に興奮を抑え切れずに
「すごーい きれーい いっぱいー うあー(→「うわー」じゃない&言葉にならない)」と叫んでいたら「そこ、1人で興奮しない ゴンッ」とTくんに叩かれ、古さんとスマイリーがウケていました。自分のOWのときは初めての水面移動に必死だったり、今回ほど魚がいなかったりで、その違いに思わず興奮&暴走してしまったのですがTくんとのこのやり取り?で2人の緊張がほぐれたようなので、ま~結果良かったてことで (私のOW講習ボロダメぶりは過去の記事をご覧ください(笑))

でもこんな感じの世界が水面にいる時点で見えちゃったんだから興奮しても仕方ないっっしょ? (どれも写真より実物のがいいですけどね~
       
       
       
       


さて……
まずは「初・海潜降」となる2名とTくんが先に潜降し、ある程度沈んだところで私が追いかけて潜降し水中で合流。潜降の様子をブイに捕まって水面から眺めていましたが2人とも割とすんなり潜降できていました。(いいなぁ… ) 潜降後、3人は順調にOW講習を進め、初日になんと3本をクリアした未ダイバー2人。スキルもサッサとクリアして水中世界を愉しむことができる2人は私とは比べものになりません。凄いなぁ…ボケッとしてたら抜かされてしまうなぁ。自分の運動音痴ぶりがよくわかりましたね~。……いいなぁ…。

3人が講習を進める間、私は一応バディのTくんから見える範囲内で勝手にスキル練習をしたり、水中をフラフラ自由に散策 …と言ってもその実、今回は本当に群れが凄くてボケーッと見上げてたり追いかけたり…スキル練習は…?な状態 (たまに思い出してはやってみる、程度
『ここにいるのニンゲンなんですが、そんなに近くを通るの怖くないの?』
と思うくらい近くをいくつもの魚群がサーッと通るんです。それも数え切れない個体数。でもやっぱりちゃんと見えているようで手を伸ばすとサッと避ける。う~ん、魚って凄い。魚ってスピード狂(笑)


初日に見た魚は
サツマカサゴ、ヒメジ、ソラスズメダイ、なんかタイっぽいの、スズメダイ、ホシノハゼ、ウツボ、オキゴンベ、クサフグ、キビナゴ、イワシ、イサキ、カゴカキダイ(阪神ファン大喜び2)、ウミシダ、ツノクラゲ、キュウセン。他にもいます。
魚群に夢中になってカメラ借りるのを忘れていたのでほとんどがTくんの撮ったものですがせっかくなので写真に収められた姿をUP

《タカノハダイ》
 ちょこちょこ見かけます。覚えやすい姿と名前
       

《タコノマクラ》
 こんな姿なのにウニやヒトデの仲間
       

《ツノダシ》
 これを見られたのはラッキーです。沖縄の魚で先日の台風に飛ばされてきたらしく1個体だけでちょっと寂しそう…? 冬の伊豆の水温に耐え切れず近々死んでしまうらしい。FindingNEMOのギル
       



そして…陸上ではなんとドクターヘリを目撃。ただ飛んでいくのを目撃したわけではなく、私達が潜っていた場所のすぐ近くに着陸し、どうやら急浮上したダイバーが運ばれたそうです

「自身の安全は自分で管理する」

これは鉄則のひとつなのですがそれを守りきれなかったが故の残念な結果です 例えバディがレスキューダイバー認定を受けている人であったとしても、実際パニックに陥った人間を落ち着かせることは大変難しく、おそらくバディの制止を振り切って急浮上してしまったのだろうと思われます。ルールを守れば安全でとても楽しいものですが、危険も常にあるんだなぁ…と深く実感


夕飯は地元の料理屋さんで「まぐろユッケ丼」を頂きました。
自分のOWのときに食べておいしかったんですよ~。他のメニューとも迷ったのですが結局コレ。ちなみにTくんはいつも「アジ刺」、Yちゃんは「海鮮納豆丼」だそうです。 ん~おいしかった
       



気温:17℃
      潜水時間 最大深度  水温   残圧(bar) 透明度
<1本目> 37min   11.6m    20℃  180→ 70    15m
<2本目> 34min   11.5m    19℃  180→ 80    12m
<3本目> 29min     9.9m    20℃  190→ 70     7m


DiveNo.24~25 2009/10/31 江の浦(エノウラ) デビュー!

2009-11-07 17:07:08 | FunDiving
前回の「江の浦D.D.だったはず…ツアー」の後、
Yちゃんのコメントを受けて成長報告メールをOくんにしたところ、
 ・翌日のツアーに1人空きがある
 ・そのツアーでOくんが1000本目を迎える
 ・ポイントが凄く気になっていた江の浦
という偶然が重なり、他店舗ツアー初参加(しかも滑り込み )を勢いで決め、予定外も予定外に潜ってきてしまいました
10月中に3回も行くことになるので迷いはしたのですが、OW講習で散々お世話をかけた恩人Oくんの1000本目とあればご一緒しないわけにはいかず。(900本目だったら参加しなかっただろうなぁ(笑))
そして念願の江の浦デビュー


7:30頃お店を出発
メンバーは、しもしも、あいぼん、りんご、きむにぃ、なおちゃん、イントラOくん、と私の7人でバディはしもしも。今回はなんと私が経験本数最多者 
「初心者ダイバー向けツアー」だったので当然なんですが… (前日でも空きがあったため参加させてくれました)
江の浦は…今まで行ったことのあるポイントとは少し違う雰囲気で、こじんまりしているのにしっかり整備されているような…キョロキョロ
エントリー・ポイントもコンクリの坂が比較的長く海の中まで入っています。富戸が近いけど江の浦の方がよりしっかり作られている感じ。「機材セッティング場所」というだいたいの場所も無く、駐車した車のすぐ横でセッティング。ただ、見渡しがよくてエントリーも楽なので初心者向けポイントとして有名なのがよくわかりました。
この江の浦が凄く気になっていたのは多くの初心者ダイバーが経験しているポイントなのに、私はなかなか行ける機会に恵まれなかったからでもあるのですが、実はここ、2頭身で丸っこくて青い超人気者の「彼」がいるんです。その彼に会いたくて(笑) (未来の道具でいろんな夢や希望を叶えちゃうあの彼ですよ


今回は久しぶりの浅い水深で2本。小さくうねりがあったため波に身体が揺られてブイまでの移動もなかなか厳しく、途中で休み休みの水面移動。その後は耳抜きもすんなりでき1本目で無事に「丸くて青い彼」に会えました …石なのでグレー+藻 でしたが
その他にも見たことある/ない生物もいろいろ

アミメハギ(大きく成長したもので色はあまりキレイじゃなかった…)、キビナゴ、ソラスズメダイ、ボラ、キュウセン、コロダイの幼魚(成魚は全然可愛くもキレイでもないのですが、幼魚は黄色に黒の線が入っていて目を引きます)、クマノミ。それから…アオリイカ (6~7杯くらい)
OW1本目で見られたはずなのにマスクが曇っていたおかげで見られなかったイカ やっとやっと見られましたヤッタァ

でも…1番感動したのは「シャチもどき」
正しくは「ミツボシクロスズメダイ」というのですが、黒の身体に白斑が頭部と背部に3箇所入っています。(そのまんまの名前(笑))
見た目がシャチによ~~~~~く似ていてシャチ好きにはたまりません
ただ…調べてみたらシャチっぽいのは幼魚の頃のみで成魚/若魚の姿は……「ショック」以外の言葉がでてこない…
でもでも幼魚がイソギンチャクを家にしてふよふよしている姿や色味、たまりません。あのまんまくり抜いて連れて帰ってきたい
浅い海を住処にしているということなので水深10mかそれより浅い位置で見たのだと思います。今まで10m以上のところばかりだったのでいなかったんですかね…。また会いたいなぁ… (イカ+このコ達に会ってしまったせいでずっと気になっていた「彼」は90%どうでもよくなってしまった

お昼ご飯後、お風呂へ入って、サッパリしたところでログ付けをし、お店へ帰りました


OW講習時にOくんとYちゃんが言っていた「浅場の方がPPBは難しい」が
久しぶりに浅場で2本潜って凄くよく解りました
ちょっとした浮力が大きく働いている感じで、深場にいるときよりもはるかに浮き易いんです。浮き気味なことに気づき再度沈もうとしても水面までが近いため、あっという間に水面へ到達してしまいます。深いところであれば時間稼ぎ(?)ができるので対処してPPBを保てるのですが、浅場はその対処をもっと早期・確実・迅速にしないといけません。更にOくん解説によると浅場は「ドライやBCDよりも肺の使い方ひとつで変わる」のだとか。身体が圧迫されていない分、呼吸でうまく調節しないと肺の少しの余計な膨らみが大きなプラス浮力となってしまうそうです。
深場でPPBとれても浅場でとれていなければPPBを取れているとは言えないなぁ…
カメラ は浅場でもPPBとれるようになってからかな~(→へんなところで自分に厳しい?


それにしても…1000本目って想像できません。ダイブ経験本数が3桁→4桁になるんです。次に桁が増えるのは9000本後。“1年経つまでに50本!”をせっせと目指す私のペースだと単純計算でも20年後にしか到達しない数字です Yちゃんやプールでお世話になったTくんの記念ダイブも一緒に行きたいな☆ 今度本数聞いてみよ

今回の記事に写真は無いのですが、2本目にOくんがカメラを貸してくれたので水中カメラ初体験をしました 写真が手に入り次第、別記事でUPする予定です。まともな写真が撮れてる…ことを期待して…でも期待しないで乞うご期待(←意味不明 )


気温:20℃
      潜水時間 最大深度 水温   残圧(bar) 透明度
<1本目> 34min   14.4m  19.0℃ 180→ 50  5~ 7m
<2本目> 37min   15.6m  19.0℃ 180→ 50   5~ 7m


DiveNo.14~15 2009/7/11 富戸(フト)横濱(ヨコバマ)

2009-08-02 18:20:06 | FunDiving
本当なら「井田」というポイントへ行くはずでした。
が、しばらく風の強い日が続いていたために透明度が低いという情報があり、
「富戸の横濱(ヨコバマ)」というポイントに変更

メンバーは番長、あわちゃん、しがあつ、まさきさん、にしやん、
そして前回に引き続きTくん、私。
男女3名ずつで丁度良いということで私としがあつ、
番長とまさきさん、あわちゃんとにしやんバディでした。
しがあつ、にしやんとは経験本数も同数でしたが、
しがあつは本当にPPBうまくて、とても私と同じ経験数とは思えず
にしやんも私よりははるかにうまくて…
私も頑張らなきゃな~今回は水面まで浮いちゃったし…

ポイント変更が大当たりで透明度は最高に良く
すくなく見積もっても15~20m
ふわ~っふわ~っとしているくらげもいなくて水中であることを忘れるくらい、
本当にキレイな青キレイな海でした。

死にかけのカワハギ(Tくんが言うには何かに襲われた後の様子だったとか)
お馴染みのソラスズメダイ、ハコフグ、
ペアがいくつもいくつも成立してた超ラブラブなネンブツダイ、
 (見上げたら太陽バックになって更に良い雰囲気
クマノミ(かなり大きく成長したもの)、ウツボ、ヒメジ…。
他にも覚え切れないくらいいろいろ見ました。
凄くキレイな紫色+黒の魚も何度も見たのですが、
それが何だったのかはいくら図鑑を調べてみても結局判らず
でも、しがあつやあわちゃんも
「いたね~、見た見た!」と言っていたので居たことは間違いないのです。
また会いたいな~と思うキレイなお魚でした


3本目も潜ったみんなは(私は耳が不調のため2本でSTOP
ホウボウとかサツマカサゴ、ヒラタエイも見たそうです
いいな~、私もエイ見たいなぁ

今回、一番ウケたのは…
水面直前まで浮いてしまった私になんと、バディのしがあつまで
くっついて浮いてきてくれた(もちろんわざわざ)こと
いくらバディとはいえ、浮いちゃった人についてくるバディは初めてでした。
優しい(?)なぁ、しがあつ(笑)
そして、一番驚いたのは…
男性はパワーで機材を背負えてしまうらしいこと。
経験本数の多いダイバーやレスキューダイバーは講習を受けているので
一人でも機材を背負える人達がいることは知っていましたが
その講習を受けていなくてもパワーでいってしまう…
あれには本当にビックリだったなぁ


写真はヨコバマではなく、えーと…名前を忘れてしまいましたが
富戸の別のポイントで、3本目に向かうみんなです。
こちらは水温が更に低かったようですが、
透明度も更に高くてキレイだったとか♪


気温:30℃
      潜水時間 最大深度 水温   残圧(bar) 透明度
<1本目> 27min     8.4m  17.0℃ 200→ 90  15~20m
<2本目> 34min   11.6m  18.0℃ 200→100  15~20m