2日前のクラウンワゴン弄り内容です。
当日の作業時間としては、実作業3時間ほど、接着剤を求めて炎天下を徒歩でさまようこと1時間強です。
私のクラゴン君は、今年の春に右後ろ扉のパワードアロックが作動しなくなりました。電装系の故障となります。
電動ロックが利かないだけでノブ操作での手動ロックはできるのでそのままにしていました。
でもね、今まで集中ロックになれてしまった者にとっては、車体から降りるときに右後ろ扉のロックし忘れがないかといちいち確認したり、買い物して荷物があるときに運転席ドアを開錠してからなにげに後ろドアから荷物を入れようとしたら鍵かかって開かないってムッとすることがあったりしたんです。
つまり、便利機能に順応したバカ脳はプチ不平を述べてるのです。
まあーそんなのも半年もすればこの扉はパワーロックダメというオペレーションを覚えるだろうと理由をつけて放置プレーでした。
スバル弄りが中断して時間あるし、数日前にクラウンワゴンのバックドア鍵修理したところだし、鍵繋がりってことでクラウンワゴンの右後ろ扉も分解してみるかという気分になったのです。
サクサクと扉内張りを外します。4ナンバー構造変更車検際策のときと、スピーカー交換しているときに外したので3回目の内張り剥がしとなります。
ここでつまづきました。
灰皿のランプが取り外せません。どうして?どうやて外すのん?
こんなチャチィコネクタのやつ丁寧に外さないと割れそうだぞ。って前回も悩んでいるはずなのですが記憶に無いぞ。
悩むこと20分どうしても抜き方がわからないので千切れてもいいやーと勇気をだして真っ直ぐ引き抜いたら外れた。
プチ弾力のある樹脂素材ソケットが差し込まれているだけだった。今回はブログに記録残すぞ。次回分解するときサクサクだぞと願いたい、でもバカ脳はきっとおなじところで同じように悩むのだろう。
扉鉄板に貼られているビニールをめくって内部を覗き込みます。
ロックモーターが遠くにあって棒でしゃくる仕掛けだろう。その棒リンク部分が外れているんだろうと思っていたのですが違った。
ドアロック機構にロックモーターが貼り付いていた。
電動ロックを操作したい。運転席でON/OFFするが腕が伸びるわけではないので操作しているときの扉内部を見れないじゃん。ルフィーになれたらいろんな仕事が速いのになー。
気温が暑くて熱中症間際のバカ脳は簡単なことに気づきませんよ。
ふーっ。どうやって確認できるかなーって日陰でクールダウンしていたら、扉のキーシリンダーを操作したらいいことに気づく。バカ脳ですね。
後ろ扉を開けてと扉の内側から身を乗り出せば運転席扉の鍵穴まで手が届くじゃん。鍵を扉のキーシリンダーに差し込んでオンオフを繰り返します。
作動状況を音と振動で確認すると、ロックモーター内部でカチョカチョと作動音があるが、ロックモーター連動のその他の駆動箇所はまったく微動だにしない。
つまり、ロックモーターのブラックボックス内部でなにやら故障しているか、ロックモーターからのリンク箇所が完璧固着しているのどちらかって考える。
扉内部メカを取り出します。まさか扉外側の取っ手まで取り外すことになるとは思わなんだ。外取っ手を取り外すさいにネジを扉内部に落とさないように冷や汗ダラダラです。って冷や汗以前に気温が暑すぎて汗だく汁だくドロドロでしたけど。
パワーロックのブロックボックスを凝視します。
「AISIN」マークと、「5K09」と白色プリントされているだけで、部品番号のようなものは記されてませんね。
この状態にて手動のロック棒をシコシコと動かして鍵メカ部分の動作を確認します。なるほどそんな動きにてブラックボックスのアームと繋がるのかとわかります。ついてはブラックボックスから先の駆動部分に不具合はなし。ブラックボックス内部の故障と決め付けました。
どうせ故障しているんだし、ブラックボックスご開帳してやれ。
目視確認にて接点部分が荒れている箇所があります。
見えているギアに関しては刃欠け無しと判断します。
この状態だと接点不良ってことかなーと思いつつ、ギヤを手でぐりぐりと回します。
大きいギヤが中立位置を保持するように自動で戻るタイプで、左右どちらにもギヤが回ります。ギヤの回転にあわせてスイングアームが左右に動くことでブラックボックスから飛び出ているリンク部分を動かす仕掛けてす。
ふーむ。問題なく駆動しているように見えるんだけどなー。アームをいっぱいまで動かしてからさらにギヤを送ってみたら、カツカツと空回りした。えっ、ギアは滑ってないよ。
では、ギヤ部分が回らないようにスイングアーム動かないように指とつまんでおいて、ブラックボックスから出ているリンク部分を動かすとカツカツと音がしてリンク棒が動きよる。
そうなるとリンク棒とスイングアームの連結部分に問題あり。
グリスを徹底的に掃除します。ドライヤーでちょっと炙って暖めてから強力パーツクリーナーで掃除したところ現れたのはこいつです。
スイングアーム根元のシャフトカシメ部分にて樹脂が割れてます。
ここが空転することで動力が伝わっておらずパワーロック作動せずです。
中央の金属シャフトが抜けないかと試みるがカシメ固定されているもので簡単に取り外せるものではありません。
どうすっかなー。空転しなければいいんだよなー。
こんなのを持ち出します。
金属シヤフトに貼り付いたらいいんだよ。どうせ故障しているんだよ。だめもとだよ瞬間接着剤で固定してみたれ。
接着剤の蓋をあけて目薬投下って...。投下じゃーって握って....。
あん?うん?えらい硬いじゃんか?
瞬間接着剤が固まっていて使えません。
手元に他の瞬間接着剤ないよ。
ここまで犯人追求しておいて対策修理しないで組み戻すのシャクじゃん。なにか手を打って試してみたいじゃん。って思うのは激貧精神でしょうか?
瞬間接着剤を買いに行けばいいのですが車の扉をとめることができないのクラゴンに乗っていくことができません。
いいもん近所のコンビ二に瞬間接着剤買いに徒歩で行ったらいいんだろ?
広げている道具をガレージに片付けて、クラゴンの扉がロックできないので運転席側をガレージシャッターにべた付けして放置です。
テクテクと10分ほど歩いてコンビ二到着。ゼリー状瞬間接着剤しか置いていない。
ちがーう。液体シャブシャブの瞬間接着剤が欲しいんじゃー。
続けて10分ほど歩いて別コンビ二へ....
液体とゼリー両方取り扱っているが液体が空だ。店員に確認すると売り切れとのこと。というか売り切れに今気づいたとのこと。今から発注して翌日に入荷できると思う。ってもうええわ。
3件目のコンビ二まで15分ほど歩く。やっと入手できた。散財429円って高ーっ。
てくてくと炎天下の中を作業着のくたびれたオッサンが歩いてガレージに戻ります。
瞬間接着剤を入手するのに1時間以上かかりました。それも汗だく汁だくドロドロです。
はい目薬たらしますよーって施工は一瞬ですよ。
ギヤ周りにはウレアグリスを入れました。
接点スイッチの荒れているところはサンドペーパーで研磨してからウレアグリス塗っておきました。
ブラックボックスを元のように組み戻します。これで故障箇所の対策修理できていると思う....。
さあーついで仕事します。
内張りのいたるところに錆が発生してました。
カーテシーライト(足元灯)のフレーム部分です。
簡単に取り外せるので、取り外して錆取りのうえでジンクスプレーしました。
パワーウインドウスイッチの裏側も錆びてますよ。
サッシ枠部分も錆びてます。
こいつらは取り外すのが面倒になった(瞬間接着剤入手のために炎天下の1時間ほど移動でクラクラ精神力なのと、もう夕方で蚊の襲来が怖い)のでこのままでサンドペーパーで軽く錆取りしてから錆転換剤を塗りました。
あとは、各パーツを組み戻しです。
なにごともなく組み立て完了。
さあー、パワーロックの作動はどうよ。
「カツン」って調子良く作動するようになりました。
これで後扉のパワーロック対策修理完了とします。
接着剤でとりあえず対策なのでまた剥がれるでしょう。そのときまでにこのブラックボックスを入手したらいいんだけど、部品代がそこそこするんだろうなー。
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