今日(1/29)大阪・シアタードラマシティで催された
柳家花緑さんの独演会「花緑ごのみ」に行ってきました。
今回もなんと、2列目のど真ん中!!!!
今回もサイン会がなかったんですが、こんなに近くで見られたので十分です。
「同時代落語」ということで、すべて新作落語。そのせいかどうかわかりませんが、後方の席は空席が目立ってました。
舞台には低めの黒い台の上に木製の椅子。そばにランプが置かれたサイドテーブルがありました。
お弟子さんが、湯のみではなくコップを持ってこられ、そのテーブルに置かれました。
■□■
薄いグレーのジャケットに濃い目のグレーのベスト、さらに濃いグレーのシャツに黒に白の水玉のネクタイ(今回のチラシと同じです)の花緑さん。
出囃子ではなくジャズっぽい音楽で登場です。
まずは、立ってマクラ?
今回はいろんな関西の番組で宣伝をやってきた中で、ラジオ番組のアナウンサー?さんが「もめん」という人気日本料理屋の板前が花緑さんそっくりということで、やっと行ってこられたが、そっくりというより兄弟という感じで、写真を撮って、ご飯は食べられず(予約がいっぱいで)そのまま帰られたという話。
そこで、花緑さんがネットで調べた似ている有名人のお話。
よゐこの濱口、アリtoキリギリスの石井、野球選手の仁志、と続いて客席から、「ほぉ~。」「あぁぁ。」なんて納得の声がして、そして石野卓球ときて、ちょっとまばらになってきて、「そしてよくわからないのが、韓国人のハン・ソッキュ」言われたときに、「ほおおおおおお~。」と私一人で大きくうなずいてしまいました。いや~、ハン・ソッキュって、似てるというより懐かしいなあって思ったんです。
そしたら、花緑さん「すごいですね、こんなにたくさんいらっしゃる中で、お一人お分かりの方がいらっしゃるんですから。」なんて私のほうを見て言われてしまいました。
私は思わず「『シュリ』っていう映画に出てるヒトです。」とか言ってしまい、花緑さんも「シュリという映画に出てらっしゃる方だそうです。」なんて言われてしまいました。
うわん、こんなところで変な知識が。ああ、恥ずかしい…。でも、嬉しかったです。席が近くないとできないことですもんね。
あとは、熊本の八千代座で米團治さんと二人会を開かれたそうです。その帰りにタクシーの運転手さんに「ソープランドの帰りでしょ。」と言われたのがショックだそうで、よくよく考えると、衣料洗剤でダウニーを使っているからだと思います。とのこと。東京でこの話をして、街でファンの方に「花緑さん、ソープの帰りですか?」なんて大声で言われて恥ずかしかったから今度皆さんはやめてくださいとの面白いお話。
八千代座で二人会いいですねえ。永楽館でもやってほしいなあと、そのときぼんやり思いました。
・大女優(14:35~14:31)
身長を止める機械を発明したという医者?の元に、娘の成長を110cmで止めてほしいという母親がくる。その娘は芦田愛菜。医者が間違えて、110cmを110mにしてしまう。なきながら東京を歩き回る巨大愛菜。なんだかんだしているうちに試作品だったその機械。元に戻ってしまう。すると次には福田くんが…。
花緑さんは子供のころからいろんな習いことをされていたそうです。お家に剣道の道場があったので剣道、三味線、踊り、そしてピアノなどなど。田原俊彦さんがベストテンでされていたムーンウォークにあこがれてそれは誰にも習わず道場の畳の上をずっと歩いてそこだけテカるほど稽古していたとか。お衣装が洋服だったこともあって、前後、左右、それからぐるっと一周のムーンウォークを披露してくださいました。上手いのか下手なのか私にはわかりませんが、でもかなり練習はされてたんだなあと思いました。
・謝罪指南(14:35~14:43)
3万円で謝罪の方法を教えてくれるという教室に来た男。先生は謝罪とは謝っているような振りをして実は何も謝らないことだと教える。カジノで会社の資金を使い込んだ会社社長のつもりでと謝罪を指南。「秘書がやったことで、調査します。遺憾に思います。」と。「遺憾というのは残念だ。」ということで謝っていない。あと、お辞儀は45度に。髪が薄いと尚良いと男の髪をカッパのように刈ってしまう。そこで「遺憾に思う。」
3月11日は花緑さんは弟子の緑君さんと新幹線の東京駅におられたそうです。揺れたとき、見知らぬおばさんに腕をつかまれたとか。そのとき抱き寄せて「大丈夫ですか。」と言われたそうです。弟子の緑君さんは両腕にセレブ風の女性と大阪のベタベタなおばちゃん二人につかまれていたとのこと。
・揺れる想い(14:50~15:15)
鎌倉のとある豪邸に住む美人の娘が、震災で見たドキュメントのボランティア男性に一目惚れし、恋煩い。。じいが被災地に行ってボランティアを探して邸につれてくる。娘は惚れた男を目の前に手が震え、男は娘のあまりの美人さに手が震え。これがつり橋理論だ。というオチ。
ドアとトントントントンとたたく音を椅子をたたいて表現されてました。なるほど。
「崇徳院」を現代にもってきたような話で、噺のなかでもじいが「瀬をはやみのほうでしたか」なんていう台詞がありました。ああ、聞いたことがあってよかったです。
仲入り(15:15~15:30)
・はじめてのおつかい(15:30~16:08)
舞台中央のスクリーンに「小惑星探査機はやぶさ」のイラストが。そして花緑さんが尼崎信用金庫のはやぶさのカプセル展示会に行かれた模様が映し出されました。ホテルで寝起きの花緑さんのお顔がおかしすぎました。そして、重要なカプセルは撮影禁止とのオチつき。
撮影OKとのことで映っていたのは世界の貯金箱。インディアンがコインを撃つと熊が動くというのが面白かったです。
あとで調べてみると、あましんには「尼信博物館」と「世界の貯金箱博物館」というのがあるそうです。行ってみよ。
花緑さん登場。今度は濃いピンクのカーディガンに茶色に白の水玉のシャツ。ちょっと違う茶色の水玉の蝶ネクタイをして、ジーンズをくるぶしまでロールアップ。しましまの靴下を履いてらっしゃいました。
小惑星探査機はやぶさが小惑星イトカワに2年かけてたどり着いて、5年かけて地球に戻り、サンプルのカプセル分離させ、自身は燃え尽きたというお噺。
はやぶさは子供で、先生に「地球が一円玉だとすると月は60cm、イトカワは40mだ。近いだろ。」といってイトカワに行かされる。イトカワは豊満なおばさんで、5000年も一人ぼっち。久しぶりに話相手ができたし、地球にかえるとき燃え尽きちゃうからと、はやぶさに帰るのを止めるが、88万人の名前が入ったマーカーを見て、行きなさい。と。
地球に帰ってきたとき、熱い熱い、カシャカシャ。意識が朦朧としてきた。という件はちょっと切ない気持ちになってしまいました。そしておしまいはスクリーンに映し出された不鮮明な地球ノモノクロ写真。これが最後にはやぶさが撮影した地球の画像だそうです。
「はやぶさのお話は3つも映画化されていて、3つの映画と1つの落語があると覚えておいてください。」とういことでおしまいになりました。
■□■
同時代落語ということで、洋服と椅子というスタイルの落語。
以前とくダネ!の1コーナーだった温故知新みたいな感じです。
正直、寝たらどうしようと心配だったのですが、意外と面白かったです。大爆笑というより、クスクスクスっという面白さ。
「はじめてのおつかい」は良かったです。お子さんにもウケるんではないでしょうか。
「死刑台のカツカレー」をこのスタイルでまた聞いてみたいです(東京ではあったようです)。
柳家花緑さんの独演会「花緑ごのみ」に行ってきました。
今回もなんと、2列目のど真ん中!!!!
今回もサイン会がなかったんですが、こんなに近くで見られたので十分です。
「同時代落語」ということで、すべて新作落語。そのせいかどうかわかりませんが、後方の席は空席が目立ってました。
舞台には低めの黒い台の上に木製の椅子。そばにランプが置かれたサイドテーブルがありました。
お弟子さんが、湯のみではなくコップを持ってこられ、そのテーブルに置かれました。
■□■
薄いグレーのジャケットに濃い目のグレーのベスト、さらに濃いグレーのシャツに黒に白の水玉のネクタイ(今回のチラシと同じです)の花緑さん。
出囃子ではなくジャズっぽい音楽で登場です。
まずは、立ってマクラ?
今回はいろんな関西の番組で宣伝をやってきた中で、ラジオ番組のアナウンサー?さんが「もめん」という人気日本料理屋の板前が花緑さんそっくりということで、やっと行ってこられたが、そっくりというより兄弟という感じで、写真を撮って、ご飯は食べられず(予約がいっぱいで)そのまま帰られたという話。
そこで、花緑さんがネットで調べた似ている有名人のお話。
よゐこの濱口、アリtoキリギリスの石井、野球選手の仁志、と続いて客席から、「ほぉ~。」「あぁぁ。」なんて納得の声がして、そして石野卓球ときて、ちょっとまばらになってきて、「そしてよくわからないのが、韓国人のハン・ソッキュ」言われたときに、「ほおおおおおお~。」と私一人で大きくうなずいてしまいました。いや~、ハン・ソッキュって、似てるというより懐かしいなあって思ったんです。
そしたら、花緑さん「すごいですね、こんなにたくさんいらっしゃる中で、お一人お分かりの方がいらっしゃるんですから。」なんて私のほうを見て言われてしまいました。
私は思わず「『シュリ』っていう映画に出てるヒトです。」とか言ってしまい、花緑さんも「シュリという映画に出てらっしゃる方だそうです。」なんて言われてしまいました。
うわん、こんなところで変な知識が。ああ、恥ずかしい…。でも、嬉しかったです。席が近くないとできないことですもんね。
あとは、熊本の八千代座で米團治さんと二人会を開かれたそうです。その帰りにタクシーの運転手さんに「ソープランドの帰りでしょ。」と言われたのがショックだそうで、よくよく考えると、衣料洗剤でダウニーを使っているからだと思います。とのこと。東京でこの話をして、街でファンの方に「花緑さん、ソープの帰りですか?」なんて大声で言われて恥ずかしかったから今度皆さんはやめてくださいとの面白いお話。
八千代座で二人会いいですねえ。永楽館でもやってほしいなあと、そのときぼんやり思いました。
・大女優(14:35~14:31)
身長を止める機械を発明したという医者?の元に、娘の成長を110cmで止めてほしいという母親がくる。その娘は芦田愛菜。医者が間違えて、110cmを110mにしてしまう。なきながら東京を歩き回る巨大愛菜。なんだかんだしているうちに試作品だったその機械。元に戻ってしまう。すると次には福田くんが…。
花緑さんは子供のころからいろんな習いことをされていたそうです。お家に剣道の道場があったので剣道、三味線、踊り、そしてピアノなどなど。田原俊彦さんがベストテンでされていたムーンウォークにあこがれてそれは誰にも習わず道場の畳の上をずっと歩いてそこだけテカるほど稽古していたとか。お衣装が洋服だったこともあって、前後、左右、それからぐるっと一周のムーンウォークを披露してくださいました。上手いのか下手なのか私にはわかりませんが、でもかなり練習はされてたんだなあと思いました。
・謝罪指南(14:35~14:43)
3万円で謝罪の方法を教えてくれるという教室に来た男。先生は謝罪とは謝っているような振りをして実は何も謝らないことだと教える。カジノで会社の資金を使い込んだ会社社長のつもりでと謝罪を指南。「秘書がやったことで、調査します。遺憾に思います。」と。「遺憾というのは残念だ。」ということで謝っていない。あと、お辞儀は45度に。髪が薄いと尚良いと男の髪をカッパのように刈ってしまう。そこで「遺憾に思う。」
3月11日は花緑さんは弟子の緑君さんと新幹線の東京駅におられたそうです。揺れたとき、見知らぬおばさんに腕をつかまれたとか。そのとき抱き寄せて「大丈夫ですか。」と言われたそうです。弟子の緑君さんは両腕にセレブ風の女性と大阪のベタベタなおばちゃん二人につかまれていたとのこと。
・揺れる想い(14:50~15:15)
鎌倉のとある豪邸に住む美人の娘が、震災で見たドキュメントのボランティア男性に一目惚れし、恋煩い。。じいが被災地に行ってボランティアを探して邸につれてくる。娘は惚れた男を目の前に手が震え、男は娘のあまりの美人さに手が震え。これがつり橋理論だ。というオチ。
ドアとトントントントンとたたく音を椅子をたたいて表現されてました。なるほど。
「崇徳院」を現代にもってきたような話で、噺のなかでもじいが「瀬をはやみのほうでしたか」なんていう台詞がありました。ああ、聞いたことがあってよかったです。
仲入り(15:15~15:30)
・はじめてのおつかい(15:30~16:08)
舞台中央のスクリーンに「小惑星探査機はやぶさ」のイラストが。そして花緑さんが尼崎信用金庫のはやぶさのカプセル展示会に行かれた模様が映し出されました。ホテルで寝起きの花緑さんのお顔がおかしすぎました。そして、重要なカプセルは撮影禁止とのオチつき。
撮影OKとのことで映っていたのは世界の貯金箱。インディアンがコインを撃つと熊が動くというのが面白かったです。
あとで調べてみると、あましんには「尼信博物館」と「世界の貯金箱博物館」というのがあるそうです。行ってみよ。
花緑さん登場。今度は濃いピンクのカーディガンに茶色に白の水玉のシャツ。ちょっと違う茶色の水玉の蝶ネクタイをして、ジーンズをくるぶしまでロールアップ。しましまの靴下を履いてらっしゃいました。
小惑星探査機はやぶさが小惑星イトカワに2年かけてたどり着いて、5年かけて地球に戻り、サンプルのカプセル分離させ、自身は燃え尽きたというお噺。
はやぶさは子供で、先生に「地球が一円玉だとすると月は60cm、イトカワは40mだ。近いだろ。」といってイトカワに行かされる。イトカワは豊満なおばさんで、5000年も一人ぼっち。久しぶりに話相手ができたし、地球にかえるとき燃え尽きちゃうからと、はやぶさに帰るのを止めるが、88万人の名前が入ったマーカーを見て、行きなさい。と。
地球に帰ってきたとき、熱い熱い、カシャカシャ。意識が朦朧としてきた。という件はちょっと切ない気持ちになってしまいました。そしておしまいはスクリーンに映し出された不鮮明な地球ノモノクロ写真。これが最後にはやぶさが撮影した地球の画像だそうです。
「はやぶさのお話は3つも映画化されていて、3つの映画と1つの落語があると覚えておいてください。」とういことでおしまいになりました。
■□■
同時代落語ということで、洋服と椅子というスタイルの落語。
以前とくダネ!の1コーナーだった温故知新みたいな感じです。
正直、寝たらどうしようと心配だったのですが、意外と面白かったです。大爆笑というより、クスクスクスっという面白さ。
「はじめてのおつかい」は良かったです。お子さんにもウケるんではないでしょうか。
「死刑台のカツカレー」をこのスタイルでまた聞いてみたいです(東京ではあったようです)。
大女優面白そう(笑)なんか巨大な芦田愛菜ちゃんが目に浮かんでしまいました~
はやぶさネタは、実はウルウルきてしまってめちゃくちゃ弱いんです(^^;) 聞きながら泣くかも(/_;) あかんあかん~
よろしくです~♪
すごく良かったですよね♪♪
facebookにリンクさせて下さいm(_ _)m
長文駄文お読みいただきありがとうございます。
ほんと、楽しい落語会でしたね♪
また、いつでもいらしてくださいませ。
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