小麦句会 on blog

俳句「麦の会」の句会のひとつです。 ネット句会を月二回行っています。 この句会は誰でも参加できます。

第396回小麦句会投句一覧(12月22日選句締切)

2018年12月16日 15時45分01秒 | 15日句会

こんにちは。

12月ってこんなに寒かったかなと思ってしまいますね。

ご参加ありがとうございます。

兼題:銀

柔道や胸に冷たき銀メダル 
色放つ銀のさざなみ冬の湖  
銀鮭にまぶす粗塩暮早し  
擦切れの銀色セエタ青春史 
銀巴里にシャンソンありし碑聖樹立つ 
人生は片道切符冬銀河  
銀幕に完の字浮けり年つまる 
銀のボブ揺らすチェリスト年つまる  
冬の虹消えて夕雲銀色に   
冬銀河滅びの声が聞こえ来ぬ 
一つ得てひとつ失う冬銀河  
銀の泣く盤面いつの間に雪に   
寒灯田舎銀座の歓楽街  
銀色に嫉妬は出来ぬ寒き風  
銀だこと闇汁滋味や床談議 
銀の匙浮かぶ湖山は雪  
 
テーマ:干支
煤払い土鈴の干支の並ぶ棚  
その中にいない猫なり漱石忌  
また数へ直す霜夜の羊どち   
亥さ年始過信ね指し師の胃 
一族に十二支揃う御慶かな   
猪や看板にある住所かな   
牡丹鍋囲み婚活山の村 
賀状書く一筆書きの干支添えて 
産み月は亥年如月毛糸編む  
子を追ひて生き続けるや野良寒し   
十二支の神を巡りて年新た   
猪が噛む犬の尻尾や去年今年 
年齢も干支も明かさぬ雪女郎        
木を添えた年の一文字亥が核  
来る年は猪突猛進老いの意気  
乱心の老犬瞼戌送る
 
雑詠
シリウスや翳せば蒼き獣の眼  
威を張り合うことなき冬の流星群   
幻灯の廻る現し世咳一つ  
山茶花散る小さきことは捨てておく 
絶滅の鳥の剥製冬の星  
落葉道いつも追われる音のして  
待合室のスターは白寿室の花        
空っ風地球の軸に自分置く  
窒素カリリン酸冬の蝶一途  
仲間キス軒揺れ雪の隙間かな 
冬泉や詩人の妻の小さき碑    
湯に遊ぶ柚子を胸乳に囲い込む  
風呂吹や白つぱくれも慣れし身に 
落葉吹き飛ばし庭師の送風機   
凩や着る物少し変えて行く  
鮟鱇の口から逃げる命かな 
 
★選句要領
 
★選句数
6句選(うち特選1)
選外のコメントも受け付けます。
 
★締切
12月22日(土)24時
 
★当番(投句先メルアド)
makietto@nifty.com
 
↓選句前に再度確認しましょう。
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