ゲームは１日１時間……で終わるはずがない

　私が子供の頃、ハドソンの高橋名人が『ゲームは一日一時間』って言っていた。
　今は高橋名人はハドソンの社員でなく、またハドソンという会社自体も吸収されて無くなってしまったが。

　ゲーム機がファミコンしかない時代であれば、『ゲームは一日一時間』が通用したかもしれない。
　しかし現在ではそれは難しそうだ。

　ニンテンドーDS、PSP。携帯機が普及して、いつでもどこでも、通勤電車内でも、寝床の中でもゲームができるようになってしまった。
　また、パソコンや携帯電話が社会に浸透して、今や誰もが四六時中画面を覗き込んでいる。

　こんな状況で、子供にだけ「画面を長時間見ていると目が悪くなるからやめなさい！　ゲームは一日一時間！」と言ったとしても、子供が素直に従うはずがない。
　だからといって、好きなだけ子供にゲームをやらせたとしたら、目も頭も悪くなるのが必定。
　さて、どうしたらよいのだ？

　各家庭でルールを作って、それを守るよう子供に言い聞かせるしかないかな。学校にゲームは持っていかない、夜の○時過ぎたらゲームしない……とか。
　すると今度は、大人もルールを守らないといけなくなるのだが。