小麦句会 on blog

俳句「麦の会」の句会のひとつです。 ネット句会を月二回行っています。 この句会は誰でも参加できます。

第384回小麦句会投句一覧(6月22日選句締切)

2018年06月16日 20時56分48秒 | 15日句会

こんばんは。

お待たせいたしました。

4年に一度のサッカーが始まりましたね。

兼題:柱
父の日や大黒柱の照れ笑い  
電柱も赤きポストも五月雨るる 
白日傘柱暮らしは差が広し 
梅雨の雷お城にも欲し心柱     
橋柱をS字に抜ける蛍の灯  
立ちそうで立たぬ茶柱父の日や  
電柱の影黒ぐろと蛍狩 
夏の月太き柱の深き傷  
四股踏んで柱突いては昼寝して   
草野球投打の柱こけた夏 
木製の柱失くして街青葉      
青梅雨や柱時計の鳴る駅舎  
適塾の柱滴り知と情と       
あさがおの支柱を作る朝涼し
蚊柱の向こう徳川家別邸   
無造作に柱にかける夏帽子  
睥睨す電柱にのる夏鴉                 
中心の柱を蟻が下りて行く  
茶柱の立つ退職日百合真白   
 
テーマ:開く
蟇の鳴く闇に包まれ山の宿           
籐椅子の一言ずつの会話かな  
てのひらをそっと開きて夕蛍  
梅雨晴や傘を開きて天日干し
山鳩のグゥグゥポッポー合歓の花   
朝日ジャーナル終刊号の黴臭つさ   
全開の木造校舎枇杷の風       
ガレージにすっと舞い込む燕の子  
梅雨晴間家の空気を入れ替える  
戦端を一気に蜜蜂熊ん蜂  
ボート漕ぐ開襟シャツの美少年
水平か母屋から蚊帳も開閉す 
梅雨に入る開かれて行く操作盤 
”ほ”と聞こえそう埴輪の口開く桜桃忌  
山開き姿はなやぐ登山口  
黒南風のマーチ帆船フェスティバル    
胸開きぞろつぺ洗ふ梔子の香  
雲中の富士に合掌山開 
水中のカバの瞬き夏の雲  
 
 
雑詠
くらくらと魔性の匂ひ笊の梅 
遠浅のシューノーケリング夏の味
鶏が水飲む姿見る日永  
御仏の前の殺生蝿を打つ 
支持基盤雷雨にほどけて行く物が  
あかつきの蟻雨樋をさかのぼる  
丈長き竹のくつべら太宰の忌   
水音の闇に吸われて蛍狩  
逃避行唆せしは恋蛍                      
虹のもと核化非核化友の字に 
脳神経外科の検査着梅雨湿り  
売り物にならぬ苺の甘さかな  
白南風の礁を洗ふ波がしら 
不揃いの山百合白き自立心 
父の日のご褒美お墓に掌を合わす   
帽子濡らす夏霧パンの焼ける村       
夜もすがら田が舞台なる蛙かな  
老人の家出願望雲の峰         
 
★選句要領
 
★選句数
6句選(うち特選1)
選外のコメントも受け付けます。
 
★締切
6月22日(金)24時
 
★当番(投句先メルアド)
makietto@nifty.com
 
↓選句前に再度確認しましょう。
☆カテゴリーにある小麦句会への参加方法をクリック☆よくお読みください。


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