雨がふる
梅雨の じめじめ雨降りに
お庭を眺め 淋し顔
今日もナオちゃん ご機嫌斜め
はいはい 窓にへばりつき
きょうも雨ふり しかめ面
だ~い好きな おねえちゃん
学校行って ひとりぼっち…
「ただいま~」
おねえちゃん 帰ってくると
はいはいしながら かけよって
『シャボン玉する』
って 涙声
「いいよ。ちょっと待っててね」
いつものシャボンの可愛い容器
小さな小さな手のひらに 大事に大事に運んでく
おねえちゃんのところまで
よたよた よたよた 歩いてく
おねえちゃんが お庭に出ると
雨が小降りになってきて
梅雨の合い間の お日様に
お庭のあじさい 雨粒光る
おねえちゃんの吹く シャボンの玉も
七色 きらり
ぐるり ふわり
ナオちゃん きゃっきゃ喜んで
パシャっと弾ける シャボン玉
~おしまい~
著作:紫草
梅雨の じめじめ雨降りに
お庭を眺め 淋し顔
今日もナオちゃん ご機嫌斜め
はいはい 窓にへばりつき
きょうも雨ふり しかめ面
だ~い好きな おねえちゃん
学校行って ひとりぼっち…
「ただいま~」
おねえちゃん 帰ってくると
はいはいしながら かけよって
『シャボン玉する』
って 涙声
「いいよ。ちょっと待っててね」
いつものシャボンの可愛い容器
小さな小さな手のひらに 大事に大事に運んでく
おねえちゃんのところまで
よたよた よたよた 歩いてく
おねえちゃんが お庭に出ると
雨が小降りになってきて
梅雨の合い間の お日様に
お庭のあじさい 雨粒光る
おねえちゃんの吹く シャボンの玉も
七色 きらり
ぐるり ふわり
ナオちゃん きゃっきゃ喜んで
パシャっと弾ける シャボン玉
~おしまい~
著作:紫草
かつては私にもこんな時代があったのでしょう
年輩の親族たちが語らうわがエピソード
叔父・叔母・お袋よ黙れ──といいたくなります(笑)
いらっしゃいませ。
そうですね。
誰もが通った幼い道は、通り過ぎてしまうと忘れてしまうようです。
物書きは、それを少しでも身近に置いて、いつも心をニュートラルにしてお話を書いてゆきたいと思います。