小麦句会 on blog

俳句「麦の会」の句会のひとつです。 ネット句会を月二回行っています。 この句会は誰でも参加できます。

第360回小麦句会投句一覧(6/23選句締切)

2017年06月16日 21時42分35秒 | 15日句会

こんばんは。

紫陽花が萎れそうな天気ですね。

朝晩の水やりが大変です。

さて投句一覧です。


兼題:雨

咲きだして雨にぽかんと百合の花 
夏つばめやさしい雨が似合う町    
妊娠か仕事か迷い梅雨に入る  
候補者のマイクの遠吠え通り雨  
ぬかるみを跳んでぬかるみ五月雨るる  
ほろ酔ひのまさか付馬梅雨の月   
梅雨入絵か呑み聞く君の帰りいつ  
雨宿り一会の人とかき氷  
禅寺の灯りぼんやり雨蛙    
五月雨や山は田水に煌めいて  
雨乞の輪読太鼓乾く音  
雨宿りは逢いのきっかけ額の花  
雨上がる木苺の熟れ横に見て  
紫陽花の風が雨雲遠ざける  
夏の雨未完小説読みはじむ  
庭先に靴並べ干す梅雨休み     
待ち人の来ない梅雨の有楽町   
五月雨や「微笑み」と言ふ曲がある  
千年の銀杏の青葉日照雨去る  
 
テーマ:快適
屋並み消え平らな風にのる蜻蛉    
夏の蝶快適な庭に来ると言ふ  
風呂上がりビール飲みつつプロ野球  
茄子の花敷き詰め付きし那覇の砂  
空調のセッティング良し更衣  
初夏の道ペダル踏む風耳に来る  
〝ハイネツケン〟一声のあと澄まし顔  
振舞いのビール太鼓の音響く  
青嵐水琴窟の音を乱す  
通勤はグリーン車の二階外は梅雨
読みかけの雑誌めくれて夏座敷  
日の入りて泥土落とし手に麦酒  
疲れ目に青田の連なる特急車   
風の道遮るものなき夏座敷 
ぽっちりとトマトの小花朝が来た  
噴き上げの水が日に飛ぶ風に飛ぶ   
六月の風入れ尾瀬を想ふ朝  
餞別の栞を挟みハンモック  
夕立過ぎ炭酸水の一気飲み  
 
雑詠
漱石をななめ読みせしきららかな  
ラジコンの船に素足のすね捲くる   
麦秋の雨撫で肩に夢二の絵  
田植機もいつか無人になるだろう  
天使魚四角四面に生きており   
ハンガーで造られし巣や鴉の子   
水を得て蛙鳴くなり窓開けむ  
ででむしやイエローインク届きけり  
甚平着て顔に堅固と書いてみる  
渋いかな夜な夜な夜な夜な蚊いぶし  
散歩道蚕飼いの名残り桑苺  
夏の日が真上年金受け取りに  
雨の向こうに原発がある夏の鳶    
ロープウエイ揺れて池塘の水芭蕉  
へぼ胡瓜並べ路地裏何でも屋  
ハンカチを握りしめたる舞台かな 
ジーパンのほつれそのまま桜桃忌  
桐の花眠りを誘う郷の音  
きっかけは鳥の羽搏き真夜の雷  
 
★★★
 
選句数(6句選です。)
特選◎1句
並選〇5句
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もちろん選外の句で気になる句がありましたら、コメントしてください。
 
まきえっとあてメールで投句してください。
makietto@nifty.com
 
締切:6月23日(金)24時
 
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