スザクが青竜でない訳。
いつものようにアーニャは『ジノに襲われたスザク』、スザクはこの題名を否定したいらしいが、を写した。
さて、そこで一度携帯を閉じかけたが、ふと思いついてネットを見た。
「順番、違う」
淡々と語るアーニャ。アーニャの言葉より携帯の画面は多くを語った。
東 南 西 北
青竜 朱雀 白虎 玄武
そう、順番からいけばスザクは青竜であるはずである。
「うん、それは僕も子供の頃不思議に思ったよ。家の執事に聞いてみても教えてくれないし」
ここで冷たいお茶が来たので、スザクは一息入れた。
「兄がいたのかもしれないと、10歳頃に思ったよ」
「スザクの兄貴か。うーん強そうだな。ぜひやりあいたいな」
ジノには予知能力は無い。
だから、367が揃って行った中華で自分の希望がかなうなど、まるっきり知らなかった。