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スターフォックスの一ファンのブログ

15人

2016年05月31日 23時42分33秒 | おすすめの本
 『十五少年漂流記』ってさー。

 15人、なんで少年ばっかりなんだろうね。
 なんで少女はいないんだろうね。


 女の子がいたほうが良かったなー。

 そのほうがもっと、人間の醜い部分がたくさん見られて面白かったと思うよ。


 ……ブラックジョークごめんなさい。
 ちょっと、邪悪な気分から抜けらんないの。


 『十五少年漂流記』の作者はジュール・ヴェルヌだけど、彼の小説は、みな男が活躍するものばかり。
『海底2万マイル』も『地底旅行』も『神秘の島』も、冒険に出るのはみな男。
 ヴェルヌがそういう嗜好だったのか、そういう時代だっただけなのかは、私にはわからない。

(ちなみに『神秘の島』は、東京ディズニーシーの「ミステリアス・アイランド」の名前の由来)

 時代といえば。
 15人の少年の中に、一人だけ黒人の男の子がいる。
 少年たちは、島に流れ着いたとき、自分たちの中から大統領を決めようとして、選挙を行う。
 ところが黒人の男の子だけには、選挙権がない!
 子供心にも、これは衝撃だった。


 『十五少年漂流記』は、少年たちがおおむね理知的に行動して、全員そろって島から脱出することができた。
 それと対照的な物語が『蠅の王』。
 どんな内容なのかは、ご自身でお確かめください。

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