ご家族を模した鬼瓦に見守られるM様邸
3月20日にお引き渡しさせていただきました。
屋根瓦は、淡路の伝統「いぶし瓦」です。
中庭から見上げる空。
この空間が室内にも、心地よい光を届けます。
外壁やバルコニーに、無添加住宅では石屋根として用いるクールーフを
アクセントとして用いました。
サンルームの床にもクールーフ。
割れ肌の感じを、あえて素足で味わいたい心地よさ。
Mさま邸では、屋根以外にも瓦を新しい形で随所に取り入れています。
玄関ポーチに敷かれた「敷き瓦」は、達磨窯で焼かれ
表情が一枚ずつ異なります。
「トイレ床」
瓦の土に釉薬をかけて焼かれた「瓦タイル」
優しい色の中にも、深みがあります。
こちらは、キッチンサイドに貼られた「瓦タイル」
とっても深い蒼。
ステンレスの凛とした無機質さと蒼い釉薬のコントラストが
きりりと引き締まった印象を受けます。
大栄窯業・道上さま
鬼師・「鬼忠」川崎さま
をはじめ、淡路をリードする若い職人さんたちとの共同作業となりました。
たくさんのご縁をつないでくださったMさまに、心より感謝申し上げます。
この後も、お庭の工事に津村造園・津村さま
世界的左官職人の久住さまのお仕事が入られます。
そして、Mさまご家族が暮らしを重ねていかれることで
お住まいは完成へと近づいていきます。
どんどん彩りと深みを重ね、味わいを増したお住まいになりますね。
年月を重ねたお住まいを、いつかまた見せていただきたい。
そんな気持ちのお引き渡しです。