サイコパス☆ランチ

40代の新米パパ・1級建築士で宅地建物取引士【ゆりかご打法・中川修一朗】が、住宅関連を熱く語る暴走日記

山手線から…

2006-04-03 22:02:13 | 建築でバンザイ★
はっきりと形を見ることができる【百人町】の住宅が段々でき上がってきました

敷地の周囲が駐車場である為、日当りも良好のこのお家 私用で山手線や西武新宿線に乗っているときも必ず見るようにしています

自分の家が電車からはっきりと見て取れるって、子供の頃とかなんて特に自慢だったりしますよね~ 友達と電車に乗ってて「ほらっ、あれが僕の家だよっ!」みたいに


ご家族のお施主さんの場合には、お子さんが喜ぶような細工を仕掛けたりもします

以前やった外壁のデザインの話…外壁の一部分で三日月と満月を組み合わせました 三日月は吹付け色で表現し、満月は丸型のFIX窓です。

明るい昼の時間は三日月だけが外から見ることができますが、夜になって部屋の電気がつくと満月がぽっかり浮かぶ…ってな感じです

自分ではアラビアンナイトみたいなイメージで遊びのエッセンスを取り入れたのですが、その施主のお子さんが小学校を卒業するくらいまでは【お月様の家】として知られ、お友達が遊びに来るだろうなぁ~なんてドラマを頭に描いたりしました


取り様によってはメルヘンな感じにも聞こえると思いますが、そこはデザインや色使いをどうするかによってメルヘンな感じにしないで済みます

大事なことは、その住宅にどんなドラマ性を持たせてあげるかと言う事で、そのドラマには時間軸によって変化する演出をどう彩るかが重要になるかと思います


この百人町の住宅に於いても…施主のお子さんが友達に自慢できるような住宅で、施主のご夫妻がお友達を招きたくなるような家にしたいと思っています