goo blog みょうがのときどきにっき

ショートストーリー/月子のティーハウスを作成しております

第8話・月子の手紙

2025年01月15日 | 月子のティーハウス(第6話~第9話・エピローグ)

ご訪問ありがとうございます

月子のティーハウス
(moon child's tea house)

第 8 話 月子の手紙

秋も深まった日曜日の朝7:30分
休日であったが男は目を覚ました
(何となくもう眠れない)
男は起きることにした

テーブルの上には
前日に購入したミックスサンドイッチとバナナがある
冷蔵庫を開けると
紙パックのオレンジジュースとミニトマトを取り出した

朝食を済ませ、歯磨きも終えると新聞を取りに行った
「…?」
ドアポストにオフホワイトの封筒が入っている
手に取ってみると、少し濡れている
切手は無く宛先も書かれていない
裏面を見た

月子

男は呼吸が少し早くなった
部屋に戻ると、引き出しからハサミを取り出し慎重に封を切った

もう一度、ゆっくりと確かめるように読み直した
みょうがは出かける支度を始めた

ご一読ありがとうございました

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ひとみのお話し

2025年01月15日 | 月子のティーハウス(番外編・エピソード)

のお話し

今回は、月子のティーハウス 第3話
ひとみのお話しをさせてください

ひとみのストーリーは
遠い過去にあった、ニエのお話しをベースに作成いたしました
ニエは英語に訳すと
スケープゴートやサクリファイスなどが近いようです

古代においては
地震や日照り・豪雨などの天災は予測が難しく
原因も分からなかったことと考えます

人間の力では、なすすべが無く
最も大切な人命を捧げることによって
大きな災害にならないことを
お願いをしたのだと思います

古代インカ・メソポタミア文明などでは
実際に行われていたようです

やがて時を経て、人の代わりに饅頭が生まれ
人形/ひとがたも生まれたとも聞いております

しかし今でも地震や酷暑・豪雨など天候不順は続き
時として、尊い人命が巻き込まれてしまいます

やはり自然の大きな力の前では、私たちは小さな存在です

ニエとなってくれたひとみのストーリーは
少し切なかったかもしれません

しかし人を憂い、ひとみを悼む気持ちで
月子はおもてなしをしたかったのだと思います

さらりと描いたラフ画の様で
少し悲し気な表情に惹かれました

背景の空間部分に
色鉛筆でグラデーションを入れてみました

お天気の急変に

(お気をつけ下さい

ご一読ありがとうございました

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第3話・ひとみ

2025年01月15日 | 月子のティーハウス(プロローグ・第1話~第5話)

ご訪問ありがとうございます

月子のティーハウス
(moon child's tea house)

第3話 ひ と み

夏の大雨も過ぎ去り
大気の粒子が少しずつ変わり始めていた
風返しの坂の上は、夏が過ぎようとしている

「月子さんですね、お邪魔してもいいですか?」
「はい、いらっしゃいませ」

「私、ひとみです」
「ひとみさん、お近くの方でしょうか?」

「ひとみ川の近くに住んでいました」
月子は頷いた

「私、冷たかったから温かい飲み物がほしいです」
「はい、ただいまご用意いたします」

アッサムとアールグレイの茶葉を月子は取り出した
ティースプーンに一杯ずつポットに入れ
それから熱湯を注いだ

「…ずっと前に、大雨があったの」ひとみは話し始めた
「どなたかが、お怒りになったらしいって」

ミルクパン/鍋に紅茶を移すと、月子はさらに牛乳を加えた
そしてミルクパンを火にかけ、ぐらりとするとマグカップに注いだ

「気が付いたら、私…手を挙げていたの」

「ひとみさん、お待たせいたしました」
メイプルシロップの小瓶と共に、月子は飲み物をお持ちした

「こちらをお飲みになり、温まってください」

「美味しい牛乳、これ何ていう飲み物?」
「ロイヤルミルクティーです」

「この干菓子も美味しい」
「そちらはビスケットです」月子は微笑んだ

飲み終えると、ひとみはホッとした様子だった
「やっぱり来てよかった、月子さんごちそうさまでした」

「ひとみさん、ありがとうございました」

ティーハウスのドアを出ると
雑木林のけもの道へとひとみは帰って行った

ご一読ありがとうございました

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月子のティーハウス・プロローグ

2025年01月15日 | 月子のティーハウス(プロローグ・第1話~第5話)

ご訪問ありがとうございます

ショートストーリーを書き始めました
絵本のようにできたら…と思います

どうぞよろしくお願いいたします

月子のティーハウス
(moon child's tea house)

プロローグ

月子/つきこのティーハウスは、市街地から離れた山間にある
風返しの坂を上/のぼり、階段と舗装されていない道をさらに上がる

周囲は雑木林に囲まれる
近くには大きな楠があり、ティーハウスを見守るように茂っている

天気の良い日は木漏れ日が眩しく、日差しは穏やかに地表を温める
夜の林は深い闇へと変わり、遠くからは川音が聞こえる

深夜の風は木々の葉を揺らし、ザワリザワリと音をたてる

ご一読ありがとうございました

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お知らせです Jan.15/2025 星の銀貨?

2025年01月15日 | お知らせです

皆さまこんにちは
いつもお世話になっております


(あさひが綺麗です)

本日午前中は
goo blog さんへのログインが出来ませんでした
原因は分からないのですが
投稿が遅くなり、たいへんご迷惑をおかけいたしました
お詫び申し上げます

作年末に家族が親戚の家へ行きました
ご挨拶が済みしばらくすると
金庫の開け方が分からないので
助けてほしいと言われたそうです

金庫は簡単に開いては困るのですが
ダイヤル式の耐火金庫は開けるのが難しいですね
でもマニュアルを確認して無事に開いたのです
多額の現金などは無かったようですが
大切な書類などが保管されていたようです

その中に記念コインが入っておりました
帰宅した家族は
ぼっちで留守番をしていた私に渡してくれました
よく見るとそれは銀貨でした

星の銀貨  

平成五年/皇太子殿下ご成婚記念/5千円とありました
一生豊かに暮らせる額ではありませんが
家族と私はしばらく眺めてしまいました
こういう事ってあるのですね


(どこかで繋がっている?)

Jan.15/2025
前回は「メタバース美術館 」を
ご覧下さりありがとうございました
今回は月子のティーハウスのぬりえの改善作業を行います
これより編集作業をいたします
終了しましたら投稿をさせて頂きます
どうぞお気軽にお読み下さい


(池が凍っております )

コメント (2)
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