![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_wel.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/nezumi.gif)
又遅くなってしまって バス停まで着くと
白黒のねこが きょとんと 定位置に座っていた
まだ帰る人達が 結構いたけれど 誰も気にしていなかった
私もとりあえず 近くの スーパーへ寄って
家の買い物と 猫の好きなものを買ってこようと
やっと買い物を済ませて バス停に行くと ≪あれ ねこちゃんいない≫
どちらにしても ひとつづつ袋に入ったカリカリ餌を 例の餌入れバケツにいれた
その中には いつもタクシーさんがあげる カリカリ餌が入っている
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0d/ae/50e2a05c6a0208dab5e9e6c6ff8c4f8d_s.jpg)
そうして 次のバスの時間まで ベンチに座っていると
又白黒ねこが ちょこんと やってきた
急いで 買い物袋から かまぼこを出して 適当に手でちぎって
出ていた皿に のせた
これが 残りのかまぼこだよ 全部は食べれないと思って ちぎらなかった
あとで全部 ちぎれば良かったと おもったけど。。。
ベンチで見ていると 白黒は そのまま去ってしまった
そこへ タクシーさんの運転手さんが来て 二人で
≪なんだ これは
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/eq_1.gif)
≫ って話してるので
急いで そこまで行って ≪あの 私がかまぼこを入れたんですけど≫
≪餌をやってると 駅員に結構怒られるんで ≫ と
≪ああ すみません とって捨てましょうか
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ee_3.gif)
≫
≪いやいや いいよ あいつら又きてきっと食べるだろうよ≫
≪子供が二・三匹いるから 食わせるだろう≫
≪えぇっ そうなんですか
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_5.gif)
でもあの子って子供の方ですよね≫
≪いるよ 子供 二・三匹≫
≪へぇ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kuri_3.gif)
そうなんだ じゃあすみません≫
そう言って ベンチに戻って見てると
あっ 白黒が皿の所に行って かまぼこを加えて ロータリーの茂みに
あっ 持っていった
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ee_3.gif)
食べてくれるんだ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_4.gif)
その時 バスが来たので 発車するまで見ていた
するとバスの横を 白ソックスのねこが どこから現れたのか
かまぼこを加えて 前に追いかけて写真を撮った方向へ
小走りで どんどん走って行った
私はやっと 全部の物語が 見えてきた
あの頃 白ソックスは お腹が大きかった気がした
そう言えば今日は すっきりというより痩せている 子猫を産んだんだ
あの白黒が かまぼこがあるよと 知らせたんだ
それで白ソックスが かまぼこを取りに来たんだ
きっと子猫に運んで行ったんだ
小走りで一生懸命に かまぼこを加えていった
私はおもわず 感動で涙が出そうになった
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_3.gif)
≪これは 前に撮った写真だよ お腹大きい時ね≫
できれば 追いかけた この草むらに
箱でも置いて 暖かい毛布を敷いてやりたいと 真剣に考えるくらいだった
一生懸命 一生懸命 かまぼこを加えて走る姿に感動で 胸がキュンとなった
それほど 白ソックスの親の愛情が 愛おしかった
古い写真ばかりでごめんなさい
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_thank.gif)